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有益な情報を得るための、一つの考え方

前回の記事では、SNSの流し見について考えました。

スマホを見ることそのものが問題なのではなく、
自分で選んでいるのか、
刺激に反応し続けているだけなのか。

ここに大きな違いがある。

そして、少しだけ目的を持てば、
流し見も、自分で選ぶ時間になる。

そんな話を書きました。

こちら▼▼

そして最後に、もうひとつ気になることとして、
動画を見ながら別の作業をすること。

つまり、マルチタスクについて少し触れました。

ただ、マルチタスクといっても、
いくつか種類があります。

① “ながら作業型”は、使い方次第。
② “切り替え型”は、割り込みを減らすのが基本。
③ “並行管理型”は、頭の外に出して整理するのが基本。

このうち、②切り替え型と③並行管理型については、
以前「仕事が遅くなる原因」として、別の記事で詳しく書きました。

そこで扱ったのは、
作業に入るまでの時間。
一度止まったあと、再開するまでの時間。
そして、頭の中に残り続ける未処理の問題です。

こちら▼▼

今回扱いたいのは、

①の「ながら作業型」です。

たとえば、
動画を流しながら、単純な事務作業をする。

これは本当に非効率なのか。

一緒に考えていきましょう。

1章:情報を選べない時代へ


今は、無料でいくらでも学べる時代です。

YouTube。
SNS。
note。
ブログ。
無料セミナー。
AI。

少し検索すれば、
知りたいことの多くは出てきます。

昔に比べれば、
学ぶための環境はかなり整っています。

本を買わなくても、
講座に行かなくても、
誰かに直接教えてもらわなくても、

スマホひとつで、
たくさんの情報に触れることができます。

これは、とてもありがたいことです。

でもその一方で、
別の問題も出てきました。

それは“情報が多すぎる”ことです。

昔は、
情報が足りないことが問題でした。

どこに行けば学べるのか分からない。
誰に聞けばいいのか分からない。
そもそも、必要な情報にたどり着けない。

でも今は、少し違います。

情報はある。
むしろ、ありすぎる。

だから今度は、
何を選べばいいのか分からない。

どれが今の自分に必要なのか。
どれを信じればいいのか。
何から手をつければいいのか。

そこが分かりにくくなっています。

つまり、
情報が足りない時代から、
情報を選べない時代になった。

ここに、今の難しさがあります。

2章:人を動かす情報


正しい情報。
詳しい情報。
専門的な情報。
分かりやすい情報。

どれも大事です。

ただ、人が本当に欲しいのは、
情報そのものだけではありません。

自分に関係がある。
「なるほど」と納得できる。
「これならできるかも」と行動につながる。

そう感じられる情報です。

たとえば、良い情報でも、
今の自分にそれほど関係がなければ、
ただの知識で終わります。

「へぇ〜」とは思う。
でも、それ以上は動かない。

一方で、
今の自分に引っかかる情報に出会うと、
少し反応が変わります。

へぇ〜。
なるほど。
これなら、少しできそう。
ちょっとやってみてもいいかも。

そんなふうに、気持ちが動く。

人を動かす情報とは、

「へぇ〜」で興味を生み、
「なるほど」で腹落ちし、
「よし、とりあえずやってみよう」

と行動に変わる情報です。

ただ知るだけではなく、
少し前に進みたくなる。

理解して、納得して
自分の行動に置き換えたくなる。

そういう情報に出会えた時、
人は動き出せます。


3章:必要な情報だけに、たどり着きたい


ただ、そういう情報には、
なかなか簡単にはたどり着けません。

良い情報はたくさんあります。

でも、
良い情報と、
今の自分に必要な情報は違います。

すでに知っている話。
今の自分には早すぎる話。
正しいけれど、今は使わない話。
最後まで見たけれど、結局ピンとこない話。

そういうことは、よくあります。

もちろん、それが無駄というわけではありません。

あとから役に立つこともあります。
今は分からなくても、後で意味が分かることもあります。

でも、限られた時間の中で、
すべての情報を最初から最後まで丁寧に受け取るのは難しい。

だから、ある程度の量に触れながら、
今の自分に必要なものを探す必要があります。

ただし、
やみくもに浴びればいいわけではありません。

たくさん見ればいい。
