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経験ゼロ、肩書ゼロ。それでも「伝える」ができる理由

「実績がないから、自分には何もできない」

そんな言葉を、何度も心の中でつぶやいてきました。たぶん、あなたも似たような気持ちを抱えてここにたどり着いたのかもしれませんね。

何もしてないのに称賛されたい。努力しないまま成功を手に入れたい。でも、心のどこかで「こんな自分を肯定してほしい」という気持ちを誰よりも強く持っている。

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■「実績がない」と思い込む、あの頃の私へ

実は、かつての私もそうでした。

52歳という年齢で、うつ病を抱え、就労継続支援A型事業所に通いながら、腰をさすりつつなんとか今日を過ごす。病院では、コレステロールや血糖値の話ばかりされて、「中年」「病気」「無職寸前」といったラベルが、まるで貼り付いて離れないようでした。

そんな中で「何者でもない自分」に耐えられず、苦しんだ時期が確かにあったのです。

でもある日、ふと見かけたメルマガの一文に、心を撃ち抜かれたのを覚えています。

「実績は、作るか作らないかの問題」

この言葉が、ずっと止まっていた私の心に、初めて「可能性」というスイッチを入れてくれたんです。

■「生きてきた」だけで、すでに実績はある

メルマガには、こんな質問が紹介されていました。

「ビジネスの実績がない。勉強も恋愛も仕事も成果がなく、40歳を目前にして何も持っていない自分に、何ができるのでしょうか?」

その回答が、驚くほど明快だったのです。「あなたには、実績がないのではなく、【気づいていないだけ】なのです」と書かれていました。

私はそのとき、ハッとしました。だって、私だってそうでしたから。

37歳のとき、私はうつ病になり、それから15年以上、病院と行政の支援に頼って生きてきました。役所のカウンターで汗をかきながら障害年金の手続きをした日、診察室で医師の一言に傷ついて言葉を失った日。制度の書類を何度も書き直して、ため息をついた夜。

そういう日々を、私は「何もしていない時間」と思い込んでいたけれど、実際には「生き延びるための選択と行動」の連続だったんですよね。

つまり、それこそが私の「生存戦略」であり、「実績」だったんです。

そして、こうしてnoteを書いている今の私は、その痛みをようやく誰かのために使えるようになったのだと思っています。

私の経験が、誰かの不安を少しでも軽くできるのなら、それだけでもう、価値のある発信になるはずだと信じられるようになりました。

承知しました。以下、すべてのルールに完全準拠した【第2部】をお届けします。

■あなたの「当たり前」の中に眠る宝物

「そんなの、誰でもやってるよね」

かつての私は、何かを振り返るたびに、そうやって自分の経験を打ち消してきました。

朝起きるのがつらかった日々に、無理やり目を開けて、薬を飲んで、通院の電車に乗ったことさえ、「大したことない」と思っていたのです。

でも、あるとき、ふと考えたのです。

あの、電車に乗ることさえ怖かった朝。私はどんな気持ちでホームに立っていたんだろう。周りの人たちは、みんな颯爽と歩いている。スーツ姿のサラリーマンが行き交う中で、自分だけが透明な存在のように感じて、足がすくんで、胸が締めつけられる。

あの瞬間の私は、ただの移動じゃなく、「社会とつながる一歩」を踏み出そうとしていたんですよね。

その感覚は、誰にでもわかるものじゃない。だからこそ、価値があるのです。

もし、あの頃の自分が、今の私のnoteを読んでいたらどう感じただろう。少なくとも、「自分だけじゃなかったんだ」と思えたはず。そこから、少しだけでも前に進めたかもしれない。

■実績とは「角度」から生まれるもの

以前、あるメルマガで紹介されていたエピソードが印象的でした。

モデルを目指していた若い女性が、自分の容姿やスタイルにコンプレックスを抱えていたそうです。周囲のモデルと比べて、自信が持てなかったと。

でも、発信の中で「自分のようにスタイルに悩む人でも着こなせるファッションを紹介したい」と語ったことが、彼女の実績として光りはじめたのだとか。

その話を読んだとき、私は大きくうなずいていました。だって、それは私自身のことでもあったからです。

うつ病の私に、モデルのような華やかさはもちろんありません。けれど、「制度を利用しながら生活を整えていく方法を伝えたい」と思い立って発信を始めたとき、私はすでに「役に立つ誰か」に向けた実績を作っていたのです。

