【レース振り返り|2025年さいたまマラソン】|前編 サブ3を初めて狙った日
東京マラソンの2週間後に走ったのが、さいたまマラソンでした。
東京マラソンでは、3時間1分50秒。
目標にしていた3時間5分切りは達成できました。
しかも、30km以降にペースを上げることもできました。
その結果を受けて、ようやく思えました。
次は、サブ3を狙っていいのではないか。
それまでも、サブ3を達成したい気持ちはありました。
でも、「次のレースで本気で狙う」と言えるかどうかは、また別の話です。
サブ3を狙うということは、最初から4:15/km前後で走るということです。
余裕があれば後半に上げる、という走り方では届きません。
最初から、サブ3のペースで入る。
失速するリスクも受け入れる。
それでも狙う。
東京マラソンで3時間1分台を出したことで、ようやくその覚悟ができました。
ただし、問題もありました。
さいたまマラソンは、東京マラソンのわずか2週間後。
東京マラソンの心拍数を見る限り、限界まで追い込まれたレースではありませんでした。
それでも、フルマラソンを3時間1分台で走ったダメージが、まったくないわけではありません。
狙いたい。
でも、2週間後に本当に狙っていいのか。
その迷いを抱えたまま、さいたまマラソンを迎えることになりました。
今日のコンセプト
この日のコンセプトは、はっきりしていました。
サブスリーを目指す。
東京マラソンのように、3時間5分切りを狙って余裕を持って進めるレースではありません。
最初から、3時間を切るためのペースで走る。
その違いは大きかったです。
4:30/kmで進めるレースと、4:15/km前後で進めるレースでは、同じフルマラソンでも意味が違います。
少し余裕を持って入って、後半に上げる。
それでは、サブ3には届かない。
この日は、最初からサブ3を狙うレースでした。
出走前
さいたまマラソンは、決して楽なコースではありません。
特に意識していたのは、36km地点付近の新浦和橋です。
終盤に出てくる上り下り。
フルマラソンの終盤で、脚が残っていない状態で迎えるアップダウン。
ここをどう乗り切るかが、かなり大きなポイントになると思っていました。
天気についても、雨の可能性がありました。
コンディションがどうなるかは気になっていました。
ただ、この日の一番のテーマは、天気やコースよりも、自分がサブ3のペースでどこまで押せるかでした。
東京マラソンで3時間1分台まで来ました。
でも、それはサブ3を狙ったレースではありませんでした。
さいたまマラソンでは、初めて本気でサブ3を狙います。
その緊張感がありました。
5kmまで
スタートから5kmまでは、かなり速めに入りました。
公式記録では、5km通過が21分27秒。
スタートロスを除いた5kmラップは、21分24秒でした。
1km平均にすると、4:17/kmくらいです。
サブ3ペースとしては、ほぼ想定内。
ただ、自分の感覚としては、少し速いかもしれないという気持ちもありました。
それでも、体感は悪くありませんでした。
心拍も大きく上がっていない。
呼吸も苦しすぎない。
「飛ばしすぎかもしれない」と思いつつも、楽に走れている感覚がありました。
この時点では、サブ3に向けて悪くない入りだったと思います。
10kmまで
5kmから10kmのラップは、20分59秒。
さらに少しペースが上がっています。
10km通過は、42分26秒。
サブ3を狙うには、かなり良い位置でした。
むしろ、少し速いくらいです。
ただ、このあたりもまだ余裕はありました。
混雑はありましたが、大きくリズムを崩すほどではありません。
走れています。
このペースでも押せています。
東京マラソンで得た手応えが、さいたまマラソンでも続いているように感じていたと思います。
ただ、今振り返ると、この「楽に走れている感覚」をどこまで信じてよかったのかは難しいところです。
サブ3を狙うためには、ある程度攻める必要があります。
でも、前半から余裕以上に速くなっていると、終盤にそのツケが来ます。
この判断が、フルマラソンの難しいところです。
15kmまで
10kmから15kmのラップは、20分45秒。
この日、前半の中でもかなり速い区間でした。
15km通過は、1時間03分11秒。
サブ3ペースに対しては、順調です。
かなり貯金もできています。
このあたりでジェルを1つ摂りました。
風はありましたが、日差しは強くなく、気温的には走りやすかったと思います。
前半としては、かなり良い流れでした。
ただ、5kmごとのラップを見ると、ここまでずっと20分台で進んでいます。
5kmまでが21分24秒。
5kmから10kmが20分59秒。
10kmから15kmが20分45秒。
サブ3を狙うには悪くない。
でも、初めてサブ3を狙うレースとしては、やや攻め気味だったかもしれません。
20kmまで
15kmから20kmのラップは、20分53秒。
20km通過は、1時間24分04秒。
ハーフ通過は、1時間28分41秒でした。
サブ3を狙うには、かなり良い中間通過です。
単純に倍にすれば、2時間57分台。
もちろん、フルマラソンは後半があるので、そんな単純にはいきません。
それでも、この時点では、サブ3が現実的に見えていました。
前半を1時間28分台で通過できました。
大きく失速しなければ、届く。
そう思える位置にいました。
ただし、ここでもう一つの見方もできます。
前半で、ある程度の貯金を作りました。
でも、その貯金は、本当に後半のための余裕だったのか。
それとも、後半に失速する原因になる速さだったのか。
結果を知っている今だからこそ、そう考えてしまいます。
25kmまで
ハーフから25kmまでは、16分29秒。
20kmから25km全体で見ると、20kmからハーフまでの4分37秒と合わせて、21分06秒です。
25km通過は、1時間45分10秒。
このあたりまでは、まだサブ3に向けてかなり良い流れでした。
ただ、25kmを過ぎると、少しずつレースの見え方が変わってきます。
前回のさいたまマラソン2024では、このあたりから急に苦しくなった記憶がありました。
今回も、ここを抜けられるかどうかを意識していました。
サブ3を狙っています。
自己ベストも見えています。
でも、ここから先が本当の勝負です。
25kmまで走れたことではなく、30km以降にどれだけ残せているか。
フルマラソンは、ここから別のレースになります。
前編のまとめ
前半は、かなり順調でした。
5kmまでは21分24秒。
5kmから10kmは20分59秒。
10kmから15kmは20分45秒。
15kmから20kmは20分53秒。
20kmから25kmは、ハーフ地点を挟んで合計21分06秒。
ハーフ通過は1時間28分41秒。
初めて本気でサブ3を狙うレースとしては、かなり良い位置にいました。
ただし、前半の良さは、必ずしもそのまま成功を意味するわけではありません。
サブ3ペースで走れています。
でも、そのペースを最後まで維持できるかは別の話です。
東京マラソンで3時間1分台を出して、ようやくサブ3を狙う覚悟ができました。
さいたまマラソンでは、その覚悟を実際に形にしようとしました。
前半は、確かに形になっていました。
問題は、30km以降です。
新浦和橋。
脚が上がらなくなる感覚。
そして、40km以降のあと2.195km。
サブ3まで本当に届くのか。
その答えは、後半にあります。
