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共通テスト2026年の変更点と対策。「文高理低」トレンドの真相をデータで解説


FAST-UP逆転塾の速上クリスティーナです。

先に、いちばん驚いた数字から出します。
2026年1月の共通テスト、物理の平均点は45.55点。センター試験時代を含めて過去最低水準でした。

情報Ⅰも56.59点で、前年から−12.67点の大幅ダウン。
理系寄りの科目が、そろって難しくなった年だったんです。

そして、この「理系科目の難化」が、受験の地図を静かに動かしています。
キーワードは「文高理低」。文系人気が上がり、理系が敬遠される流れです。

でも、この言葉、雰囲気だけで語られがちなんですよ。
今日は2026年の共通テストの中身と、2026年度入試で実際に何が起きたかを、データで正直に見ていきます。

この記事で分かること:

  • 2026年共通テストで本当に変わったこと(平均点の数字で確認)

  • 「文高理低」は実在するのか(志願者データで検証)

  • 理系が相対的に「穴場」になる構造と、2027年度入試での戦い方

雰囲気で「今年は文系が難しいらしい」と流してしまうと、出願戦略でチャンスを逃します。

まず数字で確認:2026年共通テストで何が変わったか

「変わった」と言葉で言われても、ピンと来ないですよね。
まず、主要科目の平均点を前年と並べて見てください。

🖼️ 2026年共通テスト 主要科目の平均点と前年差(2026年1月実施・確定値/河合塾ほか集計)

科目/2026年平均/2025年平均/前年差(100点満点、国語のみ200点満点)

情報Ⅰ 56.59 (前年69.26) −12.67
物理 45.55 (前年58.96) −13.41
国語 116.37 (前年126.67) −10.30
数学Ⅰ・A 47.20 (前年53.51) −6.31
英語リーディング 62.81 (前年57.69) +5.12

ここから分かることは、はっきりしています。

理系寄りの科目(物理・数学ⅠA・情報Ⅰ)が軒並み難化。
一方で、英語リーディングはむしろ上がっています。

合計で見ると、河合塾などの推定で理系型が603点(前年633点)、文系型が596点(前年620点)。
理系型のほうが大きく点を落としました。−30点と−24点の差です。

ここで、よくある誤解を1つ正しておきます。

「情報Ⅰが2026年に新しく追加された」と語られることがありますが、正確ではありません。
情報Ⅰが共通テストに加わったのは2025年度(初年度)。2026年はその2年目で、問題が本格化して平均点が大きく下がった、というのが実際です。

→ 2026年の変化は「新科目の追加」ではなく「理系科目全体の難化」。特に物理と情報Ⅰの落ち込みが、この年の受験生の動きを決めました。

「文高理低」は本当か:2026年度入試のデータで検証

ここが本題です。
理系科目が難化すると、受験生の動きはどう変わるのか。

答えは、2026年度入試(この春の一般選抜)の志願状況にはっきり出ました。

まず全体像から。
2026年度は、難関国立大が志願者を減らし、主要私立大が大幅に増やしました。
早慶上理・MARCH・成成明國武・日東駒専と、私大は全グループで志願者増です。

そして「文高理低」。これは大学ごとの学部別データで裏が取れます。

明治大学を例にすると、文学部が前年比109%、国際日本学部が110%、法学部が107%と文系が伸びた一方で、理工学部は93%に減りました。
早稲田大学でも、理工98%・薬94%・医84%と、理系学部で軒並み志願者が減っています。

→ 「文高理低」は雰囲気ではなく、志願者数に出ている実際の流れ。文系学部に人が集まり、理系学部の志願者が減った、というのが2026年度入試の現実です。

なぜこうなるのか。
理系は共通テストの理科・数学が難化して、国公立の二次まで含めると負担が重い。だから安全志向で「私立文系に絞る」判断をする受験生が増えた、という構図です。

📌 文系人気は「文系が得だから」ではなく、「理系の負担が重くなった結果」として起きています。だから文系志望が増えたぶん、私立文系のボーダーは上がりやすい。

逆に見えてくること:理系学部は相対的に「穴場」

ここからが、データを戦略に変える話です。

文系に人が集まって私立文系が難化する。
これを裏返すと、理系学部は志願者が減って、相対的に入りやすくなっているということです。

偏差値で見てみましょう。
MARCHの主要文系学部は、代表値でだいたい60.0前後。
一方でMARCHの理工系学部は、代表値で55.0〜60.0。学科によってはもっと下がります。

具体的に、河合塾の偏差値(2027年度入試向け)で入りやすい理工の学科を挙げると、

  • 青山学院大学 理工学部 電気電子工:52.5〜55.0

  • 法政大学 理工学部 機械工・電気電子工・創生科学:52.5〜55.0

  • 中央大学 理工系(精密機械工・電気電子情報通信工 など):55.0前後

文系の主力が60.0のMARCHで、理系なら52.5〜55.0で手が届く学科があるんです。

→ 「文系で偏差値60に届かない」受験生でも、理系(特に電気電子・機械系)なら同じMARCHブランドに入れる可能性がある。文高理低の年は、ここが大きな狙い目になります。

