Fintokei大会、予選は突破して本戦で散った──判断ログと、リベンジまで含めた本音
Fintokei主催「トレード・ワールドチャレンジ in Japan 2026」に参加しました。
きれいな入賞話ではありません。
予選は突破した。本戦は開始直後に散った。
そのあと、サブ口座でリベンジして、ちゃんと焼かれた。
順位自慢でも、自己嫌悪ショーでもありません。
見るのは順位より、次の三段です。
予選では「突破条件」に合わせてリスクを設計できた
本戦では、スマホの即興判断・大きなロット・コスト余力不足で失格した
失格後は、口座分離を越えてリベンジ衝動が別口座へ移動した

同じ人間の、同じ大会の話です。
「手法が急に下手になった」ではなく、条件・サイズ・熱の置き場が変わった実録として書きます。
この記事の結論も先に。
今回の大会は、通常運用とは別ゲームであり、参加した価値はあった。
ただし、この記事は勝ち方を示すためのものではありません。
自分がどこで崩れたかを振り返り、本命口座への波及を防ぐための判断ログ、ケーススタディという位置づけです。
そのうえで一段だけ踏み込むと、
口座を分けるだけでは不十分で、失格当日は遊び口座も閉じるところまでルール化する。
自分は今回、メイン口座(ロジカル)で取り返しにはいかなかった。分離は最低限そこでは機能した。
でも失格の熱は、サブのエンタメ口座にはしっかりと移行した。
「分けたのに、なぜまだ燃えるのか」——その判断ログです。
決勝はまだ先に続く大会ですが、自分の参加ストーリーは本戦失格で一度区切れているので、途中経過の実況ではなく、予選→本戦までの実録にします。
📝 大会を腕試し半分・運試し半分として整理した総論はこちら。今回はその一般論の“実物”です。
→「トレード大会で表彰台に立った時、実際に何をしていたか」── 腕試しと運試しの境界線
こんな人に読んでほしい
トレード大会に興味はあるが、出る意味が分からない人
出てみたが、すぐ飛んで「自分がバカだった」で終わりそうな人
大会と通常運用を混ぜてしまいがちな人
口座は分けているのに、リベンジだけ止められない人
「短期間の大会=ギャンブル勢が得をするのでは?」が引っかかる人
大会の概要──トレード・ワールドチャレンジ in Japan 2026
自分が把握している大枠です。変更があり得るので、参加時は必ず公式を見てください。
Fintokei主催のトレード大会で、初期資金1,000万円のデモ口座を使って利益額を競います。参加費は無料。
予選→本戦→決勝の三段階で、各ラウンドに突破条件と賞金があります。
規模
予選参加者:約10,035名
本戦進出:約1,821名
初期資金:1,000万円のデモ口座

予選の大枠
MLL:初期残高から-10%で失格
DLL:なし
最低取引日数:5日
突破条件:終了時点で+4%以上

本戦の大枠
MLL:-10%で失格
DLL:前日有効証拠金から-5%で失格
最低取引日数:5日
決勝進出:本戦終了時の利益額 上位20名
前回大会から何を変えたか
先に恥を書いておきます。
ほとんど変えていない。深く考えていない。
本戦で雑にリスクを取って散る、という結果はほぼ同じです。
前回は「最後の賭け」で散った。今回は「最初の賭け」で散った。
タイミングが違うだけで、構造は近い。
温度感はこんな感じでした。
ガチで賞品を取りに行く設計でもない
かといって、検証用に厳格なルールを固定したわけでもない
「適当にやって、YouTubeライブのネタになればいいや」
敗因の入口は、たぶんここです。
テクニカルの精度以前に、大会に何を取りに行くかの設計が雑だった。
銘柄はいつもの延長で、貴金属と米株価指数が中心。道具や手法の話はしません。
見る場所の解説が目的ではないので。
では、その雑さの中でも予選はどう乗り切ったのか。
予選──突破条件だけを取りにいった
予選の作戦はシンプルでした。

賞品圏(上位)は最初から狙わない
突破条件の+4%を満たしたら、そこで終了する
無駄に伸ばしてMLLに近づくゲームにはしない
短期間の上位争いは、どうしても張る比重が上がりやすい、というのが自分の経験則です。
そこに付き合うのが目的なら別ですが、今回の自分は通過枠が目的だった。
結果、予選突破時の順位は1,192位。+4%付近で条件を満たして抜けています。


予選時のポジションの動きは、こちらに残しています。
勝ち方の解説ではなく、+4%の通過条件までどうリスクを置いたかの記録です。
🎬 予選ポジションの記録

突破目的なら、リスクの置き方を目的に合わせられる
予選は約1万名中、本戦に乗ったのが約1800名強。かなりの割合が予選で落ちる場です。
その中で、突破が目的なら、最初から MLL いっぱいまで振る必要は必ずしもない。
自分はおおよそ 1トレードリスクを5%前後 に置き、+2%を取りにいく形を意識しました。
リスク5%・利確2%の場合、コストなしのランダムウォークと仮定すれば、+2%へ先に届く確率も自分の勘ではざっくり70%になる。
この勘が正しければ、独立に2連勝できる確率は約50%で、スプレッドや相場特性で若干変動。
つまり、長期を想定した精緻な期待値ではなく、少ない勝ち数で+4%に届かせるための短期突破型の雑な設計を優先した。
という事です。

