【5分で分かる中学社会】ヨーロッパ②自然 中1地理
前回の記事でヨーロッパの気候について学びました。今回は自然の特徴についてです。
今日はハイジが登場します!
1:ヨーロッパの自然的特徴
まずおさえてほしいことはヨーロッパは平原が多いということです。(北ドイツ平原やフランス平原、東ヨーロッパ平原など。)
ヨーロッパは、なだらかな地形が多く移動がしやすいため、古くから貿易が発展しました。
また、移動のしやすさは時として争いも生みました。ヨーロッパで戦争が多い理由の一つは、平らな地形が多く移動が簡単だったことも挙げられると思います。
2:具体的な自然の様子
では次に自然の特徴について具体的に見ていきましょう

2ー1:山脈について
まずは山脈です。山脈ではアルプス山脈とピレネー山脈をおさえましょう。アルプス山脈はヨーロッパの中央部(スイスなど)に位置するヨーロッパ最大級の山脈です。アルプスの少女ハイジでも有名ですね。
アルプス山脈は標高が高く4000m級の山々が連なります。雪や氷河が多く美しい山脈で観光地としても人気です。
アルプス山脈はヨーロッパの南北を分ける壁としての役割を果たしています。アルプス山脈より北側は西岸海洋性気候、南側は地中海性気候です。

ピレネー山脈も険しい山脈で標高は2000m~3000mほどの山々が連なります。ピレネー山脈はスペインとフランスとの間に位置し、国境の役割を果しています。山脈を使った国境を自然的国境と言いましたね。(国境の記事を参照)
2ー2:河川について
次に河川です。ライン川とドナウ川を確認しましょう。
ライン川やドナウ川は複数の国にまたがって流れる河川です。このような河川を国際河川といいます。国際河川は条約に基づいて、「どの国の船も自由に航行できる」のが大きな特徴で、ヨーロッパの物流の要となっています。
ライン川もドナウ川も様々な国の船が行き来しており、ヨーロッパの物流を支えています。
また、ライン川の河口にはユーロポートという港があります。ユーロポートは世界中の物資が集まるヨーロッパ最大級の港です。
2ー3:海について
海では地中海と北海(ほっかい)が重要です。余裕があれば黒海(こっかい)とバルト海も確認しましょう。
地中海と黒海とバルト海はまわりをほとんど陸に囲まれた海です。このような海を内海(ないかい)と呼びます。
地中海周辺は地中海性気候でしたね。夏に乾燥し冬に雨が降ります。地中海は波が穏やかで航海がしやすく、古代ローマの時代から海を通じた交易がさかんでした。
北海は北大西洋海流が流れており、比較的温暖な海です。そのため漁業がさかんです。また、資源では石油や天然ガスが取れます。
黒海はヨーロッパとアジアの間にある内海です。水質などの理由から黒く見えるため黒海という名前になったそうです。
バルト海は高緯度に位置しており、偏西風も届きにくいため冬は凍ることがあります。周辺国の物流で重要な役割を果しています。
2-4:地形と半島について
地形と半島の名前を確認しましょう。
ノルウェーの海岸線はギザギザして入り組んだ地形になっています。この地形をフィヨルドと呼びます。
大昔、ヨーロッパ北部は氷河におおわれていました。その氷がゆっくり動きながら谷を削っていきました。やがてその氷が溶けて、谷に海水が流れ込みました。こうしてできた地形がフィヨルドです。
フィヨルドは切り立った崖になっており、景色がとてもきれいなので観光地として有名です。

半島ではスペインが位置するイベリア半島、ギリシャなどが位置するバルカン半島、ノルウェーやスウェーデンが位置するスカンディナビア半島、ロシアとウクライナの戦争のきっかけになったクリミア半島の4か所をおさえておけば、大丈夫だと思います。

3:まとめ
・ヨーロッパは平原が多い
→移動しやすく交易がさかん
平野
・北ドイツ平原、フランス平原、東ヨーロッパ平原
山
・ピレネー山脈、アルプス山脈
河川(国際河川)
・ライン川、ドナウ川
海
・地中海、北海、バルト海、黒海
地形
・フィヨルド→氷河が削り取った地形
半島
・イベリア半島、バルカン半島
スカンディナビア半島、クリミア半島
次回はヨーロッパの言語について学びましょう。
練習問題はこちら。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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