S2-35|Kindle出版 AIと優しさと、酒井先生のまっすぐランチ

ペン吉とは?
育児や生活にまつわる記事を中心に執筆しているWebライターです。
人との出会いや日常の「ぬくもり」を残すことを大切にしています。
Kindle出版を始めたきっかけは、命の恩人である歯科医師・酒井先生の夢を叶えるためでした。
先生が旅先で綴った手記を世の中に広めたい――その想いから挑戦を続けています。

🌏 酒井先生のまっすぐ手記|旅で出会った、人と知恵とユーモア
1947年、新潟県長岡市(栃尾)生まれ。
青年海外協力隊員として2年半フィリピンに派遣され、理数科教師を務める。
長崎大学熱帯医学研究所での研修を経て、1997年に酒井歯科医院を開院。
以来、長年にわたり歯科医師として地域医療に携わってきました。
そんな酒井先生が、旅先で出会った人々との交流や、異文化に触れて感じた驚きや学び――すべてを“まっすぐ”に綴ったエッセイシリーズが 『酒井先生のまっすぐ手記』 です。
これまでに、東南アジアやモンゴルでの体験をまとめた旅行記をKindleで出版。ユーモラスな語り口と、現地の人々との温かな交流が、多くの読者に支持されています。
✏️ 一部のエピソードはnote記事としても公開中。
Kindle書籍には未公開の話も収録し、読みごたえあるシリーズとして広がり続けています。
☕ランチのひとときに感じた、先生のまっすぐな優しさ
今日は先週と同じ「大戸屋」というお店で、酒井先生とランチをご一緒してきました。
先週の記事はこちら▼
ペンちゃん(娘)を幼稚園へ送り、その足で大戸屋へ。
待ち合わせ場所で待っていると、予定時間より少し早く先生が到着しました。
「おや? 今日はペンちゃんはいないんだね?」
あ、今先生ちょっと寂しそうだった(笑)。次回は連れてきた方がいいかもしれませんね。
モンゴルの観劇と、再会のエピソード
先生とのお食事は今回が2回目。席についてのメニュー選びもスムーズで、2人とも同じ「鱈の甘酢あん定食」に決定。
「食後にコーヒーでもいただきましょうか」と先生にすすめられて、注文用のタブレット端末にコーヒーを入力しました。
料理が届くまで少し時間があったので、さっそくおしゃべりタイムの始まりです。
ペン吉「モンゴルの観劇はいかがでしたか? あれってモンゴル語で上演って書いてありましたけど」
酒井先生「そうなんだよ。でも、舞台の左右に日本語のテロップが出てね。ありゃ、どっちを観たらいいのか文字を追うのが大変だったよ」
先生は笑いながらも、うれしそうに話してくれました。
私と先生の共著『バイラルラー、モンゴル。』に登場する津國さんは、先生をモンゴルの観劇にご招待してくださった方。おかげで数年ぶりの再会が叶いました。書籍についてもとても喜んでくださっていて、本当にうれしい限りです。
そして、津國さんと先生は次にモンゴルへ一緒に行く約束をされています。
どうやら津國さんはお仕事、先生は旅行で、現地では別行動になるとのこと。でも、きっとどこかで合流されるんじゃないかな。そんな予感がしています。
次のモンゴル旅行記『バイラルラー、モンゴル2(仮)』の執筆が今から楽しみです。連絡が途絶えている優しいモンゴル青年・オボさんと再会できたら、もう最高ですね。

