生きづらさを強さに変えて。新たな生き方を叶える物語 ①
もし、あなたがHSP「繊細さん」でnoteの反応でお悩みだったら、この対話に少しだけ耳を傾けてください
HSP気質の方、いわゆる繊細さんが書くnoteって本当に読みいっていまう記事が多い。
その著者の世界観にいっきに惹き込まれる。
それはなぜかというと、主人公や、登場人物の心の変化、
そして目の前にその情景が浮かぶくらい、描写がとても上手だから。
…ですが一方で、ときどきスキの数が少なかったり、フォロワーが少なかったりする方を目にする。
すごく感動した記事でも、片手で数えられるくらいのスキの数だったり…。
ある日、わたしが大好きでフォローしていたnoteクリエイターさんがSNSアカウントで
「スキがぜんぜんつかない」
「私のnote、全く売れない」
とつぶやいていた。
断言しますが、スキの反響が無い原因は
あなたの文章力が原因ではありません。
実は、多くのHSPさんが陥りがちな、「思い込み」という名のいくつかの壁に隠されています。
この記事を読めば、あなたのnoteライフが劇的に変わる「視点の転換」が手に入ります。
あなたがもし今、こんなお悩みを抱えていたら
「私の文章、誰にも響いていないのかな…」
「私はやっぱり才能ないのかな…」
「有料記事なんて夢のまた夢…」
この対話に、少しだけ耳を傾けてみてください。
これは、ある日の午後、静かな喫茶店で行われた、一人の女性と私の、ささやかで、けれど決定的な物語です。
まえがき
このお話は、家族経営の私の会社が倒産した後、
大きな困難に直面したときに
精神的に助けてもらったHSPの友人を思い浮かべて書いています。
彼女は、音楽と雑貨と本がとても好きで
大手雑貨メーカーの会社で働いていました。
私が倒産後、やみくもに新しい事業や仕事を探していたときに、仕入先を通して知り合いました。
恥ずかしながらわたしはそれまで、HSPという単語自体も、彼女に会うまでは知りませんでしたが、生い立ちや、経験や、ものごとの捉え方、考え方もわたしにそっくりで、意気投合するまであまり時間はかかりませんでした。
残念ながらその彼女は、務めていた会社の上司からのプレッシャーで退職してしまいました。
当時わたしはまだSNSの世界に飛び込む前で
このnoteの世界を知っていれば、間違いなく彼女にすすめていたと思います。
何度もメールで仕入れと販売に関する相談にのっていただいて、やりとりをしましたが、
彼女の単に「伝える」だけでない
ちょっとした言葉選びや、その場の雰囲気も漂う内容に才能を感じていましたから。
ただし同時に、彼女がもし仮にnoteを書くとして、人気著者に駆け上るには、いくつか乗り越えないといけない壁があることもわかっています。
その乗り越えるべき壁を、わかりやすく物語にしました。
「HSP」といって、ひとくくりにする気は毛頭ありませんし、実際「生きづらい」と悩む方に対して「繊細さは強さなんだよ」とは簡単に言えないことも分かっています。
ただ、彼女のように会社でのストレスや、人間関係で苦しむ方が
noteというプラットフォームで
文章によって人の心を動かし
会社に依存しない新たな生き方をする
お役に立てればと思っています。
新しい生き方の成功を願って。
プロローグ:静かな喫茶店の呼び出し
【登場人物】
ノッティnotti(私): SNSクリエイターさんたちのマネタイズ支援を行う。数多くの才能が、その持ち主の思い込みによって潰されていくのを目の当たりにしてきた。
ゆづき: 都内の企業に勤める会社員。感受性が強く、他人の感情や場の空気を読み取りすぎるため、人間関係に疲れ果てている。「書くこと」に唯一の安らぎを感じているが、それを価値あるものだとは微塵も思っていない。
その日、私は古いビルの二階にある、コーヒーの香りだけが満ちているような喫茶店にいた。待ち合わせ相手は、ゆづきさん。仕事を通じて知り合った、物静かで、けれど、忘れがたい印象を残す女性だ。
きっかけは、彼女が送ってくる仕事のメールだった。
他の誰のメールとも違った。
まず、彼女のメールはとても長かった。
でも、長文なのに、全然それを感じさせず、一気に読んでしまう。
ただただ長いわけでなく、その文字量は情報を伝えるうえで必要なものだった。
単なる情報の羅列ではなく、見ているこちらが正確に今置かれている状況や、心情まで理解できる、まるで目の前で話しているかのような文章だった。
実際会って話すとあまり会話は長続きしないのだが、 文章だと、とても軽やかで話し上手だった。