ここは突破自慢ではなく、
目的が“突破”なら、リスクの置き方を目的に合わせられる
という実例です。
予選に DLL がなかったことも含めて、条件に合わせて行動できたパターンです。
手応えは薄い
正直、手応えという感覚は薄いです。
真剣勝負のスイッチを、予選ではそこまで深く入れていなかった。
「実力を証明した」とは書きません。
やったことは機械的で、突破ラインが明確で、デモで自己資金ゼロでも、サイズを載せればハラハラする。
利が乗ると、載せているリスクが大きいほど切りたくなる。
大会に限らず毎回思いますが、
握る/切るのストレスは、お金の出所がデモでも消えない。
自己資金のリアル口座が難しいのは、やっぱりテクニカル以前の問題だな、と再確認しました。
予選中、本線のメイン(ロジカル)口座はどうしていたか
エントリーしていない。
理由は次のとおりです。
大会と通常を取り違えたくない
気づかないうちのルール抵触が怖い
とくに他業者を含む複数口座間の両建ては、悪意がなくても事故りやすい
これ、大会ではなく通常時に知り合いが実際にやらかしています。
悪意はなく、うっかり。でもBANになった。
ただ、その知り合いの場合は試験代が返金されたそうです。
条件付きで継続か、返金後の利用停止か、選択肢があったとかなかったとか。
厳しいが「雑な業者対応」ではない、という信頼感は自分の中に残っています。(全員に同じ対応か、条件の詳細までは断定しません。公式と個別確認が前提です。)
メイン口座を止めておくこと自体に焦りはなかったです。
ただ、大会口座への雑な姿勢に少し影響した可能性はあります。
「どうせ大会口座しか動かせないし、ちょっと遊ぶか」みたいな。
結果として、その「ちょっと遊ぶか」が本戦での崩壊の伏線になった可能性はあります。
📝 本線と遊びを混ぜない設計の全体はこちら。
→ 「口座を分けろ」──ギャンブル中毒の元パチプロが作った、ロジカル口座とエンタメ口座の全設計
予選を抜けた時点では、まだ崩れる要素は見えていなかった。
本戦──開始直後、「ウゲッ」で終わった

本戦に入った瞬間、ルールが少し変わります。予選にはなかったDLL -5%が、はっきり効いてくる。

自分はそこで、雑でした。
コインランドリーでポジったゴールド
自分はヴィンテージのTシャツを育てるのが好きで、まとめてコインランドリーに洗濯に行くことがある。
その待ち時間にスマホを開いた。
アラートも見ていない
LBCも確認していない
環境認識も上位足もない
スマホの画面上で判断できる要素だけで、XAUUSDをポジりました。
生活の隙間の、出来心に近い入り方です。
余力の薄いロット設計
予選は「+4%を取って通過する」ことが目的だった。
でも本戦は、利益額で上位20名に入らなければ決勝に進めない。
そこで、上を取りにいくために損切り幅を狭め、その分ロットを積んだ。
狙い自体には理由があった。
ただ、DLLギリギリまで使う設計にした時点で、スプレッドやスリッページを吸収する余白はほとんど残っていなかった。
維持率はパンパン。
短期足で限界までロットを張っていた。
大会ルールには維持率に関する制限は見当たらなかったので、「DLLの5%ギリギリまで使える」と計算していた。
取引コストを加味して、だいたい4.5%くらいのリスク設計のつもりでした。
でも同時に、
滑ったら5%超えるかもな——という自覚はあった。
結果、スプレッドとスリッページで、約5.8%の損失→DLL超過で失格。

TACO発言があったかどうかなど、細かいことは覚えていない。
というか、外部要因だけで片付けない方がいい。
一次原因は明確です。
即興のスマホ判断
DLLに対して余力の薄いサイズ
「超えるかも」を薄く自覚したまま置いたLOT
その日に、それをやる必要なかった
散った瞬間、心の声が漏れた。
「ウゲッ!」

深い悟りも、映画のようなスローモーションもない。
ただの「ウゲッ」です。
大会口座は即時に使えなくなったので、その口座で粘る余地はありませんでした。
ここまでは、まだ「デモが溶けた」で済む話です。
失格後──リベンジは別口座に移った
大会口座は、失格した時点で即時利用停止になります。
だから、その口座で暴走する余地はない。
問題は、その後です。
失格の直後、サブのエンタメ口座を開いて、似たようなポイントからリベンジトレードしました。
当然、焼かれました。
金額の大小じゃないんです。
雑が雑を生むドミノ。満足するまで止まらない。
さすがにメイン口座でリベンジ、とはならなかった。そこは口座分離が機能した部分です。
ただ、分離は万能薬じゃない。
感情の行き先を移すだけで、衝動のエンジン自体は生きている。

