大人の【ピアノ購入+音大受験】の実現可能性について
👆冒頭の画像は、noteで使用可能な画像を使わせて頂きました。有難うございます。
前回の記事👇
と、今回のこの記事は、実は、「ピアノの大人買い番付」に関する次回の記事への前フリで書いています。
そして、今回は、
本当は音大に行きたかったけど家の経済的な事情などで一般大学⇒一般企業に就職したが、人生に余裕が出てきたころに「大人の音大受験」を目指そうかな?と一瞬思った人を想定して書いています。私も一瞬思いましたが、そうしませんでした。
以下は、いまから10年ほど前の2010年代の中頃の内容ですから、2025年現在とは幾分違うかもしれませんが、時代の趨勢はあんまり変わらないような気がします。
「大人の音大受験」を私が一瞬考えたのには、その原因がありました。
それは、当時音楽理論と和声をごく短期間習った作曲家の先生の言葉でした。
初回のレッスンで、先生が、「音大受験ですか?」って聞いたので、ビックリ仰天して、
「私のようなオバサンでも、音大受験できるんですか?」
と聞き返したら、
「〇〇音大だったら入れますよ。ただし大学の学費は1,000万円かかりますけど」
って、言われたんです。
「中年(40代~50代ですかね?)の大人が音大を受験して入学して卒業する」ルートの道筋を付けたのが、漫画家の池田理代子先生とのことです。
ああそういえば!思い出したよ。そうそう!池田理代子先生は、ベルばらの大ヒットで漫画家として大成功を収めた後、たしか、どこかの音大の声楽科に入学して、当時それがニュースになりましたよ。ベルばらに全く興味が無かった私でも、覚えているもの。「えー?漫画家が、成人した大人でも音大に入れるの?」って思ったもん。
その後、「ベルばらの漫画家池田理代子がオペラ歌劇に出演した」というニュースもテレビで流れたよ。覚えてる覚えてる!
当時は、一般大学の普通の学科に、大の大人が入学するなんてことは有り得ませんでしたが、当時、早くも音大では、大の大人が音大に入学したのです。その先駆者が、池田理代子先生だったわけです。
池田理代子先生がトレイルブレイザーになった後、音大では、社会人の生徒を受け入れるようになったそうです。
だから、作曲家の先生は私に対して「音大受験ですか?」って普通に聞いたんだ!
ということは、その先生が言う「〇〇音大なら入れる。音大の学費1,000万円を払えれば」は本当なんです。
もっと言えば、
「〇〇音大なら入れてあげますよ。あなたが妥当な受験勉強をして、音大の学費1,000万円を払えるならね」ということです。
つまり、お金を積めば、音大の肩書を、買えるんですよ!
「妥当な受験勉強」とは、よっぽどヒドくなければ音大に入れるってことです、お金があれば!
つまり、「音大」の肩書は、お金で買えるんですよ!
もちろん、「〇〇音大なら入れる」と先生が言ったのがポイントです。
日本の最高ランクの音大ではありません(とはいうものの、音楽業界で著名歌手たちの伴奏やアレンジやバンマスを一手に担っている、非常に有能なピアニストさんの一人は、その〇〇音大のピアノ科卒です。卒業後に、実際の音楽業界で大変な修行をしたようなことを、インタビュー記事で語っていましたし、ピアノを弾くために理想の体型と手の大きさを持っている人です)
あー、その時、私は、高校時代のことを思い出したのです。
それは、私が高校3年になった春に、「1学年上だった〇〇先輩は、親に1,000万円の寄付金を積んでもらって、〇〇医大に合格したんだって」という話が、まことしやかにクラスに流れたのです。
以来、私は、この〇〇医大の大学病院だけにはお世話にならないぞっ!と心に決めて現在に至ります。
だから、私はお医者さんを探すときに、「東大理3」または「東大病院での勤務経験」に注目して探します。
「東大理3」をはじめ、京大など「旧帝大」の国立大学の医学部は、親にいくらお金を積んでもらっても、入試で合格しなければ、入れないからです。 親からタダでもらった頭脳のほかには、親に予備校の授業料を払ってもらったとはいえ、本人の実力だけで、入試を突破して入学&卒業したことが、明らかにわかるからです。他の国公立大学の医学部もそうだと思います。
つまり、
親に積んでもらったお金でゲタを履かせてもらって入れる、「?」な私立の医大じゃなくて、「親からもらったのは優秀な頭脳だけ(あとは予備校の授業料)」だけで、入試は本人の「裸一貫(はだかいっかん)」の実力だけで合格した!というのが明らかにわかるのが、国公立大学の医学部だと私は思っているからです!