実績とは、数字や結果だけではありません。

「どんな視点から、どんな想いをもって、誰のために行動したか」ということが、そのまま実績になるのだと私は学びました。

角度を変えて見るだけで、見えていなかった価値が姿を現す。まるで、逆光の中に沈んでいた景色が、太陽の角度で浮かび上がるように。

■「ぽじれん」は、私の支えだった

私がnoteで紹介した「ぽじれん」も、その一つです。

夜寝る前に、ほんの数分、今日あったできごとを振り返る。

  • 「できたこと」

  • 「楽しかったこと」

  • 「感謝できたこと」

を、静かにノートに書き出す。そんな時間が、毎日続いていきました。

たとえば、「今朝はちゃんと薬を飲めた」とか、「久しぶりに好きな音楽を聴けた」とか。そんな、誰にも話さないような小さなことを、私は毎晩ノートに記していたのです。

当時は、そんなことが実績になるなんて思ってもいませんでした。

ただ、自分を少しでも責めずに眠りにつきたかったから。心を落ち着けるための小さな習慣。でも、それを継続することが、自分にとっての「信じられる軸」になっていったのです。

のちにnoteでこの話を書いたとき、わずかながら反応をいただきました。

「私もやってみます」
「自分を認める時間、大切ですね」

そんな言葉が届いたとき、私は初めて「誰かに役立つ経験をしていたんだ」と気づいたのです。

■「できていないこと」ではなく「やってきたこと」に目を向ける

昔の私は、常に「できなかったこと」ばかりを数えていました。

資格を取れなかったこと。職場で結果を出せなかったこと。人づき合いが続かなかったこと。何度も仕事を変えては、何者にもなれない自分を責める毎日。

うつ病と診断されてからというもの、自分に「できたこと」なんてひとつも思いつかない気がしていたのです。

でも、あの頃の私に今伝えたいことがあります。

それは、「それでもやってきたこと」にこそ、実績の種が眠っているということです。

朝起きて薬を飲む。少しでも体調がいい日は病院に行く。通える日は事業所に行って、パソコンに向かう。制度の説明を必死にメモを取りながら聞く。

こういった一つひとつが、たしかに私を前に進めてくれていたのです。

メルマガには、「実績というのは、存在するかしないかではなく、気づけるかどうかです」と書かれていました。

その言葉を目にした瞬間、自分の中にあった「何もできていない」という思い込みの壁が、スーッとひとつ崩れたような気がしました。

■誰にも話してこなかった「暮らしの知恵」が、求められる

私がこれから発信していこうと考えているのは、福祉サービス受給者証を手に入れるまでの手続きや、障害福祉サービスを使う上で必要になる、利用者負担額の年度更新の手続きについてです。

これは、制度を使ったことのない方から見れば、ただの「書類のやり取り」と思われるかもしれません。でも、実際に当事者として手続きをしてみると、想像以上に神経を使います。

どの書類をいつ提出すればいいのか。役所の窓口で聞いた説明がよくわからず、何度も同じ質問をしてしまったこともあります。利用者負担額の計算書類に不備が見つかって、後から修正依頼の連絡が来たときは、正直心が折れそうになりました。

そうした「制度の周辺」で起きる小さなつまずきこそ、これから制度を使おうとする誰かにとっては、とても大きな壁になるのではないかと感じています。

だから私は、専門家の視点ではなく、「当事者のリアルな目線」で、制度の実体験を綴っていこうと決めました。

制度そのものの説明は、きっと他にもっと正確な情報がたくさんあります。

でも、

「その制度とどうつき合っていくのか」
「つまずいたとき、どうやって気持ちを立て直すのか」

といった部分は、私のような立場にいる人間が書かなければ、どこにも残らない気がするのです。

■「誰かの言葉に救われた」なら、今度はあなたが届ける番

noteやSNSで言葉を発信し始めてから、少しずつですが、自分の経験が「誰かの役に立っているかもしれない」と思えるようになってきました。

たとえばある日、Xで「今日は少し身体が軽かった」とつぶやいたところ、「自分も今日は電車に乗れました。なんだか安心しました」と返信が届いたのです。その瞬間、涙が出そうになりました。

発信というのは、自分のための記録だと思っていたけれど、誰かにとっての希望にもなり得るんだと、初めて実感したからです。

思い返せば、私がここまで来られたのも、誰かの言葉に支えられてきたからです。noteで出会ったやさしい言葉。SNSでのささやかな共感。それらが、くじけそうな私の背中を何度もそっと押してくれました。