たくさん聞けばいい。
たくさん保存すればいい。

それだけでは、
情報に振り回されてしまいます。

必要なのは、

量 × 選別力。

ある程度の量に触れる。
でも同時に、今の自分に関係あるかを見極める。

ただ情報を浴びるのではなく、
今の自分に必要なものを探していく。

その判断が必要になります。

4章:流し見は、動画の内見


ただ、すべての動画を、
最初から最後まで集中して見るのは現実的ではありません。

もちろん、最初から大事だと分かっている動画なら、
集中して見た方がいいです。

学ぶ目的がはっきりしている。
内容を正確に理解する必要がある。
仕事に直結する。
メモを取りながら見たい。

そういう動画は、
流し見には向きません。

でも、すべての動画がそうとは限りません。

流し見でやることは、
動画の内容をすべて理解することではありません。

どこかに、今の自分に必要な話はあるのか。
あとで集中して見たい部分はあるのか。
自分の中で引っかかる言葉はあるのか。

まずはそこを探します。

たとえば、住まいを借りる時。

間取り図や写真だけを見て、
すぐに決める人は少ないはずです。

実際に部屋を見に行く。
日当たりを見る。
部屋の広さを感じる。
駅からの道のりを確認する。
周りの雰囲気を見る。

いわゆる、内見です。

内見したからといって、
必ずその部屋に決めるわけではありません。

でも、実際に見てみないと分からないことがあります。

動画も、それに近いところがあります。

本には、目次があります。
見出しがあります。
章立てがあります。

だから読む前に、
ある程度確認できます。

でも、動画には、
目次がないことも多いです。

タイトルだけでは分からない。
サムネだけでは分からない。
最初の数分だけでは、核心が見えないこともある。

だから、まずは流し見しながら、
自分にとって必要な部分があるかを見ていく。

気になる言葉が出てきたら止める。
もう一度確認したいと思えば、巻き戻す。
これは大事だと感じたら、そこから集中して見る。

今の自分に必要な情報なのか。
深く見る価値がある動画なのか。

それを確認するための時間。
として捉えたら、どうでしょう。

流し見は、動画の内見です。

5章:何をしながら見るのか


ただし、動画の内見は、
どんな作業とも相性がいいわけではありません。

相性がいいのは、
すでに習慣化されていて、
毎回ゼロから考えなくても進められる作業とのセットです。

たとえば、歯磨きをする時。

毎回、「次はどこを磨こうか」
と深く考えながら磨いている人は、
あまり多くないはずです。

もちろん、歯医者さんから言わせれば、
もっと意識した方がいいのかもしれませんが……。

洗濯物をたたむ作業も、
少し近いかもしれません。

ちなみに私は、
自分でもびっくりするくらい、
洗濯物をたたむのがヘタです。

もっと意識してたためば、
少しはマシになる気もします。

ただ、約60年生きてきて、
いまだに苦手なので、
たぶん向いていません。

さて。

日々の仕事の中にも、
それに近い時間があるのではないでしょうか。

すでに習慣化されている業務。
大切だけど、それほど神経を使わずにできる作業。

そういう時間です。

私の場合で言えば、

ストアカの日程を追加する。
インスタで条件に合う人を確認する。
投稿にいいねをする。
定型的なDMを送る。

こうした作業の時に、
画面をじっと見るというより、
耳で内容を拾う感覚で、
動画を流しておくことがあります。

もちろん、DMの文章をきちんと考える時は、
動画はいったん止めます。

相手に合わせて言葉を選ぶ時は、
どうしても頭を使いますからね。

つまり、
動画の内見をする時に大事なのは、
動画の内容だけではありません。

何をしながら見るのか。

ここがポイントです。

6章:結局、非効率なのか?


ここまで、
流し見を「動画の内見」として考えてきました。

最初から深く学ぶのではなく、
まずは今の自分に必要な情報があるかを確認する。

そう捉えると、
流し見の意味は変わります。

とはいえ、
動画を流しながら、
別の作業をする。

それって結局、
非効率なのではないか。

マルチタスクは非効率だと、
よく言われています。

次回は、
マルチタスクは本当に非効率なのか。

このあたりを、
一緒に考えていきましょう。

続きを読む▼▼


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