特定保健指導とは?対象者・内容・費用・断れるのかを管理栄養士がわかりやすく解説
健康診断のあとに「特定保健指導のご案内」という封筒が届き、
「何をするの?」
「受けないといけないの?」
「怒られるのかな…」
と不安になったことはありませんか?
私は管理栄養士として、特定保健指導で多くの方の食事や生活習慣のサポートを行っています。
この記事では、特定保健指導の対象になる人や内容、費用、受けるメリットまで、現場でよくある質問も交えながらわかりやすく解説します。
特定保健指導とは?
特定保健指導とは、生活習慣病を予防するためのサポート制度です。
健康診断の結果から、
腹囲
BMI
血圧
血糖値
脂質
喫煙状況
などを総合的に判断し、生活習慣病のリスクが高い方が対象になります。
「病気になってから治療する」のではなく、
病気になる前に生活習慣を見直すことが目的です。
なぜ特定保健指導の対象になるの?
多くの方が
「少し太っているだけなのに…」
と思われます。
しかし、肥満に加えて
血糖値が高い
血圧が高い
コレステロールや中性脂肪が高い
などが重なると、
将来的に
糖尿病
高血圧
心筋梗塞
脳卒中
などのリスクが高くなることがわかっています。
そのため、健康なうちから生活を整えるために特定保健指導が行われています。
対象になる人は?
健康診断の結果をもとに判定されます。
代表的には
腹囲が基準以上
BMIが高い
血糖・血圧・脂質にリスクがある
場合に対象となります。
※年齢や保険者、喫煙歴などによって判定が異なる場合があります。
特定保健指導では何をするの?
多くの方が
「厳しく怒られるのでは?」
と心配されていますが、そのようなことはありません。
主な内容は
健診結果の説明
食生活の確認
運動習慣の確認
一緒に改善目標を決める
数か月間のサポート
です。
例えば
「ジュースをお茶に変える」
「夕食後に10分歩く」
など、実践しやすい目標を一緒に考えます。
無理な食事制限を押し付けることは基本的にありません。
費用はかかる?
多くの場合は自己負担なく受けられます。
健康保険組合や協会けんぽなどが費用を負担しているケースがほとんどです。
ただし、一部異なる場合もあるため、案内をご確認ください。
オンラインでも受けられる?
はい。
最近では
Teams
Zoom
専用アプリ
などを利用したオンライン面談も増えています。
仕事が忙しい方でも受けやすくなっています。
ただし、健康保険組合や事業所によって実施方法が異なるため、対面での面談となる場合もあります。
断ることはできる?
案内が届いても、受けるかどうかは加入している健康保険組合などの運用によって異なります。
会社や健康保険組合によっては受診を推奨している場合や、勤務先のルールがある場合もあります。
迷った場合は、案内に記載されている問い合わせ先へ確認することをおすすめします。
管理栄養士として感じる「改善する人」の共通点
私がこれまで支援してきた中で、改善につながる方には共通点があります。
それは、
最初から完璧を目指さないこと。
例えば
飲み物を変える
野菜を1品増やす
エレベーターではなく階段を使う
このような小さな習慣を続けた方ほど、体重や腹囲、健診結果の改善につながるケースを多く見てきました。
反対に、一度に大きく生活を変えようとすると続かず、元の生活に戻ってしまうことも少なくありません。
よくある質問
食事制限は厳しいですか?
いいえ。
生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えます。
必ず痩せないといけませんか?
体重だけでなく、食生活や運動習慣の改善も大切です。
体重が大きく変わらなくても、腹囲や血液検査の数値が改善する方も多くいます。
一度対象になると毎年受けるの?
健診結果が改善すれば、翌年は対象外になることもあります。
まとめ
特定保健指導は、「指導される場」ではなく、生活習慣を見直すためのサポートです。
健康診断の結果が気になり始めたタイミングは、生活を見直す良いきっかけでもあります。
もし案内が届いたら、不安に思いすぎず、一度話を聞いてみることをおすすめします。
小さな習慣の積み重ねが、5年後、10年後の健康につながります。
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