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進撃の巨人のモデル都市?1500万年前の隕石クレーターに築かれた奇跡の円形都市・ネルトリンゲン

はじめに

こんにちは、HASエンジニアです。

今回は、私がドイツ赴任中に訪れた街の中でも、特に印象に残っている「ネルトリンゲン」についてご紹介します。

この町、実はあの人気アニメ『進撃の巨人』のモデルの一つと言われている場所なんです。

でも、それだけでは終わらない。隕石クレーターの上に築かれた円形の街並み、中世の面影を色濃く残す家々──まさに“絵本の中の世界”が広がっていました。



1.クレータ跡地が街!?なぜこの街は丸いのか?ネルトリンゲン独特の地形の秘密

ネルトリンゲンはドイツ南部・バイエルン州に位置し、直径約1kmのほぼ完全な円形の城壁に囲まれた小都市です。

この独特な地形は、約1500万年前に隕石が衝突してできた巨大クレーター(リース・クレーター)に町が築かれたためです。

これだけでも十分に“ユニーク”なのですが、町に足を踏み入れると、さらに中世の時代へとタイムスリップしたような感覚に包まれます。


城壁は今も現存し、全長約2.6kmの城壁上を一周徒歩で歩けるというのがこの街の大きな魅力。1時間ほどかけてぐるっと歩けば、赤橙色の屋根が立ち並ぶ旧市街の美しさを楽しめます。

ちなみに、こちらが城壁の外側です。思ったほど高くないし、いたるところに城壁に挙がれるスロープ・階段があります。

反対に、城壁の内側はこちら。狭い通路で城壁内をアクセス出来るのが分かります。

また、町のシンボルとも言えるのが「ダニエル塔(聖ゲオルク教会の鐘楼)」。高さはおよそ89メートル。塔の上から見下ろすネルトリンゲンの街並みは、まさに“まるごと模型のような美しさ”でした。


2. 街並みの魅力:中世のドイツがそのまま残る場所

ネルトリンゲンの旧市街には、中世からルネサンス期にかけての建築が多く残り、木組みの家(Fachwerkhaus)が整然と並んでいます。どこを見ても写真映えするポイントばかり。

ノイシュバンシュタイン城のように積極的な観光目的ではないにしろ
馬車を営業しているところもあったりします。

この町の“静けさ”や“人の少なさ”も、都会の喧騒から逃れたい旅人にはぴったり。観光地化されすぎていない、ドイツの素朴な日常を感じることができるのです。


3. 「進撃の巨人」とのつながり──円形都市のリアルモデル?

アニメファンにとって特筆すべきなのは、「進撃の巨人」の世界観に影響を与えたとされる点。

直径1kmの完全な円形の城壁、その中に密集した建物群、中央にそびえる塔。これらの構造は、まさに“壁の中の都市”そのもの。

実際、作者・諫山創氏がこの街の画像にインスピレーションを受けたとする説もあり、日本をはじめ海外からの観光客にも知られる存在となっています。

ただ、実際に訪れてみると、ネルトリンゲンは『進撃の巨人』のような緊張感や重苦しさとは正反対。むしろ穏やかで、のんびりとした空気に包まれた平和な町です。

まあ、壁の上にカフェが建っているくらいですからね。

進撃の世界観をリアルに体験できる!と期待しすぎて行くと、ちょっと拍子抜けするかもしれません。

でも、だからこそこのギャップもまた、旅の味わいなのです。


4. アクセス方法:どうやって行く?

ネルトリンゲンは、ミュンヘンやアウクスブルクから車で約1〜2時間ほど。

ロマンチック街道沿いに位置していますが、主要都市(ミュンヘン、フランクフルト)からの鉄道アクセスは、特急による直行便がありません。

乗り継ぎが必要なので交通アクセスとしてはやや不便です。

私としては公共交通機関を使うよりも、レンタカーかツアーバスの利用がおすすめ。旧市街周辺には無料駐車場も整備されており、マイペースに観光を楽しめます。


5. 実際に訪れて感じたこと

私がドイツ赴任中、ドイツ人同僚の中に「進撃の巨人」の熱烈なファンがいました。日本にも訪れたことがあり、「進撃の巨人」をはじめとしたアニメグッズを買い漁っていました(笑)

そういったエピソードもあり、当時噂されていたネルトリンゲンへ行こうと思っていました。

私がネルトリンゲンを訪れたのは夏の晴れた日。観光客もそこまで多くなく、どこか“守られた空間”のような安心感が漂っていました。

実際に城壁を一周してみましたが、「進撃の巨人」の世界観のように城壁の屋上にアクセスできるのは先ほど紹介したカフェのある一部で、他はほとんど下写真のような通路を一回りする形になります。

ダニエル塔は途中から入場料(私が入場したときは2ユーロでした)がかかりましたが、そこから螺旋階段を伝って頂上に達します。

頂上まで行ったら展望台への入り口です。展望台を1周することができます。(相変わらず通路が狭いですが…)

高台から眺めると、赤い屋根の家々がまるでミニチュアのように見えて、まさに中世の風景画そのもの、という感じでした。

ちょうど下の写真の赤線部が城壁で、一帯を囲んでいる状態になっております。

小さな町ですが、喧騒を離れ、静かに中世の空気を感じるには本当にぴったりの場所です。


おわりに

「進撃の巨人」に惹かれて訪れるのもよし。中世ドイツの風情ある町をゆっくり楽しみたい人にも最適。

観光地としては“穴場”に近いですが、それがまたネルトリンゲンの良さでもあります。

「ドイツロマンチック街道」の観光スポットではあるのですが、どちらかというとミュンヘン、ヴュルツブルク、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーがメインなので、なかなかツアー先としては選ばれない現状があります。

ドイツ旅行で「少し変わった町に行ってみたい」「静かで雰囲気のある場所を歩きたい」という方に、おすすめしたい街です。


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