アウェイ遠征で駅を降りたら、まずAWAY BASEへ|アウェイサポーターが町を歩き始める拠点
「日本サッカー産業論|世界一になるための問い」
※本記事は、Kindle書籍『日本サッカー産業論』から生まれた問いを起点に、日本サッカーの現場と仕組みを考えるシリーズの一編です。
駅を降りたあと、どこへ行けばいいのか
アウェイ遠征で初めて訪れる町。
駅を降ります。
改札を出ます。
そして、多くの人がスマートフォンを開きます。
スタジアムはどちらなのか。
バス乗り場はどこなのか。
荷物を預けられる場所はあるのか。
試合まで二時間あるが、どこで過ごせばいいのか。
アウェイユニフォームのまま飲食店に入っても大丈夫なのか。
地域の名物は何なのか。
雨が降っているが、休める場所はあるのか。
こうしたことを、一つずつ調べます。
もちろん、観光案内所がある駅もあります。
駅ビルやカフェが充実している町もあります。
しかし、すべてのホームタウンに、アウェイサポーターが気軽に立ち寄れる場所があるわけではありません。
特に地方都市では、駅前に早く到着しても、試合前後に滞在できる場所が限られています。
スタジアムへ行くにはまだ早い。
ホテルへチェックインするにも早い。
荷物は重い。
店へ入るほどではない。
雨や暑さ、寒さを避けたい。
一人で遠征していると、少し心細い。
そんなとき、
駅を降りたら、まずここへ行けばいい。
と思える場所があったら便利ではないでしょうか。
観光案内所のように地域情報が得られます。
しかし、パンフレットを受け取るだけの場所ではありません。
座って休めます。
荷物を預けられます。
ユニフォームに着替えられます。
地元の人と話せます。
試合前の時間を、安心して過ごせます。
その場所を、
AWAY BASE
と呼ぶことにします。
ホテル、バス、パスポートの次に必要なもの
これまで、アウェイ遠征を地域活性化につなげる構想として、三つの記事を書きました。
一つ目は、全国共通の認証基準で地域のホテルを結ぶ宿泊ネットワーク「STAYX」です。
STAYXが目指すのは、単なるスポーツホテルではありません。
スポーツを入口として人の流れを生み出し、その流れを地域の未来へつなげる宿泊ネットワークです。
二つ目は、共同配送やフィジカルインターネットの考え方を取り入れたアウェイバスです。
クラブごとに分断された移動需要をまとめ、バス、鉄道、地域交通をつなぎます。
三つ目は、アウェイパスポートです。
地域に到着したサポーターを、飲食店、商店街、観光施設、温泉、地域交通へ送り出します。
STAYXが、泊まる場所をつくる。
アウェイバスが、町と町をつなぐ。
アウェイパスポートが、町を巡るきっかけをつくる。
そして第四弾が、
町の中に、サポーターが安心して立ち寄れる拠点をつくる。
というAWAY BASE構想です。
STAYXが「泊まる拠点」なら、AWAY BASEは「町を歩き始める拠点」です。
AWAY BASEとは何か
AWAY BASEは、試合日に駅前や商店街へ設置されるアウェイサポーター向けの地域ラウンジです。
主な機能として、次のようなものを想定します。
サポーター休憩所。
荷物預かり。
着替え場所。
観光案内。
地域商品の販売。
飲食店や商店街の紹介。
アウェイパスポートの案内。
スタジアム行き交通の案内。
スマートフォンの充電。
Wi-Fi。
トイレ。
雨具や防寒具の販売。
地域住民との交流。
試合後の待機場所。
ライブビューイング。
すべての機能を、すべての地域で用意する必要はありません。
地域の規模やスタジアムの立地に合わせて、必要な機能を組み合わせます。
小さな町なら、空き店舗一室でも構いません。
大きな都市なら、駅前の商業施設やホテル、バスターミナルの一部を使えます。
重要なのは、豪華な施設をつくることではありません。
初めて来た人が、迷わず立ち寄れる。
少し休んで、町へ出ていける。
その安心感です。
ツーリストインフォメーションだけでは足りない
観光案内所は、地域情報を知るうえで大切な存在です。
しかし、アウェイサポーターには、一般観光客とは少し違う需要があります。
試合開始時間が決まっています。
スタジアムまでの移動時間を考えなければなりません。
ユニフォームや応援グッズを持っています。
大きな旗や荷物を持っている人もいます。
試合前は期待と緊張があります。
試合後は勝敗によって気分が大きく変わります。
一般観光客向けに、
「市内の名所を半日で巡れます」
と案内されても、試合開始まで一時間しかなければ利用できません。
AWAY BASEでは、
「今からなら、この店に寄っても試合に間に合います」
「雨なので、屋内のこの施設がおすすめです」
「試合後も営業している店はこちらです」
「帰りの臨時バスは、この乗り場です」
「アウェイユニフォーム歓迎店はこちらです」
