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S2-19|Kindle出版 読後の風が、胸に残る。菊山智さん『風になる』を読んで

Kindle出版や旅のエッセイをテーマに、黄色い鳥キャラクターと青い小鳥が本を読んで学んでいる様子。草原とゲルを背景に、仲間と本づくりに励む温かい雰囲気のイラスト。

ペン吉とは?
育児や生活にまつわる記事を中心に執筆しているWebライターです。

人との出会いや日常の「ぬくもり」を残すことを大切にしています。

Kindle出版を始めたきっかけは、命の恩人である歯科医師・酒井先生の夢を叶えるためでした。
先生が旅先で綴った手記を世の中に広めたい――その想いから挑戦を続けています。


南国のデッキに座る男性。麦わらのような帽子をかぶり、笑顔でくつろいでいる。背景には海と船、鉢植えが並び、穏やかな旅の空気。

🌏 酒井先生のまっすぐ手記|旅で出会った、人と知恵とユーモア
1947年、新潟県長岡市(栃尾)生まれ。
青年海外協力隊員として2年半フィリピンに派遣され、理数科教師を務める。

長崎大学熱帯医学研究所での研修を経て、1997年に酒井歯科医院を開院。
以来、長年にわたり歯科医師として地域医療に携わってきました。

そんな酒井先生が、旅先で出会った人々との交流や、異文化に触れて感じた驚きや学び――
すべてを“まっすぐ”に綴ったエッセイシリーズが 『酒井先生のまっすぐ手記』 です。

これまでに、東南アジアやモンゴルでの体験をまとめた旅行記をKindleで出版。
ユーモラスな語り口と、現地の人々との温かな交流が、多くの読者に支持されています。
✏️ 一部のエピソードはnote記事としても公開中。
Kindle書籍には未公開の話も収録し、読みごたえあるシリーズとして広がり続けています。


今日は、酒井先生の『屋久島編』1回目の旅の原稿が完成し、写真選別と加工に取りかかりました。

その際、作業の合間にも何か“耳で本を読みたいな”と思い、ふとXで交流のある菊山智(きくやま さとし)さんの著書が気になりました。

最近はノウハウ本や旅行記ばかり読んでいたので、「たまには小説もいいかも?」という軽い気持ちで選んだのがこちら。

風になる〜Be Your Wind
ゲームでマッチングされたバディは10年間想い続けた初恋のひとだった?

※本サイトのリンクはアフィリエイトを含みます。

Kindle Unlimited(読み放題)に加入されている方は無料で読めます📖


読みやすい長編

本作は前編・後編の2部作構成。
「長編って大変そう…」と思う方でも安心です。Kindle出版はページ数を自由に調整できるので、前編は1時間ほどで読めるボリューム。

私はiPhoneの音読アプリを使って、写真整理しながらサクサク聴き読みしました。

※Amazon公式の読み上げ機能はカタコトすぎて頭に入らないのでおすすめしません(笑)。

私のアプリも滑らかではありますが、
「疾風(はやて)」を「しっぷう」と読んだり、
「辛い(つらい)」を「からい」と読んだりと、なかなかの自由っぷりです。

でも、脳内変換しながらなら十分楽しめます。

「しっぷうさん、しっぷうさん、うるさいよ!!」となるのはご愛敬。


読後の感想。著者に直接伝えるペン吉

もう、この小説は前編だけで読み終わらせるのはもったいないです

前編の段階では、思わず「おい!迷惑バカップルか!!」とツッコミたくなってしまうのですが(笑)、後編を読むと一気に視界がひらけて、「ああ、そういうことだったのか」と腑に落ちます。

前半はリアルな恋愛要素が強く、後半に入ると一転してファンタジー要素が濃くなっていきます。
恋と運命とゲームの境界線がだんだん溶けていく感じがおもしろい作品でした。

