見出し画像

AIは「逆張り」出来ない - 忍び寄る「デフォルト」の影

  "円安ホクホク" 発言のあとどうなるかと東京市場のオープニングを注視したがドル円が@155円台に乗せただけと無難なスタート。日銀・財務官僚もほっと一息という所。だが値が飛べば「介入」の餌食になるので最近の「円売り」はジワジワ攻めるのがマーケットの常道。せっかく抑え込んだ「円キャリートレード」も 続・「円、どんどん売ります!」の免罪符 ー 今度は「新首相」?から|損切丸 に戻ってしまった

 最近娘(20代)と話をしていてはっとした。「新NISA」をやっているお友達がいるそうだが「米株買ってるならドルを買っていることになるから円高になったら損するかもしれない」と問いかけたら「そんな意識ないんじゃないの」?!案外これがFACT(事実)で*何のリスクを取ってるのかも判らずに「今これがお薦め!」という謳い文句に乗って「オルカン」や「S&P」を買っている "にわか個人投資家" が多いのかもしれない

 *「沈没船ジョーク」日本人は「みんな飛び込んでますよ!」と声をかけるとみんな一斉に飛び込むというのがあったがまさにそれ。怖ろしい。大事なのは儲かることより人と一緒であること。もう一つの研究で:①相手も自分も1万円すつ儲かる②自分は儲からないが相手が▼2万円損する、だったら日本人は後者を選ぶというのもあった。嫉妬心の塊。 不思議の国・日本 - 各国の「文化」が反映する通貨相場|損切丸 である

 1つ気をつけなければいけないのはAIは「逆張り」出来ない事。膨大なデータとはいえ「過去」が基準になる以上投資スタイルは「順張り」(トレンドに乗った売買)にならざるを得ない。だから買い相場で売り向かうなんてプログラムは発動されない。ここ数年の「インフレ」のような大きなトレンドでは成果が上がりやすいが、10年に一度程度訪れる「クラック」(崖)のような変化には即応出来ない。壊れたナビのように沈黙するか「地図を見て下さい」というだけ。AIは「最終責任」は負ってくれない

 だから現在のように売り相場が続くJGB(金利は上昇)ではAIは絶対に買いに回らない「過去」に沿ってそのまま「売り」判断になる。だが実際には相場の行き過ぎは常にあり、特に中央銀行の政策金利に基づいた絶対価値が算定しやすい「金利」は時に逆張りが有効「損切丸」はずっとそのスタイル)。適正値が曖昧なFXや株と違って100対1でも1で勝てる相場だ

 資産を減らしたくない「お金持ち」は「金利」で十分固定利息を受け取れれば一般人が気がつかない間に静かに静かに「お金」を移動させる。結局「金利」から「お金」を抜かれたマーケットは下落に転じる訳で、流動性が低い金や銀などのコモディティ(商品相場)、あるいはビットコイン(BTC)のようなニッチ(隙間)オルタナ(代替投資)は影響がモロに出る

 忍び寄る「デフォルト」の影

 ニッチ、オルタナと言っても**時価総額が一時3兆ドルを超えたBTCは無視出来ない存在。今回の下落で1.6兆ドル程度までほぼ半減したようだが、問題は本業そっちのけで集中投資していた投資会社の株価の行方

 **ある投資会社の平均持ち値が@87,000ドルなんてニュースもあったが、ここまで下落すると「デフォルト」の影がちらつく。他にどんな資産を持っているかにもよるが「デフォルト」回避のために「レパトリ」(損失穴埋めのための取引)に動くのが常。2026年で言えばAI指示で「金」「銀」「韓国KOSPI指数」などに「お金」を突っ込んでいた可能性もあり「レパトリ」の連鎖安が起きやすい。LTCMが保有ロシア国債のデフォルトで100兆円にも上るドル円の「レバレッジ」ポジションを巻き戻したのが典型。最終的に世界的金融危機に繋がった。リーマンショック(2008)なんかも同じ

 反面 続・それでも「米ドル」買いますか? -「ナンピン」へ悪魔の誘い|損切丸 もあり状況は複雑。ユーロ円、ポンド円等いわゆるクロス円の「円安」が継続している事に鑑みると「ドル安・円安」が正しい見方。ポピュリズムを標榜する大統領と首相が仲良しなのは似たもの同士だからで日米とも「スタグフレーション」的な経済運営が続きそう「通貨安」指向で「インフレ」軽視は非常に危険。ドル円はどっちが酷いかの「不人気投票」になりそう。そういう意味でもJGBも含め 米経済指標を再点検してみよう - 鍵は「長期金利」|損切丸

 とりあえず日米の「選挙」に気を配りつつ、筆者としては投資会社やヘッジファンドなどBTCやコモディティ急落で破綻・精算に追い込まれる会社がないかウォッチしていきたい。「クラック」は突然現れる。だが後で見返した時に「あの金利上昇がエピローグ(序章)だった」と気がつく事がほとんど。そういう観点からJGBの急落は見逃せない "変化" ではある

いいなと思ったら応援しよう!

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー