『浜辺にはヤツがいる』松山・広島 二都探訪記(5)/きまぐれ雑記
この記事は(1)から始まる探訪記の続きです。
前の記事はこちら。
初めての四国上陸を果したかと思ったら一夜にして脱出。そのココロは瀬戸内海を渡っての「安芸の宮島詣で」であった。
「世界文化遺産」に平伏す
日本三景に数えられる「安芸の宮島」厳島神社。
広島じゃけえのう。
……と能天気に構えていられるのは、いったんここまでという思いもある。
先に書いておくとこの日の宿は広島・平和記念公園のそば。
翌日には平和記念資料館を訪れるつもりなので、そこは気持ちを入れ替えねばならない。
ともあれ、宮島には無事到着。
何を置いてもまず腹ごしらえは必要だ、と目に入った飲食店に飛び込む。

人気の「宮島定食」はご当地メニューの穴子丼とカキフライのセット。

白飯ではなく炊き込みご飯の上に穴子がのった丼と、揚げたてのカキフライは「旅飯」感があり、風情を満喫する。
余裕ができたところでボチボチと厳島神社への道を歩き始めると、……そうかそうか、コヤツらがいるんだ。

北海道民にとって鹿は、どちらかといえば害獣である。
「かわいいね」などという周囲の人の声に「んなこたぁーない」とタモさんのように心の中で反論しながら足を運ぶ。

ところで厳島神社へと向かう海岸線には砂浜の部分もあり、なかなか気持ちのいい風景となっている。

そうこうしている間に大鳥居が間近に見えるようになる。
宮島は島全体が「神」であるから、鳥居は海中にあるのだと聞いたことがある。空が青い。向こうの山の際から誰かがホリゾントで照らしているのではなかろうか。

道民は「歴史」と「文化」には弱い。てきめんに弱い。
平家ゆかりの……とかいわれたらもう、うつむいてしまうくらい弱い。

参拝中に見る見るうちに潮が引いていく。
本殿に参拝したが、その写真は撮っていない。神様にレンズは向けられなかった。
海の守護神たるご祭神に感謝。
潮はどんどん引いていく。
だが調べてみたところ、この日の潮位では大鳥居まで地続きではいけないらしい。行けるところまで行こうと、浜辺に降りる。
大鳥居までの波辺は、いわゆる干潟である。
目を凝らすと巻貝のような生き物がいて、ちょっと意外に感じた。
虫系が苦手な方はこの下の動画は見ないほうがいいかもしれない(;^_^A
ご注意を!
興味本位で見てしまった方は、豊国神社(千畳閣)からの眺めで少しだけ心を癒してほしい。

しかし、宮島はさすが日本有数の観光地。
参道脇の路地に回ると、飲食店や土産物屋がひしめくように立ち並び、揚げもみじ饅頭などのワンハンドグルメを手に練り歩くカップル連れなどで、押すな押すなの大盛況。鹿の入る隙間もない。
私がもう少し信心深かったら弥山の山頂を目指すところなのだろうが、あいにくと膝と腰に自信がないため控えさせていただいた。
さて広島に入ったからには、行かねばならぬところがある。
今回は先に述べた通り、「宮島-平和記念公園」を直行で結ぶ高速船で移動した。
終着点で私たちを待ち受けていたのは、あの建物だった。
つづきはこちらから
