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DJI Osmo Pocket 4Pで花火を綺麗に撮る方法|夏祭りの浴衣姿まで残す設定と撮り方

Osmo Pocket 4Pで花火を撮るなら、低照度動画を使う。

DJIのワークショップでその話を聞いた時は少し意外でした。
花火そのものは強く光るため、
暗所向けのモードで撮ると、かえって白く飛ぶのではないかと思ったからです。

講師も、ファームウェア更新後の低照度動画では実際の花火をまだ撮れていないとのことでした。
試してみたい撮影案ではあっても、成功を確認した設定ではありません。

その後、私はOsmo Pocket 4Pを花火大会へ持ち出しました。

実際に使ったのは、通常の動画モードにD-Log2です。
広角側で花火を撮り、
DaVinci Resolveで公式LUTを適用してからハイライトや色を調整しました。打ち上げ直後の強い光は白くなりやすかったものの、
露出と編集を整えれば、光の筋や煙の色を残せます。

この経験から、現在の結論は少し変わりました。

花火を初めて撮る人は、通常動画から始めて構いません。
撮ったまま使うならノーマルカラー。
色編集をするなら、広角側のD-Log2も候補です。
低照度動画は、通常動画と最初の数発を撮り比べられる時に試します。

夏祭りでは、花火以外にも撮りたいものがあります。
提灯の下を歩く浴衣姿、
屋台の光を見つめる横顔、
食べ物を受け取る手元。

その一晩を一つの設定で撮り切ろうとしない方が、
Osmo Pocket 4Pを使いやすくなります。



花火は通常動画から始めてよかった

花火の撮影は通常動画と低照度動画を最初の数発で比較する

花火撮影で難しいのは、暗い夜空と強い光が同じ画面に入ることです。

花火が上がる前の暗い空に露出を合わせると、
開いた瞬間の中心が真っ白になります。
反対に花火だけを守ろうとして暗くしすぎると、
煙や光の細い筋が見えません。

初めてなら、通常動画の4K/30fpsとノーマルカラーから始めます。
打ち上げ位置が分からない最初の数発は広角側で構え、
画面の上に余白を残します。

花火の中心が白い塊に見えたら、EVを-0.3程度下げます。
それでも色が残らなければ-0.7付近まで試します。
会場との距離や花火の明るさで変わるため、
数値を固定するより一発撮って再生する方が確実です。

赤、青、緑が見え、光の先端まで形が残っていれば、
その場所では撮り続けられます。

D-Log2を使う場合は、あとで色編集が必要です。
私が撮った素材も、撮影したままでは色が薄く見えました。
DaVinci ResolveでD-Log2用の公式LUTを使うと花火の色が戻り、
ハイライトを調整する余地も残っていました。

ただし、D-Log2は通常のD-Logと同じものではありません。
適用するLUTも別です。
また、広角と中望遠を頻繁に切り替える撮影には向きません。
花火を広角側で固定し、あとで仕上げる人向けの選択です。

撮った映像をそのままスマートフォンへ送りたいなら、
ノーマルカラーの方が早く完成します。


低照度動画は、花火の正解ではなく比較したい設定

低照度動画は、暗い場面でノイズやブレを抑えるための撮影モードです。
現行ファームウェアではズームを使え、実機では人物をダブルタップしてActiveTrackを開始できることも確認しました。

夜の撮影で使える機能は増えています。

ただ、低照度動画へ切り替えれば、
花火の白飛びまで自動で解決するとは限りません。
夜空を明るく見せる処理が、
打ち上げ直後の光には強すぎる可能性があります。

花火で試すなら、最初の数発を通常動画と低照度動画で分けて撮ります。
低照度動画で色が白く潰れる場合はEVを下げ、
それでも通常動画の方が自然なら、残りは通常動画で撮ります。

ワークショップで聞いた話は、試すきっかけとして残します。
ただ、実写で確認できていない設定を「これが正解」とは書きません。

なお、通常動画には「自動低照度最適化」という別の設定があります。30fps以下で暗い環境を検知すると、
ノイズを抑える方向へ処理を調整する機能です。
独立した「低照度動画」へ切り替わるわけではありません。

自動低照度最適化を使う場合も、
画面上の撮影モードは通常動画のままです。
花火と人物で設定を明確に分けたい人は、
通常動画と低照度動画を自分で切り替えた方が、
あとで何を撮ったか把握しやすいと思います。


ズームは花火が開いてから動かさない

ファームウェア更新後は、
低照度動画でもズームを使えるようになりました。
撮影場所を自由に変えにくい花火会場では助かります。

それでも、花火が開いている最中に倍率を変えるのは避けたいところです。画角の変化が映像に残り、レンズや倍率が変わる場所では見え方も揺れます。

最初は広めに撮り、花火が上がる位置を確認する。
演目の切れ目で録画を止め、次の花火が始まる前に構図を変えます。

会場と観客まで入れたい時は広角。
遠くの花火を大きく見せたい時は中望遠。
どちらを選んでも、
撮影中は倍率を固定した方が落ち着いた映像になります。

花火を画面いっぱいに入れる必要もありません。
夜空の余白がある方が、光の大きさや打ち上がる高さが伝わります。


浴衣姿を歩きながら撮る時は通常動画

人混みでは浴衣姿を少し後ろから数歩だけ撮る

祭り会場へ着いても、すぐ低照度動画へ変える必要はありません。

人混みを歩く姿や屋台を見ながら振り返る場面は、通常動画の4K/30fpsで撮ります。
あとから少し速度を落としたい場面だけ60fpsへ切り替えます。
夜に60fpsを常用すると一コマに使える光が減り、
ISOが上がりやすくなるためです。

