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S2-14|Kindle出版 旅行記に正解はない。2つと同じものがないのだから

大きな屋久杉の前で、二羽のぬいぐるみの小鳥が立っています。
黄色い鳥のペン吉はお腹に縫い目が3本あり、丸い体を揺らすように立っていて、となりには青い鳥のことりさんがオレンジの水玉バンダナを首に巻いています。
深い森の澄んだ空気のなかで、仲良くおしゃべりしているような雰囲気。自然の雄大さと、二羽のあたたかな友情が対照的に描かれています。

ペン吉とは?
育児や生活にまつわる記事を中心に執筆しているWebライターです。
人との出会いや日常の「ぬくもり」を残すことを大切にしています。
Kindle出版を始めたきっかけは、命の恩人である歯科医師・酒井先生の夢を叶えるためでした。
先生が旅先で綴った手記を世の中に広めたい――その想いから挑戦を続けています。


南国のデッキに座る男性。麦わらのような帽子をかぶり、笑顔でくつろいでいる。背景には海と船、鉢植えが並び、穏やかな旅の空気。

🌏 酒井先生のまっすぐ手記|旅で出会った、人と知恵とユーモア
1947年、新潟県長岡市(栃尾)生まれ。
青年海外協力隊員として2年半フィリピンに派遣され、理数科教師を務める。
長崎大学熱帯医学研究所での研修を経て、1997年に酒井歯科医院を開院。
以来、長年にわたり歯科医師として地域医療に携わってきました。
そんな酒井先生が、旅先で出会った人々との交流や、異文化に触れて感じた驚きや学び――
すべてを“まっすぐ”に綴ったエッセイシリーズが 『酒井先生のまっすぐ手記』 です。
これまでに、東南アジアやモンゴルでの体験をまとめた旅行記をKindleで出版。
ユーモラスな語り口と、現地の人々との温かな交流が、多くの読者に支持されています。
✏️ 一部のエピソードはnote記事としても公開中。
Kindle書籍には未公開の話も収録し、読みごたえあるシリーズとして広がり続けています。


「旅行記って、どう書くのが正解なんだろう?」

今日、Xでフォローしている方が出版された旅行記を読んでみました。ジュンコさんは英語と日本語の先生というお名前の通り、英語ペラペーラな女性。ご自身で海外へ行かれるアクティブさ、うらやましいです。

※本記事のリンクはアフィリエイトを含みます。

私は独学で旅行記をKindle出版3冊していますが、他の方の旅行記はずっと気になっていました。
Amazon unlimitedで無料で読めるので気軽に手に取ったのですが、これがとても面白かったんです。

読んでいると、自分が実際に旅をしているような臨場感があって、どんどん引き込まれていきます。
「旅行記ってこんなふうに書くこともできるんだ!」と新鮮な発見がありました。


ジュンコさんの旅行記の魅力

その方の旅行記は、著者自身が現地に行き、体験したことをそのまま言葉にしています。だからこそ、リアルな息づかいが伝わってくるんですね。

たとえば、

  • 出発前に必要な準備

  • 空港でどう過ごしたか

  • 移動に使った交通カードのこと

  • 街歩きの途中で見かけた風景や人々の表情

こうした情報が、まるで「旅のノウハウ集」として整理されていて、読むだけで実際の旅行に役立つんです。

さらに写真の差し込み方が工夫されていて、ただ文字を追うのではなく、視覚的に旅を体験できる仕組みになっていました。「ここでこの写真が出てくるのか!」と、場面のイメージが一気に広がります。

旅行が好きな人にとってはもちろん、これから海外に行きたい人にとっても「なるほど!」と思える内容でした。

特に今っぽいなと感じたのがリンクの使い方。楽しかった部分を動画で公開し、YouTubeでも楽しめる連動型なんです。私の本では真似できない最新型だなと感心しました。