もちろん、医師の場合は、どの医大を出ても、日本で開業/勤務するためには日本国の医師国家試験を受けて合格しなければなりませんから、どこの医大を出ても、お医者さんは立派にお医者さんです。
とはいっても、
生死を賭けた大手術をするとか、よくわからない超難病などにかかったら、私は、やっぱり、東大理3や旧帝大の医学部卒の先生や、東大や京大などの旧帝大の付属病院の勤務経験の有る先生を探すと思います。
話を音大受験に戻すと、
というわけで、
「〇〇音大なら、お金を積めば、大人でも入れてもらえる」
ということなのかー。
と、私は思ったのです。
さて、そのお金の金額です。
「1,000万円」は、その〇〇音大の4年間の学費ですから、
〇〇音大に入れてもらうための、受験費用が別途必要です。
音大受験費用を、私は、1,000万円と見積もりました。
内訳は、
ピアノ科であればアコースティックグランドピアノ1台を買うことになるでしょうから、これを500万円と仮定します。
作曲科であれば、現代の作曲はDTMが必須でしょうから、デジピとシンセに加えて、DTM関係の機材やサンプリング音源や作曲ソフトウェアなどを自宅に持ちたいし、作曲家になるんだったら、ホーンやギターやドラムや弦楽器といった他楽器も手元に置いておきたいでしょうから、やっぱり500万円ぐらいは見積もっておいたほうが安心なんだろうなと想像します。
さらに、
音大受験のために、ピアノ演奏は▼▼先生、楽典は■■先生と、複数の先生に師事することになるだろうから、先生方への月謝や盆暮正月のご挨拶の金品などで、いくらになりますかね? たぶん、いくらぐらいという相場があるんじゃないかと想像しました。 他にも、受験料や、実技で着る服などの諸費用が加わりますから、受験勉強スタート⇒合格までの全プロセスで、総額で100万円ぽっきりとはいくはずがないでしょうね。
さらに、
ピアノ部屋(勉強部屋)のための防音工事の費用もかかりますよね。
一方で、
よく楽器販売店が「音大受験支援サービス」というサービスを宣伝していませんか? これも、その楽器店で「グランドピアノを1台購入+どこかの音大に入れてくれるサービスを買う」ことじゃないかなと思うので、ピアノの購入代金込みで、四捨五入すると1,000万円はかかるんじゃないでしょうかね。
そうすると、
音大受験費用として、1,000万円ぐらいは見積もっておくのが、妥当ではないかという感じがします。
👆ここまでで、音大に入るのに2,000万円が必要と思っていれば、大きな間違いがないんではないかな。
裏を返せば、
「2,000万円払えば、音大に入れる」とも言えます。
これが、大人の考え方です。
こんなことぐらい、アタマがキテレツな私だってすぐに思い浮かぶんだから、
世の真っ当な大人たちは瞬時に計算しますよ。
でも、
2,000万円は、音大に入るまでに必要なコストで、
音大を卒業するためには、もっと必要なんじゃないかな。
というのは、
晴れて〇〇音大に入学したら、
キャンパスライフが待っているわけですよ。
学費以外に、学生の自主的な発表リサイタルを開催すれば、
会場レンタル料をはじめ、ステージに立つためのドレス代(女性)など、
その他、打ち上げの飲み会やなんやかんやと、出費があると想像されます。
そして、心おきなく〇〇音大で音楽の探求に没頭するためには、
これらをバイト収入で賄おうとすれば、音楽に捧げる時間がその分減ってしまう。これでは、何のために音大に入ったか意味不明になってしまいます。
だから、これらの出費を賄えるだけの費用も蓄えておかないと。
そのためには、大学生活の4年間で1,000万円あればなんとかなりますかね?
