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📗微妙だった小説たち

#読書記録


▼死んだ山田と教室

★★☆☆☆

2025年15冊目。

定評だった事もあり期待して読んでみたけど、個人的にはかなり微妙だった。やっぱ感想って人それぞれなんだなと改めて思う。あらすじはリンクから見て欲しい。

展開がダラダラしてて絡みもそこまで面白くない。男子校ってまさにこんな感じ!といった感想を良く耳にするけど、男子校ってもっとエグいからね。毎日「他校の女子とヤる事」と「範馬勇次郎と勝負論のある架空キャラクターの生産」しか頭の中にないからねアイツら。

山田という「人間性」については納得できる所があって、行動の真意とかも理解はできた。ただ、極端にも思える。そんな数年で評価って変わるもんかな・・・

高校デビューという存在も話題に上がるけど、それに対しても思う部分があった。

結末も、うーーーん。て感じ。その後どうするん?っていう心配が勝った。

・・・ーーーいや、でもちょっと待て、よく考えたら土俵が違う。ここ偏差値70の超賢い奴らの集まりだった。間違えた。私はアホ高なのでそもそもの登場人物が違いすぎた。

賢い男子校の日常はこんな感じなのかもしれない。面白くはないけど。


▼恋とか愛とか優しさなら

★★★☆☆

2025年18冊目。

YouTuberがオススメしてたのと、本屋大賞にノミネートされていたので読んでみた。あらすじは同じく割愛。

といいつつ、「あらすじ」がかなり良かった。割愛したくせにあらすじを褒める。かなり気になる内容、どうなるんだろうという気持ちが読むたびに強くなる。

登場人物のそれぞれの設定も良かった。

嘘で塗り固めた家族や子に期待しまくる親。問答無用で性犯罪を憎む奴やとことん現実主義な奴。仕事に生きる奴やそのせいで病んだ奴、他にも様々な登場人物がいて、それでいて皆、独自の考え方を持っている。

「賛」も「否」も極端とも言える意見が新夏に流れてきて、自分でも判断できない状況に陥る。被害者なのに可哀想な心情、もどかしくなるっちゃなるけど、新夏の気持ちはかなり共感できた。

特徴的だったのは、前編、後編で主観が入れ替わる。ありがちではあるが、読者はそれぞれの心情を知る事になる。これは物語上、仕方がない事だとは思う。むしろ後編の方が大事なんだろう。

でも私的には「動機」が分からないままでも良かった気がする。「出来心」なんだろうという想像のまま、もしかすると違うのかもしれないと匂わせて終わるのも面白い気がした。

結局、家族だろうと恋人だろうと他人が考えてる事なんて一生分からないのだから、想像するしかない。そこをポジティブに考えるかネガティブに考えるか。色々と考えさせられる物語だった。

にしても、設定がリアルで悩ませすぎる。自分だったらと考えてしまうけどマジで嫌だなとしか思えない。こんなにもリアルに表現できるの凄いなと思った。

微妙だなと思った点は最後。結末というか、「・・・ん?え、終わり?」って感覚でした。読後感が???でした。この続きは?と。

結局どうなるん?っていう問いが不毛なのは分かるけど、ちょっと難しすぎた。伏線ではないけど、曖昧な謎もあって、それも結局分からないまま終わる。あの犯人は結局あの人で合ってるん?アホな私はもっとシンプルな方が好み。賞賛する人は賢くて理解力があるんだろうなと思った。

ちなみに、読んでいて啓久(ひらく)がずっと目黒蓮だった。

映像化するならこの人でお願いしたい



▼おいしいごはんが食べられますように

★★★☆☆

2025年26冊目。

162ページと、かなり軽い。
短編集の内の一つといってもいいくらいフッ軽に読めます。ただ、内容はかなり重い。激おも。

あらすじは例によって割愛。

二谷、分かる。と言えば分かる。でも全くもって共感はできない。言わんとする事は分かるけど。うーーん、こんな究極な考え方をした人間も中にはいるんだなと思った。

「誰も分かってくれないだろうな、俺の気持ちなんて。」と思ってるんだろうな。そりゃそうだ。もしケンタッキーが東京にしかないのであれば私は月一で有給を使ってでも食べに行く。

流行りや映えなんかも普通に好き。手間ひまかけて料理をするしその為に洗い物も惜しまない。

「仙豆」があれば楽だよな。というマインドはかなり分かる。そう思う気持ちは確かにある。嗜好という概念から「食」が消えるのだ。勿論みんな平等に。それなら別にいいかもしれない。

いや、それでもやっぱりケンタッキーと妻が作るカオマンガイは食べたいと思うだろうな。やっぱり私は二谷が理解できなそうだ。

芦川さんについて、どう思うか。これはこの物語において「軸」であり「肝」である。これについては解説で一穂ミチ先生がかなり分かりやすく要約してくれている。AI顔負けの分かりやすさ。もはや解説読むだけでこの小説が分かるとまで言える。

そんな一穂ミチ先生こそ前述の「恋とか愛とか優しさなら」を書いた張本人だ。やはり天才の領域。私の理解力が無いだけなのだ。

妻もこの小説を読んでいる。そして妻は芦川さんの本質を「したたか」だと形容する。全て計算に入れた策略家なのだそう。

対して私は芦川さんを「天然」だと解釈する。妻は大きなため息をついた。

妻よ、案ずるな。


私はいちご100%ならば「西野つかさ派」だ。



偉そうに微妙だなんて評価してますが面白かった事は前提です。面白くない小説はそもそも途中で読むのをやめてます。私レベルでは難しかったり、少し空気感が合わなかったというだけ。

是非とも読んでみて下さい。



良かったら他の読書記録も一読頂けると嬉しいです。

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