そして印象的だったのは、イケメンのお兄さんに弱いところ(笑)。読んでいると「ふふっ」と笑える場面があって、作品全体が親しみやすい雰囲気でした。


酒井先生の旅行記との違い

一方で、私が取り組んでいるのは「酒井先生の旅行記」です。これは先生がかつて旅した経験を、私が代わりに整えて本にしているもの。

先生の驚きや感動、出会った人々との会話を大事にしながら、一つの“物語”として描いています。つまり、現地で役立つノウハウや最新情報をまとめるのではなく、旅を通しての人間的な体験や気づきを届けるのが目的です。

私は酒井先生の第一ファンなので、身内びいきもあると思いますが(笑)、先生のお話はとても楽しい。ハラハラドキドキしながら編集していて、最初に先生の物語を読むことができるのは、私にとって幸せな時間です。

片方は「役立つ知識」と「臨場感」で読ませるスタイル。
もう片方は「物語の余韻」と「人との出会い」で読ませるスタイル。

同じ旅行記でも、その性格はまったく違います。


それぞれの正解と工夫

今回読んだ旅行記には「電子書籍ならではの工夫」もありました。
たとえば「連続スクロールの方法」や「読みやすい設定の案内」が丁寧に書かれているんです。

一方で、私が作っている本は先生が紙で読むことを前提にしているので、そうした説明はあえて省いています。完成した紙の本をお届けしたときに「この案内はなんだろう?」と違和感を覚えてほしくないからです。

読者層や目的が違えば、盛り込む工夫も変わります。だからこそ、それぞれが“正解”。

ただ、今にして思えば電子書籍用と紙の本はデータが別なので、電子版だけに案内を入れるのもありかもしれません。でも本文自体を加筆することはしません。なぜなら──それは先生の物語だからです。


私が得た学び

今回の体験から、改めて「旅行記って面白い」と感じました。

ある人にとっては、

  • 「これを持って行けば安心」

  • 「この交通カードを買えば便利」

といった情報が役立つ旅行記がありがたい。

別の人にとっては、

  • 「この町で出会った笑顔」

  • 「ちょっとしたハプニング」

といった物語が心に残る。

読者が何を求めるかによって、旅行記の響き方は違うのです。

だから私は、酒井先生の旅行記を「物語としての旅行記」として大切にしていこうと思います。そして一方で、今回読んだ旅行記から学べる工夫は、自分の本作りにも取り入れたい。

屋久島編では、写真の差し込み方をもっと工夫して、読者に“その場にいるような体験”を届けたいと考えています。


結び:2つと同じものがないのだから

旅行記に「こう書かなければいけない」というルールはありません。ノウハウ型でも、物語型でも、それぞれにしかない魅力がある。

大切なのは、書き手が「どんな旅を伝えたいか」という想い。
そして読者に「旅って楽しい」と感じてもらえること。

今回読んだ旅行記と、自分が作っている酒井先生の旅行記。方向性は違うけれど、どちらも正解。だからこそ、旅行記は奥深く、読むのも書くのも楽しいのだと思います。

次の屋久島編では、今回の学びを生かしてさらに工夫していく予定です。自分でもその仕上がりを楽しみにしています。


深い霧に包まれた森の中、苔むした巨大な屋久杉の前に立つ登山者。黄色いレインコートにリュックを背負い、杖を片手に見上げる姿から、圧倒的な自然の存在感と畏敬の念が伝わります。静寂のなかに木々の息づかいが感じられる、神秘的な情景です。

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✏️ 出版経験ゼロからの挑戦録
このエッセイを書いた酒井さんの本を、Kindleで出版するまでの舞台裏を綴ったマガジンです。
原稿づくりの苦労や、小さな発見、思わぬハプニングまで――制作の裏側をのぞいてみませんか?👇

📚 酒井さんのまっすぐ手記
旅先で出会った人や出来事、異文化に触れて感じた驚きや学びを“まっすぐ”に綴ったエッセイマガジン。
笑いあり、発見ありの旅の物語を、ぜひお楽しみください👇


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