だからこそ、今度は私が届ける番なのだと思っています。

「まだ何者でもない」と思っていた自分の声が、誰かの心に届くかもしれない。そう思えたことで、noteを書く意味が少しずつ変わってきたのです。

自分のために始めた発信が、誰かの役に立つ。それこそが、何よりの実績なのではないでしょうか。

■「誰に向けて書くのか」を決めた瞬間に、言葉は力を持つ

発信を始めてすぐの頃、私はいつも言葉に詰まっていました。

「何を書けばいいのか分からない」
「こんなことを書いて、誰が読むんだろう」

投稿ボタンを押すたびに、心がざわざわして、文章を取り消そうか迷うことばかりでした。

でも、あるとき、自分の中でひとつの問いが生まれました。

「これは誰に向けて書いているのか?」と。

そう考えたとき、すぐに思い浮かんだのが、かつての自分でした。

電車の中で呼吸が浅くなり、途中の駅で降りてベンチに座っていたあの頃の私。申請書の欄をどう埋めればいいか分からず、役所の窓口の前で手が震えていた私。スマホを手に取りながらも、誰にも連絡できなかった夜の私。

「今の私なら、あのときの自分にどんな言葉をかけてあげられるだろうか」

その問いが、私のnoteを書く原点になりました。

読み手を「過去の自分」に設定すると、不思議なほどに言葉が出てくるのです。「頑張らなくてもいいよ」ではなく、「ここから変われるよ」という声が、自然と生まれてくる。

その声は、誰かに優しく届くのではないかと、私は信じています。

■共感は癒しではなく、変化のきっかけになる

発信の中で、とても大切にしている視点があります。それは、「共感はゴールではなく、スタートである」ということです。

たとえば、「分かります、私も同じです」と言ってもらえたとき、人は一瞬救われたような気持ちになります。

でも、その瞬間の安心だけで終わってしまうと、また元の場所に戻ってしまうことがあるのです。

だからこそ、私はnoteを書くとき、共感のその先にある「小さな一歩」を必ず提示するようにしています。

たとえば、「ぽじれん」を試してみる。「体調が悪くても一言だけ日記に書いてみる」。そうした小さな行動を提案することで、読者が「やってみようかな」と思える導線を作りたいのです。

これは、かつての自分がそうだったからです。ただ「大丈夫だよ」と言われるより、「こんなふうに乗り越えたよ」と教えてもらえる方が、ずっと心が動きました。

noteという場所は、ただ気持ちを吐き出す場ではなく、誰かの背中をそっと押せる場所だと思っています。

だからこそ、共感とセットで「具体的な行動」を届けることが、私にとっての実績なのです。

■「実績ゼロ」の私が得たもの

私は、何かを成し遂げたわけではありません。資格もなければ、目を引く経歴もありません。数字で表せる成果など、ひとつも持っていませんでした。

それでも今、毎日noteを書いています。

1年ほど前まで、自分の考えを人に伝えるなんて、想像すらしていませんでした。でも、発信を通じて少しずつ得たものがあります。それは、「自分の生き方に、意味を見出せた」ということです。

自分の声に耳を傾けることが、こんなにも人生を変えるのだと、身をもって知りました。これは、誰に与えられたわけでもない「自分だけの実績」です。

かつて、実績がないと嘆いていた私が、今では「実績を重ねている最中なんだ」と思えるようになった。それが、発信を続けて得た、最大の変化です。

■過去の自分に手を差し伸べるように

あの頃の私へ。

もし声をかけられるなら、こう伝えたい。

「あなたの経験には意味がある」と。

うつ病で動けなかった日々。役所に行くのが怖かった朝。布団の中で何度も時計の針だけを見つめていた。そんな自分に、今の私は言葉をかけてあげたいのです。

今の私は、完璧とはほど遠いままnoteを書いています。でも、それが「背中」になるなら意味がある。伝えたいのは、つらさではなく、これを読んでくれる「あなた」の明日を変えるヒントです。

自分の弱さを出すことに抵抗があった私。

でも、実際に反響があったのは、成功体験ではなく「今日は起きてごはんを食べただけで精一杯だった」という投稿でした。そこに、共感が集まったのです。

「自分にもできそう」と感じてもらえる発信。それは、特別な実績よりも、等身大の自分から生まれたものでした。

私は、「そのままでいいよ」と言われると苦しくなるタイプでした。本当は「変わりたい」と思っていたから。

だから、今は伝え方を変えました。

「そのままでいい」ではなく、「ここから、少しずつ変わっていこう」と。

noteも、癒しの場所ではなく「変化」の場所であってほしいと思っています。ほんの小さな一歩でいい。自分に向き合うこと。それが変化のはじまりなのです。

■今日の一歩が、明日の実績になる

「自分には何もない」と感じているなら、まずは今日の中で心に残った一瞬を、ひとこと書いてみてください。

朝の光が気持ちよかったこと。少し笑えたこと。

それだけで充分です。その一文が、あなたの実績のはじまりになるかもしれません。

誰かに届けようとしなくてもいい。ただ、あなた自身のために、言葉を残してみてください。その積み重ねが、未来のあなたにとって大切な財産になります。

あなたの言葉を待っている人が、きっとどこかにいます。


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