彼女からのメールは、私にとって密かな楽しみですらあった。
しかし、風の噂で、彼女が職場の人間関係、特に上司との関係で深く心を消耗し、退職を考えていると聞いた。
いてもたってもいられなくなった。
あの才能が、このまま誰にも知られず、社会のノイズの中に埋もれていっていいはずがない。
私は、勇気を出して彼女を呼び出した。
「一度、ゆっくりお話しませんか」と。
約束の時間ぴったりに、彼女は現れた。
「すみません、お待たせして…」
消え入りそうな声でそう言うと、彼女は椅子の半分だけ腰掛けるように、浅く座った。その姿は、とても不安そうに見えた。
「いえ、こちらこそ、急に呼び出してしまってすみません。来てくれて、嬉しいです」
私は努めて柔らかい声で言った。
さあ、始めよう。
彼女の、そしてこれを読んでいただいている、あなたの才能を解き放つための対話を。
私:「ゆづきさん。今日は来てくれて本当にありがとうございます。忙しかったでしょう?」
ゆづき:「いえ、そんな…。ノッティさんこそ、お時間いただいてしまって、申し訳ないです。あの、私、何か失礼なことでもしてしまいましたか…?」
私:「とんでもない!逆です、逆。
謝らなければいけないのは、むしろ僕の方かもしれない。今日は、ゆづきさんにとっては、少し耳の痛い話になるかもしれませんから」
ゆづき:「耳の痛い、話…ですか?」
彼女の目が、不安そうに揺れる。こういう時、僕はいつも、爆弾処理班のような気持ちになる。繊細な心の配線を、一本でも間違えれば、彼女は心を閉ざしてしまうだろう。
私:「ゆづきさん、単刀直入に言いますね。あなたのその『繊細さ』は、宝物です。
そして、その宝物を、あなた自身の手で腐らせようとしている。僕は、それがもったいなくて、見ていられないんです」
ゆづき:「…宝物? 私の、この性格が、ですか…? ご冗談でしょう? これは、呪いみたいなものです。人より余計なことに気づいて、勝手に疲れて、周りからは『気にしすぎ』って言われて…。毎日もっと鈍感でいられれば、どんなに幸せで、どんなに楽だろうって思ってます」
私:「ええ、わかります。今の社会のルールの中では、それは『呪い』のように感じるかもしれない。でも、もし、その『呪い』こそが最強の武器になるフィールドがあるとしたら、どうしますか?」
ゆづき:「…そんな場所、あるんですか?」
私:「あります。それが、noteのような『文章で価値を届ける世界』です。
そしてnoteでは、自分で有料記事を販売することができるんです。
価値ある記事を生み出して、それを必要とする方に届け、対価を得る。
noteはそれができる場所です。
そして今日は、ゆづきさんがその世界で輝けるように、その『才能』を広げに来ました。まずは、ご自身が持っているその宝物の価値を、一緒に確認しませんか?」
彼女は黙って、こくりと頷いた。疑いと、ほんの少しの好奇心が混じった、複雑な表情で。
第一章:あなたの心に眠る「5つの才能」
私:「ゆづきさん、あなたのメールを読んでいると、いつも驚かされるんです。物事の、本当に深いところまで見ている。
例えば、先日のメールにあった『会議室は、まるで西日の差し込むような水槽の底のようでした。』という一文。あれを読んだ時、僕は本当に、会議室の空気の重さその場の重苦しい空気感を感じました。
あれが、一つ目の宝物です。『深い思考力と洞察力』。あなたは、世界を他の人とは違う解像度で見ているんです」
ゆづき:「そんな…大げさです。あれはただ、考えすぎなだけで…。普通は『あの会議、重苦しくて疲れました』の一言で終わることを、ごちゃごちゃ書いているだけです。むしろ、伝える要領が悪いんだと思います」
私:「伝達の速さと、要領の良さが求められる世界では、そうかもしれません。でも、文章の世界では、そのゆづきさんの言う『ごちゃごちゃ』こそが価値になる。読者は、ゆづきさんのもつ『特殊なメガネ』を通して、ゆづきさんが見る世界を再体験したいんですよ。
…そして二つ目は、その描写力。『五感を活かした描写力』です。あなたは、情景や感情を、まるでVR映像のように描き出す。文章を読んでいるのに、匂いや温度まで伝わってくる。これは、訓練してできることじゃない。生まれ持った才能です」
ゆづき:「才能、ですか…。自分では、当たり前すぎて、それが特別なことだなんて、思ったこともありませんでした…」
私:「そうでしょうね。魚は、自分が水の中にいることに気づかない。それと同じです。
