【第511回】 Marketing Cloud Next : フローの保存履歴が確認・復元可能に
Marketing Cloud Next Growth & Advanced Editions の Summer ’26 新機能リリース では、フローの保存履歴を確認し、過去の状態へ簡単に復元できる機能 が追加されました。
フローを保存するたびに履歴が自動で記録され、以下のような情報を確認できます。
保存された日時
編集ユーザー
追加・変更・削除された要素の概要
保存当時のフローキャンバスの詳細
これにより、新しいフローを作成したり、新しいバージョンを作成しなくても、過去の状態へロールバック可能 となり、監査対応やコンプライアンス強化、安全な改善サイクルの実現につながります。
使い方
フローを保存するたびに、その時点の状態が履歴として記録されます。
この機能にアクセスするには、「履歴を編集」ボタンをクリックします。

「フローバージョンの編集履歴」パネル を開くと、保存履歴の一覧が表示されます。
任意の保存時点で「詳細」をクリックすると、どのような編集が行われたかの簡単な概要が確認できます。
誰が編集・保存を行ったのかも記録 されています。

「保存された日時」のリンクをクリックすると、保存当時の内容がキャンバス上にプレビュー表示されます。
各要素の設定内容も含め、当時の状態を詳細に確認可能です。

最終的に復元したい場合は、各保存時点のアクションボタンから「復元」をクリックします。

※ なお、「復元」を実行しただけではフローへ反映されません。
復元後、改めて明示的にフローを保存する必要があります。
いかがでしたでしょうか。
Marketing Cloud Engagement でもよくある、
「オートメーションやジャーニーを最後に誰が編集したんだ?」
という監査的な問題にも対応できる、非常に便利な改善だと感じました。
また、一時的なデバッグのために大幅な変更を加えた後でも、簡単に本番仕様へ戻せるようになった点も非常に大きいと思います。
これまでは別フローや別バージョンを作成して管理していたケースも多かったため、運用面の負荷軽減につながるでしょう。
一方で、保存履歴が増えてくると、どれが正式版だったのか分かりづらくなる可能性もあります。
そのため、「最終決定版として保存した日時」を簡単にメモしておく運用 も重要かもしれませんね。
今回は以上です。