“宣伝部長”の活躍
話題は変わって、先生はご自身の自宅兼歯科医院だけでなく、電車やバスを乗り継いで片道90分ほどかかるお宅まで往診にも行かれます。
おじいちゃん先生が、おじいちゃんの入れ歯の具合を見に行くんです。
その時――ペン吉本の宣伝部長でもある先生は、宣伝を欠かしません(笑)。
自腹で購入した(著者権限で原価購入している)本を患者さんにプレゼント。
そして「他にも本があるから、よかったら買ってね」と名刺付きで宣伝します。さすが、私の宣伝部長!!
通院している病院、往診先、旅行先でも名刺や本を配って宣伝してくださるその姿勢、本当にすごいんです。しかも、「酒井さん、本読みましたよ! とっても読みやすくておもしろかったです!」と感想をもらって帰ってくるのだとか。さすがです。
私の本はお年を召した方に人気があるようで、「読みやすい」「文字が大きい」「話が楽しい」とのご感想を多くいただいています。
若い人にも読みやすいようにと、ひらがなを多めに書いたつもりが、「目に優しい」とお年寄りの方から絶賛されるとは、うれしい誤算でした。
Amazonのレビューに星★が増えないのはちょっぴり寂しいですが、紙の本は人気のようです。
絵本づくりと、先生の笑顔
おいしそうな料理がテーブルに到着し、先生と一緒に「いただきまーす」と手を合わせて食べ始めました。
食事をしながら、私は近況報告をしました。
先生の本のほかに、Kindleで絵本を出版していること。
そして、その絵本の作り方をテレビ電話のような形(Zoomのようなもの)で、画面越しに教えていることなど。
すると先生はにっこりと笑って――
酒井先生「ペン吉さんは文章が上手なのは知っていたけれど、絵本まで。多才だねぇ」
と、優しくうれしそうにおっしゃってくださいました。
AIで広がる“まっすぐ手記”の世界
次に話題になったのは、先生の「まっすぐ手記」で使われている画像のことでした。
酒井先生「あれは、写真を加工しているのかな? それともペン吉さんが描いているとか?」
実は、肖像権で問題にならないように、先生からいただいた写真をAIで加工して色鉛筆画風にしているものがあります。
私はそのことを正直にお話しました。
ペン吉「あれはAIに写真を渡して、『色鉛筆画にしてくれる?』って頼んでいるんですよ。AIってすごいですよね」
酒井先生「あぁ、あれはAIさんが描いているんですね。本当にAIさんってすごいですね。時代は進んでいるなぁ。僕みたいな年寄りはついていけないですよ」
そう言いながらも興味津々の先生。そこで、目の前で実演してみることにしました。
iPhoneを取り出してChatGPTを起動。
「ここに文字を入力するだけで画像を作ってくれるんですよ」と説明しながら、
『80代の男性が屋久島の中を散歩している構図 実写』と入力しました。
生成中の画面を、先生は目をキラキラさせながら見つめます。
そして、出てきた画像を見て――

酒井先生「おぉーっ! これはスゴイ!! ちゃんと屋久島だ」
と大感激。
屋久島は雨の多い島なので、私は思いついて「雨具をつけて」とAIに追加で頼んでみました。
するとすぐに画像が変化して――

酒井先生「わぁ。すごいなあ! もうAIはなくてはならないものなんですね。楽しいです」
と、子どものように喜ばれていました。
先生はAIにも興味津々でしたが、その一方でとても現実的な一面もあります。
最近、先生の患者さんがだいぶ前に詐欺被害にあったことをきっかけに、「同じ思いをさせたくない」とご自身で電話詐欺対策カードを作られたんです。
ワープロで打ってラミネートした手作りのカードには、
「警察官を名乗る電話は詐欺だ。電話を切れ。」
「個人情報を聞かれたら絶対に答えない。」
などの具体的な言葉が並んでいて、まるでお守りのよう。

「これを配るんだ」と笑う先生の姿が、本当に先生らしかったです。
どんな時代になっても、人を思うそのやさしさは変わらないんだなぁと思いました。
ペン吉結び:次の屋久島へ、そして“挑戦”はつづく
先生は近いうちにまた屋久島へ行く予定だそうです。
そのとき、私が執筆中の『酒井先生のまっすぐ手記 屋久島編(鹿児島)』を20冊ほど購入して持って行き、宣伝するのだとか。
おっと……これは執筆のペースを上げないと(笑)。がんばりますね、先生。
食後のコーヒーを飲み終えるころには、お店も混み始めていました。
私たちのおしゃべりタイムはここでおしまいです。
先生は最後に、少し照れたようにこう言いました。
「本当にペン吉さんに本を1冊でも出してもらえたらって、ずっと思ってたので、ありがたいです。これからもよろしくお願いします」
その笑顔を見ながら、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
――この時間を大切に、また次の挑戦へ進もう。そう思いました。
先生がこの時間をとても楽しみにしてくださっているので、またご一緒しようと思います。
先生のお話からは、私の書籍を喜んでくださる方々がたくさんいること、そして先生が名刺を配って宣伝してくださっていることが伝わってきました。
私はその期待に応えたい。
そう思いながら、娘を幼稚園へ迎えに行ったのでした。

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✏️ 出版経験ゼロからの挑戦録
このエッセイを書いた酒井さんの本を、Kindleで出版するまでの舞台裏を綴ったマガジンです。
原稿づくりの苦労や、小さな発見、思わぬハプニングまで――制作の裏側をのぞいてみませんか?👇
📚 酒井さんのまっすぐ手記
旅先で出会った人や出来事、異文化に触れて感じた驚きや学びを“まっすぐ”に綴ったエッセイマガジン。
笑いあり、発見ありの旅の物語を、ぜひお楽しみください👇
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