三つ目は、『高い共感力』。あなたは、人の痛みを自分のことのように感じてしまう。だから、あなたの文章は、読者の心の、一番柔らかい場所に、そっと触れることができるんです。『この人だけは、わかってくれる』。そう思わせる力がある」
ゆづき:「…それは、ノッティさんから見ればいいこと…なのかもしれませんが、しんどいだけなのですよ。
共感しすぎて、相手の感情をもらいすぎて、自分が空っぽになってしまう。良いことなんて、一つも…」
私:「今はそう思うかもしれません。でも、後でその力の『正しい使い方』を話します。
四つ目は、『丁寧で誠実な人柄』。あなたは、仕事で手を抜けないでしょう? 誤字一つでも、見つけたら青ざめてしまうタイプだ」
ゆづきさんは、図星だったのか、少し顔を赤らめた。
ゆづき:「…はい。何度も確認しないと、不安で…」
私:「その誠実さが、文章の隅々に滲み出て、読者からの『信頼』を勝ち取るんです。信頼は、お金以上に価値のある通貨ですよ。
そして最後、五つ目。これが決定的です。ゆづきさん、あなたは人と話すの、得意ですか?」
ゆづき:「…いえ。まったく。何を話せばいいか分からなくなるし、相手の顔色ばかりうかがって、家に帰るとどっと疲れます」
私:「そうでしょう。わかります。でも、文章なら? じっくり考えて、言葉を選んで、自分の想いを伝えられる」
ゆづき:「…はい。書いている時だけが、唯一、本当の自分になれるような気がします」
私:「それです。五つ目の宝物は、『文章コミュニケーションというホームグラウンド』。あなたは、自分が最も輝ける場所を、もう知っているんです」
僕はコーヒーを一口飲んで、彼女の顔を見た。彼女は、俯いたまま、自分の指先を見つめていた。
ゆづき:「…もし、ノッティさんの言う通り、私にそんな宝物があるのだとしても…。だとしても、私には無理です。だって…」
その「だって」の後に続く言葉を、僕は知っていた。
ここからが、本番だ。彼女の心を縛り付けている、巨大なモンスターという名の壁をとりのぞいてあげないと…
第二章:あなたの才能を封印する「5体のモンスター」との対峙
ゆづき:「だって…もし、その洞察力とやらで記事を書いたとしても、私、きっと作品を世にだせないんです。
周囲から評価を得て『完璧』だと思えない限り、怖くて、世に出すことなんてできません。」
対峙①:完璧主義という名の『出さない』病
私:「出ましたね。一体目のモンスター、『完璧主義』です。多くのnoteの書き手が、このモンスターに喰われて、下書きという墓場で眠っています。ところでゆづきさん、あなたにとって『完璧』って、何点ですか?」
ゆづき:「点数…ですか? 決まっています、100点です。それ以外は、未完成品です」
私:「なるほど。では、その100点の記事が書けるのは、いつだと思いますか?」
ゆづき:「それは…わかりません。もっと勉強して、もっと経験を積んで、もっと上手になったら、いつか…」
私:「その『いつか』は、永遠に来ません。断言します」
ゆづき:「え…」
私:「なぜなら、あなた自身が成長し続けるからです。
今日のあなたが100点だと思った記事も、明日のあなたが見れば、きっと60点くらいにしか見えない。
あなたの基準点が、常にあなたの一歩先を走っている。永遠に追いつけない鬼ごっこです。その呪いを、まず解きましょう」
ゆづき:「呪いを、解く…?」
私:「ええ。今日から、新しいルールをご自身にインストールしてください。『60点で、出す』。これだけです」
ゆづき:「60点!? そんな中途半端なもの、無料だったらまだしも、有料記事だったらお金をもらうなんて、詐欺じゃないですか!」
私:「良い質問です。でも、考えてみてください。ゆづきさんの感じる『60点』は、僕のような凡人が見れば、おそらく『120点』を超えています。
あなたの基準が、そもそも高すぎる。
まずは、そのギャップを認識することです。そして、noteは『完成品』を売る場所じゃない。『β版(ベータばん)』を公開して、読者と一緒に育てていく場所なんです。
公開した後で、いくらでも修正できる。そう思えば、少しだけ、公開ボタンを押す指が軽くなりませんか?」
ゆづき:「β版…。育てていく…」
私:「そうです。それに、どうしても自分では無理なら、SNSで『金曜の夜に、記事を公開します!』と先に宣言してしまう。あなたのような誠実な人は、約束を破れない。
外部の力を借りて、無理やり自分のお尻を叩くんです。どうです? この一体目のモンスター、倒せそうな気がしませんか?」
ゆづきさんは、まだ納得しきれない顔をしながらも、僕の話を真剣に聞いていた。