つまり、年間250万円 ⇒ 月にならすと約20万円/月。
生活費もあるわけで、これが最低限必要な、ギリギリの金額ではないでしょうかね。
つまり、合計すると、
大人が「〇〇音大卒」の肩書を買うためには、
①受験費用:1,000万円(アコースティックグランドピアノ込み)
②〇〇音大の学費:1,000万円/4年間
③その他(学内の音楽活動や生活費):1,000万円/4年間
の、合計3,000万円のキャッシュが手元にあれば、
「〇〇音大卒」の肩書を買うことができる。
私も一瞬クラッとして、50の手習いで音大を目指そうかと思いました。
でも、すぐに、その幻想は消えました。
だって3,000万円ですよ!
そして、3,000万円を投じて、オバハンの私が〇〇音大を卒業したとして、
その後、いったい何になるんでしょうか?
オバハンの私が「〇〇音大 卒業証書」の紙っぺらを3,000万円で買った以外の、いったい何になるんでしょうか?
何にもならないでしょ?
何にもならないよ。
良くて、人生の「想い出づくり」にしか、ならないでしょ?
だってさ、
世の中には既に、東京藝大をはじめ、
著名な音大を卒業したばかりの若き気鋭の「音楽家」たちで、あふれかえっていますよ。
はっきし言って、「音楽家」は供給過剰状態だと思います。
そんな若き気鋭の「音楽家」たちが佃煮(つくだに)のようにひしめくレッドオーシャンに、今さらオバハンが参戦して、どうにかなりますかね?
「漁師のオッチャンがリストのラ・カンパネラを弾いてピアニストデビューを飾り、フジコ・ヘミングにも会えた!」みたいな、「探偵ナイトスクープ」的なテレビ企画のネタになったのは、「漁師のオッチャンがピアニストに!?」という、意外なストーリー性がテレビ的に視聴率になるという、制作の目論見があったからですよ。
何のストーリー性も無いオバハンが音大に合格⇒卒業したからといって、自分の「思い出づくり」以外に何にもなるもんでもないでしょうよ。
そしてさ、
そもそもさ、
そんなレッドオーシャンに佃煮のようにひしめいている、音大を卒業したばかりの若き気鋭の「音楽家」たちは、年間いくらぐらい稼いでいるんでしょうね?
超優良企業では20代で年収2,000万円を稼ぐ会社員もいるという、今のご時世にさ。
さらに言えばですね、
音楽業界の頂点で、ビッグアーティストや人気アイドルのレコーディングやツアーサポートといったガチの演奏仕事や編曲プロデュースの仕事でスケジュールがいっぱいの、正真正銘の売れっ子プロ演奏家たちに限って、一般大学出身者や、音楽専門学校を卒業したかどうかも不明な人たちばかりが目立つのは、いったい全体どういうことなんでしょうね?
音楽専門学校を中退したケンバニストは、在学中に既にプロの仕事が舞い込んできて、演奏仕事が忙しくなったから卒業できなかったのではないか?
つまり、既に卒業前に、学歴に頼らずに「職歴で仕事ができる本物のプロ演奏家」になったのではないか。
とも言えるわけで。
👆「そんな商業音楽は、音楽ではない!」って言うクラシックピアノ人たちの声が聞こえてきますが、でもね、商業音楽にこそ、世の中のお金が集まってくるわけで、現代においては、商業音楽こそが、演奏家が演奏仕事で全うに稼げる、正統な音楽業界ですよ。 それに、だいたい、商業音楽じゃない音楽って、何の音楽ですか? 「商業」=「ビジネス」=「お金稼ぎ」だから、そうじゃない音楽は、お金にならない音楽、つまり、趣味道楽っていうことでしょ。
とどのつまり、
学歴とは、買うものです。
あるいは、買ってあげるものです。
子どもにとっては、学歴とは、親のお金で買ってもらうものです。
そうでしょ?