人物の真正面へ立つより、斜め前か斜め後ろから数歩だけ撮る方が自然でした。斜め前なら表情と浴衣が入り、斜め後ろなら目線の先に提灯や屋台を置けます。

人混みの中でカメラを見ながら後ろ向きに歩くのは危険です。
安全な場所へ移動し、相手に数歩だけ歩いてもらいます。
長く追い続ける必要はありません。

低照度動画でもActiveTrackは使えますが、周囲が暗く、
人の重なりが多い場所では追従が外れることがあります。
動く人物は通常動画。
立ち止まった時に低照度動画を試すくらいが扱いやすいと思います。


顔を明るくするのは、カメラより屋台の位置

屋台の光が顔の斜め前から当たる場所を探す

暗い場所で顔を撮ろうとして、
スマートフォンのライトを正面から当てると、祭りの色が消えてしまいます。

使いたいのは屋台や提灯の光です。

顔の斜め前から光が当たる場所へ、半歩だけ動いてもらいます。
頬や目元が見え、背景には提灯の色が残ります。
ここで人物が立ち止まったら、低照度動画を試せます。

追従を使うなら人物をダブルタップし、追跡枠が表示されたことを確認します。
暗い場所では枠が外れることもあるので、カメラを大きく振らず数秒だけ撮ります。

中望遠側は背景を整理しやすく、
屋台の明かりを大きく見せたい時に便利です。
ただ、顔へ十分な光が届いていない場所では、
広角側の方が安定することがあります。

光のない場所で設定を増やすより、
光のある場所へ動く方が早く解決します。


花火だけでは、その夜を思い出せない

会場へ入ってから帰るまでの短いカットを集める

花火を何本も撮ったのに、
あとで見返すと「誰と行ったのか」が映っていないことがあります。

会場入口の提灯。浴衣の袖や帯。食べ物を受け取る手。
花火を待つ横顔。帰り道の後ろ姿。

この中から、その場で目に入ったものを数秒ずつ残します。
すべてを撮る必要はありません。
撮り始めと終わりに少し余裕を置けば、編集でつなぎやすくなります。

花火が始まったら、ミニ三脚か安定した場所へPocket 4Pを固定します。
数本撮れたら、カメラを観客側へ向け、
夜空を見上げる横顔か後ろ姿を一本だけ残します。

花火と人物を同時に明るく見せようとすると、どちらかが崩れます。
花火は花火として撮り、人物は提灯や屋台の光がある場所で撮る。
編集で隣に並べれば、同じ夜の出来事としてつながります。

最後に
「音がすごかった」
「思ったより近かった」
といった一言が残っていると、
映像だけでは戻らない会場の空気まで思い出せます。


花火の音と会話は、同じマイクに任せなくていい

会話はMic 3、花火と歓声は本体マイク。両方残すと編集で空気感を戻せます。

Osmo Pocket 4Pの内蔵ステレオマイクは、
花火の音と周囲の歓声を一緒に残せます。
固定した後に本体へ触ると接触音が入るため、
録画中はなるべく触りません。

浴衣の人物との会話も録りたい場合は、
DJI Mic 3などの対応マイクを使えます。
Pocket 4Pでは、対応するDJIマイクの音声と本体のステレオ音声を別トラックへ残せます。

編集では、会話中はワイヤレスマイク。
花火が開く瞬間は、本体マイクで録った会場の音を使います。

Mic 2などの対応マイクをすでに持っているなら、
Mic 3へ買い替える必要はありません。
人混みの中で会話を近くから録りたい人が、初めて用意する時の候補です。

▶ DJI Mic 3(2 TX + 1 RX + 充電ケース)


結局、どの設定で撮る?

初めての花火は、通常動画の4K/30fpsから始めます。
編集せず使うならノーマルカラー。
DaVinci Resolveで色を整える人は、広角側のD-Log2も選べます。

花火が白く潰れたら、最初の数発でEVを少しずつ下げます。
低照度動画は、通常動画と撮り比べられる余裕がある時に試します。

浴衣姿を歩きながら撮る時は通常動画。
屋台の光が顔へ当たり、立ち止まっている時は低照度動画を試せます。
花火が始まったらカメラを固定し、録画中にズームしません。

一晩を一つの設定で撮り切ろうとすると、
花火か人物のどちらかで無理が出ます。

通常動画で歩く姿を撮る。光のある場所で表情を残す。
夜空の花火は固定して待つ。

持ち帰りたいのは、花火だけの映像ではありません。
その人と浴衣で出かけ、屋台を歩き、同じ音を聞いた夜です。


Osmo Pocket 4Pを探している人へ

Osmo Pocket 4Pは、広角で会場全体を残したあと、
中望遠で人物や遠くの花火へ寄れるカメラです。

本体を中心に揃えたい人はスタンダードコンボ。
音声用のアクセサリーまでまとめたい人は、Vlogコンボの内容を確認してください。

▶ DJI Osmo Pocket 4P スタンダードコンボ

▶ DJI Osmo Pocket 4P Vlogコンボ

価格、販売元、納期、セット内容は変わる場合があります。購入前に商品ページで確認してください。


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参考情報

DJI公式|Osmo Pocket 4Pビギナーガイド

https://repair.dji.com/help/content?customId=01700043704&documentType=&lang=ja&paperDocType=FAQ&re=JP&spaceId=17

DJI公式|Osmo Pocketシリーズのインテリジェントトラッキング使用ガイド

https://repair.dji.com/help/content?customId=zh-cn03400006830&lang=ja&re=JP&spaceId=34

DJI公式|Osmo Pocket 4P ユーザーマニュアル

https://terra-1-g.djicdn.com/6189933d30024fc1b331bffe4fe41837/osmo-pocket-4p/UM/202606/DJI_Osmo_Pocket_4P_User_Manual_ja.pdf

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