S2-50|Kindle出版 2か月半で110冊。無料公開が“信頼”になると気づいた日

🐥 ペン吉とは?
育児や小さな日々の気づきを大切に綴る、Webライターです。
黄色い鳥「ペン吉」と青い鳥「ことりさん」と一緒に、絵本や手記づくりを楽しんでいます。
Kindle絵本では、
「実用・工作・趣味」1位、
「学習まんが」3位、
「絵本」4位 にランクインした作品も出版。
Kindleをはじめたきっかけは、命を救ってくれた歯科医師・酒井先生の
「旅の手記を本にしたい」という願いを形にしたかったから。
先生のまなざしや出会いの温度をそっとすくいあげ、手紙のように届けることを心がけています。
読んだ方のこころが、すこしでもあたたかくなりますように。

🌏 酒井先生のまっすぐ手記|旅で出会った、人と知恵とユーモア
新潟県長岡市(栃尾)生まれの酒井先生。
青年海外協力隊としてフィリピンで理数科教師を務め、長崎大学熱帯医学研究所での研修を経て、1997年に酒井歯科医院を開院しました。
地域医療に長く携わるかたわら、旅先で出会った人々との交流や、異文化に触れて感じた驚きや学びを“まっすぐ”に綴っています。
実は先生には、少し不思議な引き寄せの逸話があります。
ある日ふと、「ペン吉さん、僕の本を書いてくれないかな…」と思っていたそうです。
すると翌年、本当にペン吉(著者)が原稿を携えて現れたのです。
そして出版後には、本の中に登場した人物から4年ぶりに連絡が入り、再び一緒に旅をすることになりました。
エッセイシリーズ『酒井先生のまっすぐ手記』は、東南アジアやモンゴルでの体験を描いたドキュメンタリー紀行。
ユーモラスな語り口と、現地の人々との温かな交流が多くの読者に愛されています。
✏️ 一部エピソードはnoteでも公開中。
Kindle版では未公開の旅話も多数収録し、“心で旅するシリーズ”として広がり続けています。
私の初めてのKindle出版。9月2日に酒井先生の本『優しい国を、歩いてきた。』が発売されました。
あの日の私は胸の奥がそわそわしていて、「本当に誰かに読んでもらえるのかな…」と、小さな不安を抱えながら出版ボタンを押していました。
そんな私が今日ひとつ大切な気づきを得たのです。
発売から2か月半で「110冊」
11月19日の朝、KDPレポートを開くと、そこには静かに“110”という数字が並んでいました。
私は2ヶ月の間に10冊。連載漫画を合わせると15冊出版しています。
電子書籍と紙の本を合わせて110冊。友人が7冊ほど応援で購入してくれているので、それを差し引いても100冊以上が“知らない誰か”の手に届いていることになります。
私はXもnoteも控えめで、宣伝が得意というわけではありません。無料キャンペーンも少しだけ。
それなのに、これだけの方が手に取ってくださっていたことが胸にじんわり広がり、しばらく画面を見つめたまま固まってしまいました。
最近、Xで「出版1冊で100冊超えました!」という投稿をよく見かけます。
すごいなぁと素直に思うし、その勢いに憧れる気持ちもあります。でも私は私のペースで、目の前の一冊を丁寧につくって、丁寧に届けていこう。
そう思えたことも、今回の気づきのひとつでした。

