【成瀬 日本語・英語・翻訳講座】言語・認識編(21)複雑なセンテンスの「動的理解」の実例(1/4)
(↑のつづきです)
前回まではベーシックなセンテンスの動的理解の実例をみた。
今回は複雑なセンテンスの動的理解の実例について、以下に挙げるセンテンスを例にしてその考察を進める。
なおこのセンテンスはビジネスマネジメント領域の名著中の名著のひとつであるPeter Sengeの"The Fifth Discipline"から抜粋したものである。
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Today, most managers probably regard the “Quality Management revolution,” like the organizational learning fad of the early 1990s, as history, far from the frontiers of today’s challenges.
(The Fifth Discipline—The Art & Practice of The Learning Organization, Peter Senge)
では、やってみよう。
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まず、Today,がやってくる。
Today,
カンマがあることが決め手となるのだが、これはほぼ間違いなく文頭に置かれたModifier/修飾語句であると考えてよい。
そこで、これをModifier/修飾語句と認識しつつ、つぎにSubjectがやってくると予測して待ち受ける。

すると、most managersがやってくる。
Today, most managers
これをSubjectであると認識し、つぎにPredicative VerbかModifierがくると予測して待ち受ける。

すると、つぎにprobably regardがやってくる。
Today, most managers probably regard
そこで、これをModifierプラスPredicative Verbだと認識して、その次に「O as C」のかたちでObjectとObjectのComplementあるいはModifierがやってくると予測する。
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ここで重要なことは、regardという動詞が持つ独自の特徴、すなわちregardという動詞は必ずregard O as Cのかたちをとるのだということを事前に予測しておくことである。
この予測がなければ、このセンテンスを動的に読み取ることは非常に難しくなる。

(つづきは↓)
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