読書/資産運用「彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開」
水瀬ケンイチさん著、「彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開」を読みました。
何事にも通用することかと思いますが、「KISSの法則(Keep it simple stupid.)」が本文中でも出てきます。
シンプルに低コストのインデックス連動型の投資信託(世界分散型、配当再投資型。世界経済が成長するという前提です)に投資すること、かつ継続して積立てていくことです。
元本を大きくしつつ、複利の効果を活用します。
ただ 水瀬ケンイチさんが投資を始めた時期の日本の投資環境としては、インデックス連動型の低コストの投資信託がなく、悪戦苦闘した軌跡が書かれています。
取扱金額が小さいと低コストであるが故に、金融機関の都合による繰上償還や取扱廃止が発生することがあります。金融機関も慈善事業ではないため、低コストで運用するには取り扱い金額が大きくないと成り立ちません。
また投資信託を乗り換える際には、一度利益または損益を確定させる必要があるため、伴う乗り換えコスト(税金や手数料など)が発生する可能性があります。
感情論としては、損をした時ほど大きくなりがちで、正しいやり方なのか、価格が戻るのか、といった不安が付きまといます。
投資の格言に「稲妻が輝く瞬間」と言うものがありますが、長期目線から見ると、暴落や暴騰というものは一瞬です。
市場に居続けることで、利益を感受することができます。
市場に居続けるためには、生活防衛費を確保しつつ、投資を続けるしかないと考えています。
著者のポートフォリオの返還も書かれています。
基本ポートフォリオにおいて、「国内株式」、「外国株式」、「国内債券」、「外国債券」の4種が取り上げらることがあります。
が、実際には為替という「外国株式」と「外国債券」に影響を与える要因があります。
またGPIFが運用において用いている相関係数として、「外国株式」と「外国債券」は正の関係を示しており、上下変動のゆり幅が異なれど、連動することを明示しています。
ポートフォリオとして、正反対の値動きをするものを組み合わせてリスクを低減するはずが、機能していないのです。
また保有資産全体のリスク水準が許容度に収まっているか、を普段から意識され、暴落時に不要な売買をしないよう注意されています。
ここでの重要事項は期待リターンとリスクの把握です。特にリスクです。
あらかじめどれくらい下がる可能性があるかと知っていると、心構えができます。
歴史からは覇権の移り変わりが垣間見られます。
現在の経済覇権国家が、今後も安泰かは誰もわかりません。
であれば、長期的な視点からは、全世界に分散する(通貨の分散に相当)ことでリスク管理を行い、結果としてリターンが期待できます。
著者の悪戦苦闘が追体験できる良書だと感じます。
同じように感じることが多い内容です。
「特に投資は手段であり、目的ではないこと」を肝に銘じたいものです。
また水瀬ケンイチさんのBlogにて、興味深い情報を発信されています。
リンクを掲載していませんが、お時間のある方は過去記事を含め読んでみることをお勧めします。
出版社である学研の公式サイトはこちら。
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注:アマゾン アソシエイト・プログラムに参加しています。
過去の類似した記事。
なお本記事は読書した感想です。
投資は自己責任です。
「株式投資を行うか否か」から自己判断のうえ考えてみてください。
私個人の考えとしては信用取引(最悪自己破産します)を行わず、余剰資金で行うこと、多少の変動があっても安心して眠れる金額で投資を行うことをお勧めします。
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