ゆづき:「…60点…。やってみないと、わからないですけど…。でも…もし、もし勇気を出して公開したとして、変なことを言われたらどうするんですか? 『こんなの、当たり前のことしか書いてない』とか、『読んで損した』とか…。私、多分、そんなコメントが一つでも来たら、もう二度と書けなくなります」
対峙②:批判への過剰な恐怖からくる『透明人間』化
私:「二体目ですね。モンスター『批判への恐怖』。こいつは、あなたの共感力の高さが暴走した姿です。
まだ見ぬ誰かの悪意まで、受け取ってしまう。結果、あなたは誰にも見つからない『透明人間』でいることを選んでしまう」
ゆづき:「…まさしく、そうです。石を投げられるくらいなら、最初からいない方がいい、って思ってしまいます」
私:「では、このモンスターを無力化する、とっておきの武器を授けましょう。それは『たった一人の親友に、手紙を書く』という方法です」
ゆづき:「手紙…ですか?」
私:「ええ。記事を書くとき、不特定多数の『読者』を想像するのをやめてください。あれが恐怖の源です。
代わりに、あなたの人生で、たった一人だけ、信頼できる親友を思い浮かべる。そして、その人だけに語りかけるように書くんです。
『ねえ、〇〇ちゃん、聞いて。私、こんなことがあってさ…』って。
どうです? それなら、変に思われるかも、なんて考えずに書けませんか?」
ゆづき:「…たった一人になら…しかも、知っている相手になら。書ける、かもしれません」
私:「それでいいんです。そして、覚えておいてください。あなたの親友と似た感性を持つ人は、この世界に最低でもあと100人はいます。
たった一人に深く届けようとした言葉こそが、結果的に多くの人の胸を貫く。そして、もう一つ。あらかじめ『心の安全地帯』を用意しておく。
コメントとの付き合い方のルールを、自分で決めておくんです。
『批判的なコメントには返信を避ける』とか、『誹謗中傷は読まずにブロック』とか。自分の創作の場は、自分でルールを決めていい。あなたは、無法地帯に丸腰で立つ必要なんてないんです」
ゆづきさんは、僕の言葉を一つ一つ、反芻(はんすう)するように聞いていた。
ゆづき:「…ルールを、決めておく…。なるほど…。でも…やっぱり、根本的な問題があって…」
私:「というと?」
ゆづき:「そもそも、こんな私の文章に、お金を払ってもらう価値があるなんて、どうしても思えないんです。有料にするなんて、おこがましい。
詐欺師にでもなるような気分です」
対峙③:自己肯定感の低さがそうさせる『1円の値札』
私:「来ましたね、三体目。最も厄介なモンスターの一人、『自己肯定感の低さ』です。素晴らしい価値があるものに、自分で『1円』の値札を貼ってしまう。そして、誰も買ってくれないと嘆く。実に滑稽で、実に悲しいモンスターです」
ゆづき:「1円は言い過ぎですけど笑…でも、確かに耳が痛いです」
私:「ゆづきさん、あなたの記事はただの『作品』ではありません。『誰かの悩みを解決する薬』です」
ゆづき:「薬…?」
私:「そうです。例えば、ゆづきさんが『職場の人間関係に疲れた時の心の保ち方』を書いたとしましょう。
それは、明日会社に行くのが怖くて眠れない人にとっては、何千円もする『睡眠薬』以上の価値があるかもしれない。
あなたの文章は、読者の『痛み』を取り除き、『理想の未来』へ連れて行くための『処方箋』なんです。
あなたは、自分の作品を売るんじゃない。人の悩みを解決する『価値』を提供するんです。そう考えたら、少しは見え方が変わりませんか?」
ゆづき:「…悩みを解決する…。考えてもみませんでした。私はただ、自分の気持ちを書くだけだと…」
私:「そのゆづきさんが今言った、「気持ち」こそが、誰かの薬になるんです。それでも信じられないなら、勇気を出して、まずは100円でも、300円でもいいから、値段をつけて記事を売ってみる。
それが売れたとき、売れて『心が軽くなりました』というコメントをもらったときが、あなたの小さすぎる自己評価を、外側から叩き壊してくれます。価格設定も、自分の価値の査定だと思うから苦しいんです。
これは単なる『実験』だと思ってください。売れなかったら、価格やタイトルを変えて、また実験する。失敗ではなく、データ収集。そう思うことで行動に移しやすくなります。」
ゆづきさんの目に、ほんの少しだけ、力が戻ってきたように見えた。
ゆづき:「…実験…。それなら、少しだけ、できそうな気がします。でも…良い記事を書いて、値段も決めたとして…それを、どうやって人に知らせればいいんですか?