と、その日の試合を前提に案内します。
観光案内ではなく、
遠征者の時間に合わせた地域案内
です。
休める場所があるだけで、遠征のハードルは下がる
アウェイ遠征は、若くて体力のある人だけのものではありません。
子ども連れ。
高齢者。
一人参加。
女性。
車いす利用者。
長時間移動に不安がある人。
こうした人にとって、現地で休める場所があるかどうかは大きな問題です。
駅に着いたものの、ベンチが埋まっています。
カフェは混雑しています。
荷物が多いため、店に入りにくい。
子どもが疲れています。
雨が降っています。
スタジアムの開門まで時間があります。
そのとき、AWAY BASEがあれば、いったん落ち着けます。
椅子に座れます。
荷物を置けます。
飲み物を買えます。
交通情報を確認できます。
家族と合流できます。
同じクラブのサポーターと話せます。
何か特別な体験を提供しなくても、
ほっとできる場所がある。
それ自体が大きな価値です。
スタジアムへ向かう前に心と体を整えられれば、観戦体験も良くなります。
空き店舗を、試合日だけ使えないか
地方都市では、駅前や商店街の空き店舗が課題になっています。
一方で、試合日にだけ発生する需要のために、新しい常設施設を建てるのは現実的ではありません。
そこで、空き店舗を試合日限定のポップアップ拠点として活用します。
ホームゲームが月に二回なら、月二回だけ開きます。
それ以外の日は、地域イベント、ワークショップ、物産販売、コワーキングスペースなどに使うこともできます。
常設のアウェイ専用ラウンジでは採算が合わなくても、既存の空間を必要な日にだけ使うなら、成立しやすくなります。
空き店舗の所有者には賃料が入ります。
商店街には人が流れます。
クラブは駅前に接点を持てます。
自治体は空き店舗活用の実績をつくれます。
地元企業は商品やサービスを紹介できます。
サポーターは居場所を得られます。
誰か一人が大きな負担を背負うのではなく、既存の空間と需要を組み合わせます。
AWAY BASEを町の玄関口にする
AWAY BASEの役割は、サポーターを囲い込むことではありません。
長時間滞在してもらうことが目的でもありません。
むしろ、少し休んだあとに町へ送り出します。
アウェイパスポートと連携し、
「試合まで二時間ある人向け」
「三十分で楽しめる人向け」
「子ども連れ向け」
「雨の日向け」
「試合後向け」
「翌朝向け」
といった地域コースを提案します。
たとえば、
駅から徒歩五分の地元食堂。
商店街の和菓子店。
スタジアムへ向かう途中の公園。
地域の歴史を知れる小さな資料館。
地元サポーターが集まる店。
試合後も営業している居酒屋。
有名観光地だけではなく、その町の日常を紹介します。
AWAY BASEで情報を得た人が町へ出ます。
町で食事をします。
買い物をします。
写真を撮ります。
地域の人と話します。
そして試合へ向かいます。
AWAY BASEは、観光の目的地ではありません。
町へ出ていくための出発基地
です。
地元の人にも、町の情報が集まる
AWAY BASEは、アウェイサポーターだけの閉じた場所にしない方がよいと思います。
ホームサポーターや地域住民も立ち寄れるようにします。
地元の人が、
「この店がおすすめです」
「この道を通ると景色がいいですよ」
「今日はこの祭りをやっています」
と教えます。
アウェイサポーターは、
「この町のここがよかった」
「この料理が印象に残った」
「駅からスタジアムまでの案内が分かりにくかった」
と話します。
こうした会話から、地域の良さや改善点が見えてきます。
アウェイパスポートやSNS投稿のデータもAWAY BASEに集めます。
どの店がよく訪問されたのか。
どの時間帯に人が集中したのか。
どの地域商品が売れたのか。
どの案内がよく見られたのか。
どこで迷った人が多かったのか。
どんな質問が多かったのか。
AIで全体傾向を分析すれば、次のホームゲームに生かせます。
ただし、個人を監視する仕組みにしてはいけません。
匿名化したデータを使い、町全体の受け入れ改善に役立てます。
AWAY BASEは、サポーターへ情報を渡すだけでなく、
サポーターから町へ情報を返す場所
にもなります。
地域商品のショールームとして使う
地域商品を販売する場合も、大量の在庫を置く必要はありません。
試食や展示を中心にし、購入はアウェイパスポートやECで行います。
たとえば、
地域の菓子。
調味料。
地酒。
工芸品。
地元企業の商品。
クラブとのコラボ商品。
農産物。
などを紹介します。
遠征中は荷物を増やしたくない人もいます。
商品をその場で持ち帰るのではなく、自宅配送を選べるようにします。
試合で訪れた町の商品を、帰宅後も購入できる仕組みにします。
AWAY BASEで初めて知る。
試食する。
生産者の話を聞く。
アプリで注文する。