学歴だってなんだって、子どもは自分の力では、何にも買えないんだよ。
だって、
子どもが経済的に自立するまでの育成費用は、親が払うんだから。
オモチャだって学歴だって、親が買ってくれたんだから。
そして、
もう子どもじゃない、経済的に自立した大人の場合は…、
大人の場合は、学歴は、自分が働いて稼いだお金で買うものです。
親に買ってもらった学歴が通用するのは、社会に飛び込む瞬間だけです。
社会に飛び込んだ、その後は、自分で実際の仕事を遂行して一つ一つ積み上げていく職歴によって、人は評価されます。
社会に出たら、職歴がモノを言うようになります。
親に買い与えてもらった学歴じゃなくて、
自分が汗水たらして働いてお金を稼いだ結果としての職歴の蓄積が絶対的にモノを言うのが、現実の社会です。
たとえば、「東大卒」の学歴は、実社会での評価の歩留まりは高いですよ。
「東大卒」は、水戸黄門の印籠みたいに、学科に応じて国家中枢(霞が関など)や、宇宙開発などの国家プロジェクトや、皇族の皆様を診る国家的な大病院や、もちろん、どんな民間企業の人事も会ってくれる、オールマイティーなパスポートですから。
でも、中には、あれれ? な方向に人生が行ってしまう「東大卒」もいるわけで。
そんな、あれれ?な「東大卒」さんに、いままでの人生で仕事その他ですれ違ったりしたことがあると、税金の無駄遣いだなぁ、なんて、こっちは思ったりするわけで。
「東大まで出て、なにもそんな稼業をする必要はないんじゃないかなぁ」なんて思ったりする人もいるわけで。
国立大学への国家予算の大半が東大に行くという話をどこかで読んだもんですからね。
社会の地べたで働いている、平凡な頭脳の無数の凡人たちが働いて納めた税金なんだから、非凡な頭脳に恵まれて東大に入った超優秀な皆さんは、国家間の陣取り合戦の主戦場になっている宇宙開発競争とか、地球の覇権をめぐるIT競争とか、国益をひっぱってくる外務省とか経産省とか、国の金庫番として国家財政を護る財務省や、国の金融政策を決定する日銀とか、そういう、超優秀な人にしかできない仕事に就いてもらって、税金を払っている大多数の平平凡凡な人たちのために、日本の社会のために働いてもらわないと。
国立大学の学費が安いのは、国民が払った税金が使われているからでしょ?
加えて、東大には、国立大の研究費用を補助する国家予算の大半が行くと、どこかで読んだものですから。 国民が汗して払った税金を無駄遣いすると、つまり、他人さまが人生を削って稼いだ血税をもらっておきながら踏み倒すようなことをすると、本人の人生の運勢に良くない影響が出ると思います。 この世は、タダでもらえるものは、無いんですよ。
話がそれてしまいましたが、
大人が音大に入ることは可能だ、と私は上記の実体験から考えています。
だって、作曲の先生の言葉の真意は、
「あなたにお金があって、妥当に勉強すれば、〇〇音大に入れてあげますよ」ですから。
〇〇音大にだって、ピアノ演奏科や作曲科の他に、音楽なんとか科とか、音楽かんとか科とか、いったい何を研究しているのかわからないような学科も近年増えているような気がするので、まあ、どこかの学科には入れてもらえますよ。 ピアノ演奏科や作曲科だって、その学年で成績がビリッケツでもよければ、1人ぐらい増員してもらえますよ。
近年、定員割れが厳しくて、海外からの留学生の招致にやっきになっている音大が少なくないと思われるので(音大が無駄に乱立した結果でしょうね。音大生が増えればピアノが売れますから)。
ヨーロッパ各国の音大が、外貨獲得のために、日本を含めたアジアからの留学生の招致にヤッキになっているのと、同じことです。
そしてさ、
音大にしたって、どちらかといえば、
自分の国の人に入学してもらって学費を払ってもらったほうが、
いろいろ安心な面が多いと思いますよ。
日本の音大だったら、そりゃぁもう、日本人に来てもらった方が安心に思うと思いますよ。
日本人は、真面目で正直だし、ズルして海外にトンズラすることも無いしね。
ましてや、
3,000万円の可処分所得を持っている大人の日本人なんて、超優良顧客ですよ!
こっちは、お金を持っているんだから。
音大の学歴を買えるだけのお金を持っているんだから!
子どもだって、学歴を親に買ってもらうんだから、
親に買ってもらうか、自分で働いて稼いだお金で買うか、
その違いだけです。
だから、
ドブに捨てても困らないお金が3,000万円以上有る大人は、
音大の学歴を買える可能性が充分に有ると思います。