もちろん、これは理系科目(数学・理科)で戦えることが前提です。
文系科目が得意な人が無理に理系に行く話ではありません。数学・物理・化学にある程度めどが立つなら、理系学部は「同じ大学名を、より低い偏差値で取りにいける」選択肢になる、ということです。

📌 偏差値は「志願者の集まり方」で毎年動きます。文高理低の今は、理系学部の代表値が実力以上に控えめに出ているタイミング。学科単位で狙えば、MARCH理系は十分に射程です。

「自分の得意科目だと、文系と理系のどっちで受けるのが得なんだろう」って気になりませんか?

2027年度入試の受験生は、どう動くか

ここまでを、来年(2027年度入試)に向けた行動に落とします。

1つめ。私立文系志望なら、ボーダーが上がる前提で1ランク厚めに対策する。
文高理低で私大文系に人が集まっている以上、去年の偏差値表そのままで安心はできません。併願は多めに、安全校もきちんと確保しておきましょう。

2つめ。理系科目に戦えるなら、理系学部を選択肢に入れる。
さっき見た通り、MARCH理系は学科次第で52.5〜55.0。同じ大学名を、より届きやすい偏差値で狙えます。

3つめ。共通テストは「取れる科目で稼ぐ」設計にする。
2026年は英語リーディングが上がり、理系科目が下がりました。年によって難易は動くので、平均点の変動に一喜一憂せず、自分の得点源を厚くしておくのがいちばん堅い。

そして、忘れないでほしい入口がもうひとつ。
私大が難化しているいまは、一般入試だけが道ではありません。
指定校推薦・公募推薦・総合型選抜という、評定や活動で戦うルートがあります。

共テや一般が難化する年ほど、推薦・総合型を併走させる価値は上がります。
指定校・公募・総合型の違いは、姉妹メディアの推薦入試情報局でまるごと整理しています。

まとめ

✅ 2026年共通テストは理系科目が難化。物理45.55点は過去最低水準、情報Ⅰは−12.67点。合計でも理系型が−30点と大きく低下。

✅ 「情報Ⅰが2026年に新設」は誤り。導入は2025年度で、2026年は2年目に難化したのが正しい。

✅ 「文高理低」は実データで確認できる流れ。2026年度入試は難関国立が減り私大が全グループ増、明治は文系学部が伸び理工は93%に減少。

✅ 裏を返せば理系学部は相対的に穴場。MARCH理系は学科次第で偏差値52.5〜55.0。文系60に届かなくても、理系なら同じMARCHが射程に入る。

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今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
次回もデータで語ります。お楽しみに。

よくある質問(FAQ)

Q. 情報Ⅰはいつから共通テストに入りましたか?
A. 2025年度(2025年1月実施)が初年度です。2026年は2年目で、平均点が69.26点から56.59点へ−12.67点と大きく下がりました。「2026年に新設された」というのは誤りで、正しくは「2年目に難化した」です。

Q. 「文高理低」は本当に起きているのですか?
A. はい、志願者データで確認できます。2026年度入試では難関国立大が志願者を減らし、私立大は全グループで増加。学部別でも明治大の文学部109%・国際日本110%に対し理工学部は93%、早稲田大でも理工98%・医84%と、理系学部で志願者が減っています。理系科目の難化による安全志向が背景です。

Q. 文高理低の年は、どう出願すればいいですか?
A. 私立文系はボーダーが上がりやすいので、併願を厚めに安全校も確保するのが基本です。理系科目で戦えるなら、志願者が減って相対的に入りやすくなっている理系学部(MARCH理系は学科次第で偏差値52.5〜55.0)も選択肢になります。加えて、私大難化の年は推薦・総合型を併走させる価値も上がります。

出典・データの注記

  • 共通テスト平均点:2026年度大学入学共通テスト(2026年1月実施)の平均点。河合塾・駿台・ベネッセ等の集計に基づく確定値。国語は200点満点、他は100点満点。合計(理系型603点/文系型596点、前年比−30/−24)は予備校各社の推定値で、集計主体により多少前後します。

  • 私立大志願状況:2026年度入試の一般選抜 志願者速報・確定(河合塾Kei-Net レポート・大学ジャーナルオンライン・大学通信オンライン)。学部別増減率は各大学の公表値ベース。

  • 偏差値:河合塾Kei-Net 2027年度入試難易予想(大学情報DB 02_入試_偏差値と突合)。MARCH理系の学科別偏差値は主要一般方式の河合塾ボーダー。学科・方式・年度により前後します。最新値は河合塾Kei-Netで要確認。

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