自宅で受け取る。
気に入れば、また買う。
一度のアウェイ遠征を、地域商品の継続購入につなげます。
ライブビューイング会場にもなる
すべての人がスタジアムへ入れるわけではありません。
チケットが取れなかった人。
同行者の一部だけ観戦する人。
小さな子どもと休憩したい家族。
試合途中で体調が悪くなった人。
地域住民。
そうした人がAWAY BASEで試合を見られる可能性もあります。
ただし、放映権や上映許可への対応は必要です。
正式な許可を得たうえで、クラブや地域事業者がライブビューイングを実施します。
試合中は観戦会場。
試合前は地域案内所。
試合後は交流スペース。
一つの場所を時間帯によって使い分けます。
試合が終わったあとには、帰りの交通を待つ場所としても使えます。
ナイトゲーム後、新幹線やバスの出発まで時間がある人にとって、安全に待てる場所は大きな安心になります。
アウェイサポーター同士の交流拠点
一人で遠征する人は少なくありません。
スタジアムへ入れば、同じクラブのサポーターがいます。
しかし、駅に着いてからスタジアムへ向かうまで、一人で過ごすことに不安を感じる人もいます。
AWAY BASEに同じクラブのユニフォームを着た人がいれば、自然に会話が生まれます。
「初めて来ましたか」
「スタジアムまでは、このバスです」
「この店がおいしかったです」
「帰りは何時ですか」
クラブが公式に交流イベントを開かなくても、同じ目的を持つ人が同じ場所に集まれば、つながりが生まれます。
遠征仲間が増えれば、次のアウェイにも行きやすくなります。
Jリーグの人気を広げるためには、試合そのものだけでなく、
一人でも参加しやすい環境
をつくることが重要です。
ホームとアウェイを分けすぎない
AWAY BASEという名前ですが、ホームサポーターを排除する場所ではありません。
対立の激しいカードでは、安全面からエリアを分ける必要があるかもしれません。
しかし、通常の試合では、ホームサポーターや地域住民も利用できた方がよいと思います。
ホームサポーターが町の案内役になります。
アウェイサポーターが、他の地域の取り組みを話します。
互いのスタジアムや町について情報交換します。
試合では競います。
しかし、町を良くしたいという点では共通しています。
ホームとアウェイが同じ場所で話すことで、
「次はそちらの町へ行きます」
「来るなら、この店がおすすめです」
という交流が生まれます。
クラブとクラブの関係が、町と町の関係へ広がります。
クラブが単独で運営しなくてもよい
AWAY BASEの運営を、クラブだけに任せると負担が大きくなります。
ホームゲームの日は、クラブスタッフも忙しくなります。
そこで、地域の複数主体で運営します。
自治体。
観光協会。
商店街。
ホテル。
交通事業者。
地域大学。
高校生。
ボランティア。
地元企業。
サポーター団体。
旅行会社。
こうした関係者が、役割を分担します。
クラブはブランドと試合情報を提供します。
観光協会は地域情報を用意します。
商店街は店舗情報を提供します。
ホテルは荷物や休憩機能を支援します。
交通事業者は運行情報を提供します。
学生は案内やSNS発信を担当します。
地域企業は商品や設備を提供します。
全国共通の運営ガイドラインは、Jリーグが用意します。
安全管理。
個人情報。
ボランティア対応。
アウェイサポーターへの案内。
事故やトラブル時の対応。
ブランド表示。
データ収集。
こうした部分を共通化します。
そのうえで、地域ごとに特色を出します。
すべての町に同じ施設は必要ない
AWAY BASEは、全国一律の建物ではありません。
地域によって形が違ってよいと思います。
駅前の空き店舗。
商店街の一角。
ホテルのロビー。
道の駅。
観光案内所の一部。
ショッピングセンター。
バスターミナル。
公共施設。
スタジアム近くの仮設テント。
既存のカフェ。
その町で使える場所を活用します。
全国共通なのは、建物ではなく機能と安心感です。
AWAY BASEのマークを見れば、
休める。
情報が得られる。
荷物を預けられる。
スタジアムへの行き方が分かる。
地域の人に相談できる。
と分かります。
STAYXが全国共通の認証で地域の宿泊施設を結ぶように、AWAY BASEも共通の基準で地域の拠点を結びます。
どの町でも同じ見た目にするのではありません。
どの町でも同じ安心を得られるようにします。
常設にするか、試合日だけにするか
最初は試合日限定でよいと思います。
いきなり常設施設をつくると、運営費が大きくなります。
まずは年に数試合、実証的に開きます。
利用人数。
滞在時間。
荷物預かり件数。
地域店舗への送客数。
サポーターからの質問内容。
地域商品の購入。
SNS投稿。
満足度。
こうした結果を確認します。
利用が多ければ、開催日を増やします。