SNSで『買ってください!』なんて、私には絶対に言えません。そういう、ガツガツした感じが、本当に苦手で…」
対峙④:宣伝・営業への苦手意識からくる『宣伝アレルギー』
私:「四体目のモンスター『宣伝アレルギー』ですね。
素晴らしい宝物を作ったのに、その在り処が示された地図を誰にも渡さない。結果、あなたの宝物は謎のまま、誰にも発見されない。
あなたの努力が、水の泡になる瞬間です」
ゆづき:「うっ…。でも良いものを作れば、いつかは誰かが見つけてくれるって、そういうものではありませんか?…」
私:「それは、幻想です。この情報過多の海で、待っているだけでは誰にも見つけてもらえません。でも、大丈夫。あなたに『売り込め』なんて言いません。合言葉は、『宣伝は、おすそ分けである』です」
ゆづき:「おすそ分け?」
私:「ええ。あなたは『宣伝』とか『セールス』という言葉が、アレルギーなだけなんです。だから、全部、言葉を言い換えましょう。『宣伝する』じゃない。『美味しいクッキーが焼けたので、回覧板を回す』んです。『買ってください』じゃない。『悩んでいる友人に、そっと手紙を渡す』んです。どうです? それなら、ガツガツした感じはしないでしょ?」
ゆづき:「回覧板…(笑)。確かに、それなら、少しだけ可愛い感じがしますね」
私:「でしょう? それでも抵抗があるなら、『プロセス』を見せるんです。『今、こんな記事を書いてて、すごく悩んでます』って、奮闘記をSNSで共有する。
そうすると、読者はあなたを応援し始めて、完成した時には『待ってました!』と、自然な流れで読んでくれる。
あるいは、全力の無料記事を『最強の試食コーナー』として提供する。無料でこのレベルなら、有料は一体どうなってるんだ!?と、読者の方から興味を持ってくれる。「買ってください!」と売り込む必要なんて、どこにもないし、事実そうした直接的な手法では売りにくいものなのですよ。」
僕は、最後の核心に触れるために、少し間を置いた。
私:「…ゆづきさん。でも、ここまでの話を聞いて、一つ、疑問に思いませんでしたか? そもそも、何を書けばいいのか、と」
ゆづき:「…! はい。まさに、それを聞こうと…。私の書けることなんて、結局、自分の辛かった体験とか、ネガティブな話ばかりで…。
そんな重たい話、誰もお金を払ってまで読みたくないんじゃないかって…。読んだ人を、暗い気持ちにさせてしまうだけなんじゃないかって…」
対峙⑤:ネガティブな内容へ偏る『底なし沼』
私:「最後のモンスター。それは『底なし沼』です。あなたの辛い体験は、最高のコンテンツになり得ます。でも、提供の仕方を間違えると、読者を道連れに、ただただ沈んでいくだけの、危険な沼になる」
ゆづき:「道連れ…。そう、そうなんです。共感してほしいだけなのに、相手を疲れさせてしまうように思います。」
私:「では、最後のモンスターへの攻略法です。それは、『希望のサンドイッチ』構造で記事を作ることです」
ゆづき:「希望の、サンドイッチ…?」
私:「ええ。あなたの辛い体験という、最高に味わい深い『具材』を、二枚のパンで挟んであげるんです。一枚目のパンが『共感』。『あなたも、こんなことで悩んでいませんか?』という、読者への語りかけです。
そして、二枚目のパンが『希望』。
『でも、この経験があったから、私は〇〇を学べました』という、具体的な学びや、小さな光で締めくくるんです。
この『希望のパン』があるだけで、あなたの記事は、ただの沼から、読後、心が少しだけ軽くなる『良薬』に変わります」
ゆづき:「…なるほど…。私の体験を、ただ吐き出すんじゃなくて、パンで挟む…」
私:「その通り。そして、そのためには『日記』と『記事』を、意識的に分けること。