紙の本が思った以上に読まれていたこと
もうひとつ驚いたのは、紙の本の売れ行きでした。完全に電子中心になると思っていたのですが、紙の本がしっかりと選ばれていました。
紙の本って不思議で、ページの厚みや手触り、その存在そのものが“生活の一部になる”感じがあります。
どこかの本棚に先生の本がそっと置かれている。それを想像すると、それだけで胸が温かくなりました。
まさかの海外からの購入
レポートの中に「アメリカ」「ブラジル」という表示を見つけたとき、思わず手が止まりました。
日本語の本なのに、海の向こうで誰かが購入してくれているのです。Amazonの広さと、本が静かに旅をしていく力に感動してしまいました。
「いつか英語の絵本もつくってみたいな…」そんな小さな夢まで生まれたほどです。
どの本が読まれていたのか(ちょこっとランキング)
ざっくり見ると、こんな感じでした。
1位:まっすぐな旅の記録──1995年フィリピン手記より
紙の本でもしっかり購入されていて、まさかのダントツ。
2位:クリスマス絵本(聖夜の物語)
季節ものなのに強め。
3位:酒井先生のモンゴル本
4位:優しい国を、歩いてきた。
売れてほしいと思っていた本が全体的に読まれていて、しみじみ嬉しい気持ちになりました。
酒井先生のまっすぐ手記シリーズ
— ペン吉|やさしさ伝えるKindle作家🐥 (@penkichi5963) October 6, 2025
第3作『まっすぐな旅の記録』
1995年フィリピン手記より: 歯科医師が見つけた“暮らしの知恵”
👉 https://t.co/Om7OCt38at pic.twitter.com/R1x6weCIAt
実はフィリピン手記は「売れない」と思っていた
正直に言うと、私はフィリピン手記がいちばん売れないと思っていました。
noteで無料公開している部分が多いからです。「無料で読めるなら買われないだろうな」と、どこかで決めつけていました。でも結果はまさかの1位。
それどころか紙の本まで買っていただけていました。
無料公開は“損”ではなく“信頼の芽”だった
この結果を見て気づいたのです。
無料公開は「読まれて終わり」ではなく、「続きを知りたい」「紙で持っておきたい」と思っていただくための入り口だったのだと。
無料で触れていただいたからこそ、本として読みたいと思ってくださる方がいた。その積み重ねが、今回の1位という結果につながっていました。
このことに気づいた瞬間、胸の中がふっと温かくなりました。
Kindle Unlimitedの仕組みで分かったこと
KDPの公式情報によると、Kindle Unlimitedでロイヤリティ(ページごとの報酬)が発生するのは「初めて読んだページだけ」でした。
何度読み返しても、追加では入らない仕組みです。最初は少し寂しい気持ちになりました。
ノウハウ系の本は“何度も読み返されること”に価値があると思っていたからです。でも読み返してくださる方は、すでにその本のファンです。次の本も読んでくださるかもしれないし、紙の本を選んでくださるかもしれない。
つまり再読はロイヤリティにはならなくても、未来につながる“信頼の証”だと気づきました。
KDP参考リンク(公式)
Kindle Unlimitedのページ読了(KENP)やロイヤリティの仕組みは、Amazon公式ヘルプページでも詳しく確認できます。
必要な方は、こちらをどうぞ。
● 既読KENPとロイヤリティについて(KDP公式)
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/GVTTXHKHVPAPBEDQ
● ロイヤリティと支払いについて(KDP公式)
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201541130
そして最後に、とびきり嬉しかった出来事
Xで交流している方が「紙の本届きましたよ!」とDMで写真を送ってくださいました。
写真には、私の絵本がその方の家のどこかにそっと置かれていて、やわらかい光に包まれていました。自分の本が誰かの生活に静かに溶け込んでいる。
その事実を目で見られる日が来るなんて、胸がじんわり温かくなりました。「買いました」という言葉以上の喜びでした。

ペン吉結び🍙出版はひとりで歩くものではない
110という数字の向こう側には、たくさんの読者さんの暮らしがあります。
どこかの家で、先生の旅の言葉が、私の絵本が、そっと誰かの日々に寄り添っている。
そんな風景を思い描きながら、また次の一冊へ向かいたいと思います。これからも、小さな一歩を丁寧に積み重ねていきます。


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✏️ 出版経験ゼロからの挑戦録
このエッセイを書いた酒井さんの本を、Kindleで出版するまでの舞台裏を綴ったマガジンです。原稿づくりの苦労や、小さな発見、思わぬハプニングまで――制作の裏側をのぞいてみませんか?👇
📚 酒井さんのまっすぐ手記
旅先で出会った人や出来事、異文化に触れて感じた驚きや学びを“まっすぐ”に綴ったエッセイマガジン。
笑いあり、発見ありの旅の物語を、ぜひお楽しみください👇
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