他競技や地域イベントとも共有します。
Jリーグ。
Bリーグ。
WEリーグ。
ラグビー。
バレーボール。
音楽イベント。
地域祭り。
大学スポーツ。
スポーツやイベントを目的に町を訪れる人が共同で利用できれば、稼働日が増えます。
やがて試合日だけのAWAY BASEから、
地域を訪れる人すべてを迎えるWELCOME BASE
へ発展する地域があってもよいでしょう。
試合だけを見て帰る人にも価値がある
アウェイパスポートと同じく、町を巡らない人にも恩恵が必要です。
AWAY BASEへ立ち寄ったからといって、飲食店や観光地へ行くことを求めてはいけません。
荷物を預けるだけでもよい。
少し座るだけでもよい。
交通情報を確認するだけでもよい。
スマートフォンを充電するだけでもよい。
スタジアムへ直行してもよい。
試合後、帰りのバスを待つだけでもよい。
AWAY BASEは、地域消費を強制する場所ではありません。
来訪者に安心を提供する場所です。
安心を感じた人の中から、
「少し時間があるから、紹介された店へ行ってみよう」
という人が生まれます。
結果として町を歩く人が増えればよいのです。
最初から全員を回遊させようとすると、サポーターにとって負担になります。
来てくれたことを歓迎する。
休んでもらう。
必要な情報を渡す。
興味があれば、町へ送り出す。
その順番が大切です。
駅からスタジアムまでを、観戦体験にする
現在の観戦体験は、スタジアムに入ってから始まると考えられがちです。
しかし、実際には駅を降りた瞬間から始まっています。
歓迎の看板。
街路灯のクラブフラッグ。
駅員の案内。
商店街の装飾。
地元の人の声かけ。
スタジアムへ向かう道。
町の風景。
そこで食べたもの。
そうしたすべてが遠征の記憶になります。
AWAY BASEは、その入口になります。
ここから町を歩き始める。
ここで地域のことを知る。
ここで仲間と出会う。
ここへ帰ってきて、試合の余韻を分かち合う。
単なる待合室ではありません。
駅とスタジアムの間にある空白を埋め、町全体を観戦体験に変える場所です。
空き店舗が、町の玄関になる
使われなくなった駅前の店舗。
シャッターが閉まった商店街の一角。
そこに、試合の日だけ明かりがつきます。
ユニフォームを着た人が入ってきます。
荷物を置きます。
地図を見ます。
地元の人と話します。
地域の商品を知ります。
町へ出ていきます。
試合が終わると、また戻ってきます。
勝った人も。
負けた人も。
次の交通を待ちながら、その日の町について話します。
何もなかった空き店舗が、
外から来た人を迎える、町の玄関
になります。
アウェイサポーターのためにつくった場所が、商店街へ人を呼びます。
地域の人に、新しい役割を生みます。
クラブと駅前をつなぎます。
そして、外から来た人の視点を町へ返します。
サッカーを起点に、町に居場所をつくる
STAYXは、泊まる拠点です。
アウェイバスは、町と町をつなぐ移動網です。
アウェイパスポートは、町を巡るきっかけです。
AWAY BASEは、そのすべてを現地で受け止める場所です。
サッカーを見に来た人が、最初に立ち寄る。
少し休む。
地域を知る。
町へ出ていく。
試合を観る。
そして帰る前に、もう一度立ち寄る。
そんな場所が駅前にあれば、遠征の安心感は大きく変わります。
地方都市の駅前に、すべてを備えた大型施設をつくる必要はありません。
空き店舗一つから始められます。
椅子がある。
地図がある。
荷物を置ける。
地域の人がいる。
それだけでも、初めて訪れた人はほっとします。
Jリーグの地域活性化は、巨大な再開発だけで生まれるものではありません。
外から来た人に、
「ここへ来れば大丈夫です」
と言える小さな場所をつくることから始まるのかもしれません。
駅を降りたら、まずAWAY BASEへ。
そこから、サッカーと町を巡る一日が始まります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事は、「日本サッカー産業論を起点に生まれた問い」シリーズの一編です。
STAYXが「泊まる拠点」、アウェイバスが「町と町をつなぐ移動網」、アウェイパスポートが「町を巡るきっかけ」なら、AWAY BASEは、駅を降りたサポーターが最初に立ち寄り、安心して町を歩き始めるための拠点です。
サッカーをきっかけに人が動き、その人の流れを地域の未来へつなげる仕組みを、これからも考えていきます。
本記事は、Kindle書籍『Jリーグアウェイ経済論 サポーターの移動から始まる地域交流』の調査・構想記事です。アウェイ遠征を、交通、宿泊、観光、地域消費、関係人口の視点から考えています。
蒼色真琴
MA Publishing
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