ここから得た更新点は一つです。
熱くなった日は、サブのエンタメ口座も含めて、その日は全停止する。
まぁ、このような誓いは過去に1万回は立てているので、たぶん無理——という自覚付きです。
それでも、ルールとして書いておかないと、また同じドミノが起きる。
📝 崩れたあと、翌日に持ち越さない戻し方はこちら。
→ ルールを破った日、どうやって戻すか──負けた日の立て直し方と、翌日に自爆を持ち込まない再起動ルール
ここまでが自分の実録です。ここからは、大会そのものへの見方を書きます。
「ギャンブル勢が上位にいるの許せない」について
大会のたびに、SNSなどで見る意見があります。
ギャンブルトレードが上位ってどうなん?
Fintokeiの通常の方針(規律・継続)と矛盾しているのでは
気持ちはわかります。
真面目にコツコツやっている人からすると、「結局ギャンブルした方が勝つのか」と見えるのは、無理もない。
ただ、自分の感覚では、
別ゲームなら、別の最適化が並んでもいいんじゃないかな、と思っています。
パチンカスの視点で言うと、そもそもFX自体が、特に、少額資金FX、ハイレバを活かすような短期売買の世界では、構造としてギャンブル的な側面がかなり強く出ると思っています。
で、その大会というのは、パチ屋のお客さん同士で「2週間の出玉」を競っているようなものだというのが自分の考えです。

ヒキの強いおじいちゃんが優勝してもいいし、手堅く立ち回ったハイエナやプロが優勝してもいい。
他のFXのコンペも、期間が短いほど「ヒキとサイズ」の比重は上がりやすい。
前回の大会記事でも書いた通り、自分にとって大会は腕試し半分、運試し半分です。
運営側が参加ハードルを下げたプロモーションとしての合理もあるだろうし、そこに「通常運用の美学」だけをぶつけて消耗しても、あまり実りがないんじゃないかなと。
お祭りとして、そのルールでやるなら、そのルールの中で最大化すればいい。
紹介リンクを置いている立場でもあるので、持ち上げもしないし、逆に正義の批判者ぶりもしない。
自分の立ち位置だけ書きます。
参加無料なら、一回、脳汁側に振ってみるのもあり
その結果は、メインの成績表に載せない
お祭りの感想と、通常運用のサンプルは別ファイル
失敗したら見直すが、成功してもメインルールは変えない
最低限、本命口座に影響を出さない
自分は普段から、積む場所と張る場所を分ける前提なので、大会のノリ自体はむしろありがたい。
コツコツだけが正義とも思っていない。
ルール内で本人の目的に対して合理なら、それでいい。

大事なのは、大会のノリを通常口座に持ち込まないこと。
そこだけ守れば、参加は純粋にプラスだと思います。
ここまでが大会への見方です。
最後に、今回の実録から確認できたことと、次に残すルールを書きます。
確認できたこと、次に残すこと
判断ログとして残ること
予選は、突破という目的に合わせてサイズを置き、実行できた
本戦は、DLLという条件変更を、入り方とサイズに反映できなかった
本線でリベンジしなかった点では、分離の最低ラインは守れた
失格の熱はサブ口座に移ったが、メインへは飛び火せず隔離がしっかり機能した
感覚としては、やっぱり 真面目さと運が揃っていないとだめ だな、と思います。
運は操作できない。
でも、真面目さ——ここでは「条件に合わせてサイズとプロセスを置くか」——は自分で決められる。
次回やるとしたら
ギャンブルするか堅実にやるかは、まだ決めていません。
一つやったことがないのは、リアルタイムで大会口座を配信すること。
やってみたら面白いかもしれない。
通常運用に持ち帰るものは何かと聞かれると、一つだけあります。
運用ルールの更新

持ち帰る更新は、リベンジの節で書いた一点に集約します。
熱くなった日は、遊び口座ごと当日閉じる(たぶん無理だと自覚付きでルールに書く)。
中身の繰り返しはしません。書いた以上、次は守れるかどうかを見るだけです。
出て散った人へ、出てない人へ
リベンジで実損まで出した自分が言うのもなんですが。
参加費が無料なら、出る価値はある。
とくに、普段からまじめにトレードしている人ほど。
理由は、大会に出ると 自分がどこで崩れるか がかなりはっきり見えるからです。
通常運用だけだと、崩れ方がゆっくりで気づきにくい。
大会は期間が短く、ルールが厳しく、感情が動きやすいから、自分のクセが凝縮されて出てくる。
自分の場合は、「設計すればできるのに、雑にやると秒で散る」ということが、これまでの大会でも繰り返し見えています。
ここで見るべきは、勝ち方より崩れ方。
自分が崩れる条件を観察し、本命への波及を止める練習として使うなら、無料のお祭りは十分に元が取れる、と自分は思っています。
「全部同じ口座でやっていたらどうなっていたか」を想像すると、分離はやはり先に置く価値がある。
ただし今回も強く感じたのは、分けるだけで当日が完結するとは限らない、という点です。
📝 少額トレーダーがプロップを使うべき理由と、Fintokeiをロジカル口座にしている話はこちら。↓
やめなくていい。混ぜなければいい。
そして、
分けただけでも、まだ足りない日がある。そういう日は、遊び枠ごと閉じる。

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