感情を吐き出すための『日記』を書いた後、冷静になって、『この体験から、読者に渡せるお土産は何だろう?』という視点で、再編集したものが『記事』です。
あなたの人生を、『私はこんなに不幸です』という悲劇ではなく、『私はこの試練を乗り越え、〇〇という宝物(学び)を手に入れた』という、英雄の物語として描いてあげる。
読者が読みたいのは、あなたというヒーローの、成長物語なんです」
エピローグ:旅の始まり
すべての話を終えた時、窓の外は、柔らかなオレンジ色の光に包まれていた。
ゆづきさんは、ずっと俯いていた顔を上げ、まっすぐに僕の目を見た。その瞳には、さっきまでの不安の色だけでなく、確かな意志の光が宿っていた。
ゆづき:「…ノッティさん。ありがとうございます。なんだか、ずっと霧の中にいるようなモヤがかかった状態でした。でも、今、少しだけ、進むべき道が見えた気がします」
私:「それは良かった。では、ゆづきさん。この旅の、最初の一歩を、ここで決めてしまいましょう。今週、何か一つだけ、できるとしたら、何をしますか?」
彼女は少し考えて、そして、はっきりと答えた。
ゆづき:「実は、私のPCに日記があります。会社に行けなくなった日の朝のことを書いた、とても暗い日記です。でも…その記事に、『希望のパン』を挟んでみようと思います。あの朝があったからこそ、気づけた、小さな光について、最後に書き加えてみます。
そして…60点で、公開してみます」
私:「…素晴らしい。最高の、一歩です」
私たちは、それ以上何も話さず、残りのコーヒーを飲んだ。
会計を済ませ、店の外に出ると、ひんやりとした夕方の空気が肌に心地よかった。
「では、私はこちらなので」
そう言って頭を下げた彼女の横顔は、ここに来た時とは別人のように、凛として見えた。
この対話は、決して特別なフィクションではありません。
「ゆづきさん」は、これを読んでいる、あなた自身です。
彼女の悩みは、あなたの悩みであり、彼女の宝物は、あなたの宝物です。
あなたは、これまで、自分の才能に見合った「取り扱い説明書」を持ってこなかっただけ。
でも、今日、その説明書を手にしました。
完璧じゃなくていい。60点でいい。
批判を恐れず、たった一人の親友に手紙を書けばいい。
自分の価値を信じられなければ、お客様の力を借りればいい。
宣伝が苦手なら、回覧板を回せばいい。
辛い体験は、希望のパンで挟んであげればいい。
さあ、今度は、あなたの番です。
あなたの下書きフォルダに眠っている、あの記事は、どんな「希望のパン」で挟めそうですか?
あなたの、最初の一歩を、心から応援しています。
そして、いつかあなたが書いた素晴らしい記事に出会える日を、楽しみにしています!
またどこかで、お会いしましょうね。
最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
▼HSP気質のnote著者さんのためのnote収益化のヒント続編
あなたが書いた記事を、あなたのファンである読者に届けるには、果たしてどうすればいいか、その答えはここにあります。「スキがつかない」「購入されない」とお悩みの方へ。
有料記事を売るうえでの本質的なテーマにせまる。「売れるnote編」
【Threads×note】を成功させる秘訣
1日●回投稿すればいい?
相互フォロー?記事をコメントで紹介?
Threadsをいくらやってもnote記事を買われない方は、努力の方法が間違っているかも。
Threadsからnoteへ誘導し、あなたのnote記事を本当のファンに届ける秘訣を私の実体験を踏まえて、すべてお伝えします。
生成AIはズルか?生成AIとの上手な付き合い方とは。
生成AIを使いこなすことで、あなたの記事のクオリティは上がり、強力なアシスタントとともに、あなたらしい記事が書けます
