見出し画像

たのしいぞ郷土資料館 岐阜県瑞浪市「瑞浪市陶磁資料館」

わたしはわたしの郷土をもっと知るべきだ。郷土への愛着をはぐくみに帰省してまいりましたので記録に残していこうとおもいます。
調べてみるとJR瑞浪駅から車で5分ほどの山中にある瑞浪市民公園がハコモノ銀座を形成していることが判明。4ハコをマラソンしてきました。

・サイエンスワールド(県)平成11年(1999)開館
・市之瀬廣太記念美術館(市)平成3年(1991)開館
・陶磁資料館(市)昭和55年(1980)開館
・化石博物館(市)昭和49年(1974)開館

市之瀬廣太記念美術館につづいては陶磁器資料館です。


1.施設概要

・施設名称 瑞浪市陶磁資料館
・営業時間 午前9時~午後5時
・入館料 200円
3館共通入館料 500円
(化石博物館・陶磁資料館・市之瀬廣太記念美術館)
・休館日 月曜
・写真撮影 OK

美濃焼とは、岐阜県(南部は旧美濃国)の東濃地方のうち主に土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市にまたがる地域で製作される陶磁器の総称である。

美濃焼 Wikipedia

これはいつぞやの全国大陶器市でのわたしの戦利品。

上のネコちゃん豆皿とイッタラ風なマグカップが美濃焼でどちらも300円もしなかった。誰でも気軽に買える気負いのなさは美濃焼の魅力のひとつだ。

2.まずはホームページで予習

まずはホームページで予習していこう。

1980年(昭和55年)4月、東濃西部広域行政事務組合により東濃西部歴史民俗資料館・瑞浪陶磁資料館として開館。2007年(平成19年)に東濃西部広域行政事務組合による事務運営が廃止。瑞浪市に移管され、瑞浪市陶磁資料館に改称する。

瑞浪陶磁資料館 Wikipedia

直近5年間の平均来館者数が4,695人
瑞浪市公共施設等総合管理計画より
年間300日営業として15人/日。きびしい数字ではある。だがこの夏わたしが訪れた「矢巾町歴史民俗資料館」の来館者数は5.72人/日だった。大丈夫!まだまだがんばれる!

3.いざ、入館

昭和55年開館
昭和らしい重量級なRC造にワクワクする

いいよ!エントランスのこの感じ「矢巾町歴史民俗資料館」や「檜原村 郷土資料館」と同じテイスト。わたしがすきなタイプの郷土資料館です。

スタンプゲット

瑞浪市陶磁資料館は、美濃桃山陶をはじめとする古代から現代までの美濃焼、明治時代以降に使われた陶磁器の生産用具や機械などを展示して、美濃焼1300年の歴史をご紹介するとともに、 「焼き物ってどうやって作るの?」、「陶器と磁器ってどこが違うの?」、「焼き物の模様ってどうやって付けるの?」などの疑問にお答えする博物館です。

瑞浪市陶磁資料館ホームページ

常設展示の前半は
焼き物は焼きの温度によって【土器・陶器・炻器・磁器】と変化する。それぞれの器や焼き物の製品が展示されている。
年季の入ったギミックが最高!(出演:母の指)

スイッチをおすと
磁器がピカーッ⚡
1200度以上の高温で焼く磁器は光を通す

何気なく並ぶこれらの焼き物をちょいとズームしてみようか

これは平成の植木鉢

となりの椀は・・・あ、飛鳥時代?!

マットな質感の焼き物は炻器だ。

平成の炻器の花瓶
いかにも常滑焼!てかんじの
平成の炻器の湯呑

高坏・・・え”?古墳時代!?

こちらも古墳時代の蓋坏

現代の製品の隣に古墳時代や飛鳥時代の焼き物があっても見過ごすほどに違和感がない。これが「器 うつわ」のおもしろさだとおもう。
この夏わたしは岩手県の「滝沢市埋蔵文化財センター」で各時代の本物の土器たちをドキドキ連呼しながら持たせてもらった。2025年ナンバーワンな体験だった。

土器たちを実際に手にしてみて感じたのが、弥生土器以降の器は現代に持ってきても違和感がない形や佇まいをしていること。弥生時代の片口を普通に「あ、これステキ欲しい」なんておもったもんね。器にも流行りはあるだろうが廃りはない気がする。古さが味になるし古い味わいに寄せてつくる現代の器もある。

後半は通史にのせた焼き物の遍歴で焼き物にのせて郷土史を見せてくれる。

この黄瀬戸、右側が大胆に金継ぎされている
良い・・欲しい・・・!

昭和へ入り工業化が進行、市の主要産業としての陶業が興隆していく様子も興味深い。銅板転写の原版や機械類が見られるのも貴重な体験だった。

屋外展示の水車
これで岩を砕いて陶磁器の原料を生成していた

ビックリなんですけどね。この原始的な水車、昭和の終わりまで実際に稼働していたんですよ。そんな昔じゃないよ?!紅白にキョンキョンや少年隊がでてるしさ!(だからさほど昔ではないと訴えてしまうあたり…わたしも年をとったなと実感した…)

登り窯
陶芸の作業所が併設されていて
過去にはワークショップで利用されていたらしい

4.最後に

おもいがけず骨太な展示で見ごたえのある資料館だった。しっかり2時間楽しめた。「瀬戸黒」の人間国宝である加藤孝造氏の作品の展示もある。これがまた良いのだよ・・・

展示パネルがしれっと
「昭和52年3月」の情報だったりするのもグッとくる

いい資料館なんだけどなぁ。さすがに今の集客での存続は難しそうだ。
しかも持ち帰ったフライヤーで知ってしまったのだが

お隣の土岐市「美濃陶磁歴史館」の建て替え計画が進行中というではないか!もう美濃焼については土岐市にお任せするとして・・・みたいなムードが漂いまくっている。

だから行こう!今のうちに行こう!無くなる前に行こう!瑞浪市陶磁資料館、たのしいよ。是非!