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子どもが「なんで?」を100回聞くのには、ちゃんと理由があります。

こんにちは。
私は小児の理学療法士をしているアラサーです。

「なんで?」
「なんで空は青いの?」
「なんで雨が降るの?」
「なんでご飯食べないといけないの?」
「なんでお風呂入らないといけないの?」
「なんでパパはお仕事行くの?」
「なんで?」
「なんで?」
「なんで???」
答えました。
また「なんで?」が来ました。
また答えました。
また「なんで?」が来ました。
これ、いつまで続くんですか。

「なんで?」は質問じゃないことがあります
仕事で親御さんから「なんで攻撃が止まらない」という話はよく出てきます。
「答えても答えても終わらない」
「正直もう答えるのが嫌になってきた」
わかります。普通にしんどいです。
でもここで少し視点を変えてほしいのですが、
子どもの「なんで?」は、答えを求めていないことがあります。
「なんで?」には、実はいくつか種類があります。
本当に知りたい「なんで?」
会話を続けたい「なんで?」
親の反応を確かめたい「なんで?」
ただ口から出ている「なんで?」
答えを求めているのは最初の1つだけです。
残りは、答えの内容より「答えてもらえた」という事実のほうが大事です。
つまり「なんで?」の半分以上は、
知識を求めているんじゃなくて、
つながりを求めています。

「なんで?」が増える時期の脳の話
3〜5歳くらいに「なんで?」が爆発的に増えます。
これは言語能力と好奇心が一気に育つ時期だからです。
世界のことを知りたい。
でも言葉はまだ少ない。
だから一番使いやすい「なんで?」を使います。
「なんで?」は子どもにとって、万能ツールです。
これ1個で、会話が続く。
親が反応してくれる。
新しいことを教えてもらえる。
しかも「なんで?」と聞くこと自体が、
脳の発達として正しい動きをしている証拠です。
つまり「なんで?」が多い子は、
それだけ脳が元気に育っています。
…とはいえ、しんどいものはしんどいです。

「なんで?」疲れたときの対処法
正直に言います。
全部ちゃんと答えなくていいです。
「なんでだと思う?」と返す
これ、かなり使えます。
子どもは「なんでだろう」と考え始めます。
考えること自体が脳の練習になります。
しかも親が楽になります。一石二鳥です。
「いい質問だね、一緒に調べてみようか」
全部知ってなくていいです。
「わからないから調べる」という姿勢を見せること自体が、
子どもへの大事なメッセージになります。
「今はちょっと待って」でいい
疲れているとき、余裕がないとき、
「今はちょっと待って」は普通に言っていいです。
全部の「なんで?」に完璧に答え続ける必要はないです。
6割答えられたら十分すぎます。

最後に
「なんで?」を100回聞いてくる子どもに、
疲れ果てる日があって当然です。
でも少しだけ見方を変えると、
あの子は今、世界を理解しようとしている。
私に聞けば教えてもらえると思っている。
私との会話を続けたがっている。
そう見えることがあります。
全部に答えなくていいです。
でも、「なんで?」が来たこと自体は、
悪くないことだと思っておいてほしいです。
うるさいけど、悪くないです。
しんどいけど、悪くないです。

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