日英翻訳1日1題(291)「上からの保護というのは“統治”の考え方。下からの能力の強化というのは“自治”の考え方。“統治”と“自治”が一体化して、はじめてグッド・ガバナンスになる」
(↑のつづき)
元国連難民高等弁務官、元国際協力機構(JICA)理事長の緒方貞子さんの言葉の第二弾です。
良い統治すなわち政治には、上からの“統治”と下からの“自治”の両方が必要であり、それを有機的に連動させなければならないというこの考え方は、冷徹なリアリストでありかつ優秀な実務家である緒方さんらしい言葉です。
また「どちらか」ではなく「どちらも」というこの思考方法は、私の「日本語三脚言語論」の考え方にもつながるものです

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英語です。 まずはGemini君ですが、今回はなんの説明もなく、ただポンと次の英語を返してきました。機嫌、悪いのかな。
"Protection from above is the concept of governance. Empowerment from below is the concept of autonomy. Only when governance and autonomy are integrated does good governance come into being."
いや、おそらく、これまで取り上げてきた有名な言とは違って、この緒方さんの言は、あまりネット上で取り上げられていないのでしょう。だから、こんなふうに直訳するしかなかったのだと思います。
このGemini君に英語、もちろん駄目です。たんなる直訳ですから。

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以下、私の英語です。少なくともGemini君のものよりは、翻訳としてずっとましです。
Protecting people by the authority of government is the idea of “ruling”. Building up the capacity of people is the idea of “autonomy”. Good governance is created for the first time by the integration of these two ideas.
「統治」「自治」は、governmentとself-governmentでは曖昧になってしまいますので、明確な区分をするために敢えてrulingとautonomyにしました。
by the authority of government=政府の権力で
(つづきは↓)
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