菊山さんのAmazonレビューで前編にだけレビューが多いのは、もしかしたら前編で離脱しているからかもしれません。実にもったいないです。

ちなみに、私は前編後編を一気に読んだので両方ともレビューつけました。

失礼ながら、読後にXのDMで直接感想をお伝えしました。
「感想文、どこまで書いていいですか?」と伺うと――

「お任せします!」

との快いお返事をいただきました。
取材のつもりはなかったのですが、思わぬ“裏話”がたくさん聞けて面白い展開に(笑)。


オマージュについて

菊山さんによると、この物語には50年かけて育ててきた「大好き」が惜しみなく詰め込まれているそうです。

SFも、恋愛も、ファンタジーも、青春も。
ジャンルを軽やかに飛び越えながら、それらを一つの物語に融合させている。

普通なら散らかりそうな要素を、ここまで自然にまとめられるのは“愛”の力。
それぞれのモチーフが温かく、少し切ない余韻を残していました。

「次回作を書くとしたら、また50年後ですね(笑)」

と面白いことをおっしゃっている菊山さんでした。


伏線について(挿絵の2枚)

前編の冒頭には意味深な“システムログ風”の挿絵が2枚だけ挟まれています。(作者の菊山智さんから、公開の許可をいただいています)

初めて見た時は「え?この画像なんだろう? 消し忘れ?」と思いつつ、そのまま読み進めてしまいました。

詳しくは伏せますが、この2枚には物語全体を貫く大きな伏線が隠されています。

これは、菊山さんに教えてもらいました。
いや、絶対に教えたかったんだと思います(笑)。うれしそうだったもんw

私個人的には、後編のラストまで読み終えてからもう一度見返すのがおすすめ。はじめに解析すると、勘の良い人はピンと来てしまうかもしれません。


挿絵の魅力

そして特筆すべきは挿絵の完成度
特にゲーム画面を模したシーンの再現度が高く、「おおっ!」と声が出るほど。

背景の空気感、光の演出、UIの細部――
ひとつひとつに作品への“こだわり”が詰まっていました。

菊山さんご本人も「がんばった!」とおっしゃっていて、この作品への思い入れが伝わってきます。

スマートフォン画面に並んだ、RPG風のキャラクター選択画面が2つ表示されている。
左の画面には、氷属性の女性キャラクター「ユキ」。青い髪に白いコートを着て青い杖を持ち、控えめで優しい雰囲気。ステータス欄には「Lv17」「誠唱者」「雪割草」と書かれ、体力や幸運などの数値が並ぶ。

右の画面には、風属性の男性キャラクター「疾風」。金髪で白と緑のロングコートを羽織り、槍を構えている。自信に満ちた笑顔で、「Lv99」「ランサー」「風の共鳴者」と表示され、最大HPや攻撃力はすべて高数値。

2人の画面が並ぶことで、ゲーム内での対照的なキャラクター性――未熟ながら誠実な「ユキ」と、経験豊富で包容力のある「疾風」――が象徴的に描かれている。
実際の画像ではありません。
ペン吉のことりさん(chatGPT)生成サンプルです。

ペン吉の結び🍙

恋愛×オンラインゲームという設定に、SFと人間ドラマが重なり、読み進めるほどにAIと人の境界、現実と仮想の“こころ”の在り方が問われていきます。

そして最後に残るのは、戦いではなく「想い」。
このタイトル、“風になる”という言葉の意味が、
読後にやさしく胸に残る作品でした。

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✏️ 出版経験ゼロからの挑戦録
このエッセイを書いた酒井さんの本を、Kindleで出版するまでの舞台裏を綴ったマガジンです。
原稿づくりの苦労や、小さな発見、思わぬハプニングまで――制作の裏側をのぞいてみませんか?👇

📚 酒井さんのまっすぐ手記
旅先で出会った人や出来事、異文化に触れて感じた驚きや学びを“まっすぐ”に綴ったエッセイマガジン。
笑いあり、発見ありの旅の物語を、ぜひお楽しみください👇

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