子育ての正解を検索するのをやめたら、少しだけ楽になった。
こんにちは。
私は小児の理学療法士をしているアラサーです。
不安なとき、検索しますよね。
「2歳 言葉 遅い 正常範囲」
「3歳 癇癪 激しい 発達障害」
「夜泣き いつまで 終わる」
「離乳食 食べない 体重 増えない」
検索して、出てきた記事を読んで、
少し安心して、また別のことが気になって、また検索して。
気づいたら1時間たっていた、みたいな夜があります。
検索すればするほど、不安になる構造
これは気のせいじゃないです。
検索結果に出てくるのは、だいたい2種類です。
「大丈夫です、個人差があります」
「〇〇の可能性があります、早めに受診を」
この2つが交互に出てきます。
安心する記事を読む。
でも次の記事には心配なことが書いてある。
また安心する記事を探す。
でもまた心配な記事が出てくる。
この無限ループ、なぜ起きるかというと、
検索エンジンは「あなたの子どもの状態」を知らないからです。
「2歳 言葉 遅い」で検索したとき、
出てくるのは「2歳で言葉が遅い場合の全パターン」です。
最悪のケースも、軽いケースも、全部一緒に出てきます。
つまり検索は、
あなたの子どもに合った答えを出してくれているんじゃなくて、
考えられる全部のケースを並べているだけです。
不安が増えるのは当然です。
小児PTとして思うこと
仕事で親御さんと話していると、
「ネットで調べたら怖いことばかり書いてあって」
という話はほぼ毎回出てきます。
そのたびに思います。
検索で出てくる情報は、
「その子」を診ていない人が書いたものです。
目の前の子どもを実際に見て、
動きを確認して、
親御さんの話を聞いて、
その上で「この子はこうだと思う」と言える人は、
インターネットの向こうにはいないです。
だから検索で安心するのは難しいです。
構造的に難しいです。
やめてよかったこと
私自身も、心配なことがあると検索する癖がありました。
でもあるとき気づきました。
検索する前と後で、状況は何も変わっていない。
変わっているのは、不安の量だけだと。
それから意識的に、「今すぐ対処が必要か」を先に考えるようにしました。
今夜どうにかしないといけないことか。
明日でも間に合うことか。
専門家に聞けばわかることか。
今夜どうにもならないことを、今夜検索しても、
不安が増えるだけです。
だったら今夜は検索をやめて、寝る。
これだけで、夜の頭の中がかなり静かになりました。
「正解」より「今日のうちの子」
もう一個、気づいたことがあります。
検索で探しているのは「正解」なんですが、
育児に正解はないです。
正確に言うと、
「一般的な正解」はあるかもしれないけど、
「うちの子への正解」は、うちの子を見ないとわからないです。
2歳の平均的な言葉の数を知っても、
うちの子が今何を言えるかは、うちの子を見ないとわからない。
検索は「平均」や「傾向」は教えてくれます。
でも「今日のうちの子」のことは教えてくれないです。
一番「今日のうちの子」を知っているのは、
毎日そばで見ているあなたです。
最後に
検索をやめろと言いたいわけじゃないです。
ただ、検索して不安になった夜が続いているなら、
一度やめてみてもいいかもしれないです。
不安なことが消えるわけじゃないです。
でも、今夜解決できないことを今夜調べ続けることをやめると、
頭の中が少しだけ静かになります。
育児で一番信頼できる情報源は、
実は毎日子どもを見ているあなた自身の観察です。
検索より、今日の子どもをよく見ること。
それだけで、少し足場が安定します。
明日も、今日のうちの子を見てあげてください。
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