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腰痛予防と快眠のカギは「中硬さマットレス」

参考文献

Caggiari, G., Talesa, G.R., Toro, G. et al. (2021)
What type of mattress should be chosen to avoid back pain and improve sleep quality? Review of the literature. J Orthop Traumatol 22, 51. https://doi.org/10.1186/s10195-021-00616-5

腰痛を防ぎ、睡眠の質を向上させるには、どのようなマットレスを選ぶべきでしょうか?文献レビュー


とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)

今回の文献レビューは、「腰痛予防」と「睡眠の質改善」の観点から、どのようなマットレスが望ましいかを検討したものです。

レビューの対象は2019年までに発表された研究で、最終的に39件の論文が分析されました。
マットレスは欧州標準化委員会(2000年)の基準を用いて、ソフト、ミディアムファーム(中硬)、エクストラファーム(硬め)、または患者ごとにカスタマイズされたマットレスに分類されています。

結論としては、中程度の硬さ(ミディアムファーム)のマットレスが、快適性、睡眠の質、そして脊柱の整列を最も良好に保つ可能性が高いと報告されています。


ポイントと感想

中硬マットレスが腰痛予防に有利

非特異的腰痛の被験者では、中硬マットレスが最も多くの利点を示したとされています。
硬すぎるマットレスは体の圧力分散が悪く、特に肩や骨盤への負担が増す可能性があり、
逆に柔らかすぎるマットレスは体が沈みすぎて脊柱のアライメントが崩れる恐れがあります。
中硬マットレスは、その中間の特性で脊柱の自然なカーブを保ちつつ、身体への負担を適度に分散できる点が強みです。

アクティブコントロール機能付きベッド

さらに注目すべきは、アクティブコントロール機能を備えたベッドの存在です。
これはマットレス内部の構造を自動的に調整し、体圧分散や脊柱アライメントをサポートするもので、睡眠の質向上に役立つとされています。
高齢者や長期臥床患者など、体位変換が難しいケースでの導入が検討される場面も増えてきそうです。

温度調節も睡眠の質を左右する

また、HHCM(High Heat Capacity Material)マットレスによる温度調節が、睡眠の深さや持続性を改善するという知見も示されています。
皮膚温度をわずかに下げることで、深い睡眠が促進され、夜間の覚醒を減らす効果が期待できるとのことです。
寝具選びでは硬さだけでなく、温度管理も無視できない要素になりそうです。

ではでは。

#理学療法士 #整形外科

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