AIで仕事を効率化しようとしてやらかした3つの失敗談
お疲れ様です、ぽんずです。
正直に言います。自分はAI推進担当という立場でありながら、AIで仕事を効率化しようとして3回やらかしました。
Claudeに書かせたメールの日付がズレていて、取引先に電話で謝罪
Copilotに作らせたパワポがあまりにもダサくて、一から作り直し
AIで作った評価レポートのレーダーチャートを部長に「根拠は?」と詰められて沈黙
どれも共通しているのは、「AIが出してくれたから大丈夫だろう」と思って、最後の確認を省いたことでした。
今回は、その3つの失敗をそのまま共有します。AI推進担当がこれだけやらかしてるので、これからAIを使おうとしている方は安心してください。自分よりは上手くいくと思います。
Claudeに会議メールを書かせたら日付と曜日がズレていた
取引先との打合せ日程を調整するメールを、Claudeのsonnetに書かせたときの話です。
「○月○日(○曜日)の○時から、オンラインで打合せをお願いしたい」という内容。よくあるメールです。自分で書けば5分もかからない。でも、ちょうどAIで業務効率化を試していた時期だったので、Claudeに下書きを任せました。
出てきた文面は丁寧で、敬語の使い方も自然。「お、いいじゃん」と思って、そのままコピペして送信しました。
…1週間後、ふと自分のカレンダーを見て気づいたんです。日付と曜日がズレてる。1ヶ月先の予定だったこともあって、送るときにまったく違和感を感じなかった。
結局、取引先に電話して「すみません、日程の記載に誤りがありました」と謝罪しました。先方は笑って許してくれましたが、内心は冷や汗ものでした。
これ、地味に大事なポイントがあって。LLMによっては、文章を書くのは得意でもカレンダーの計算が苦手なモデルがあるんですよね。「○月○日が何曜日か」は、自分の目で確認しないといけない。でも、文章が丁寧だったせいで「全部合ってるだろう」と思い込んでしまった。
AIの出力が綺麗だと、中身まで正しいと錯覚する。これが最初の失敗で学んだことです。
Copilotに作らせたパワポが「ダサポ」だった
2つ目の失敗は、パワポです。
社内向けの提案資料を作るとき、Copilotに任せてみました。指示もそれなりに丁寧に出したつもりです。役割、背景、目的、対象者、トーン…いわゆる7Rプロンプトに近い形で伝えました。
出てきたスライドを見た瞬間、固まりました。
配色がバラバラ。写真の選び方が謎。アイコンも「それ、いつの時代の素材?」というレベル。全体的に、町内会の回覧板に挟まってる「お知らせ」レベルの仕上がりでした。
自分はもともとパワポにはこだわりがあるタイプです。去年までパワポ資料の制作を副業にしていたくらいなので、正直「これは出せない」と即判断しました。結局、一から作り直しです。効率化どころか、確認と判断に使った時間がまるごと無駄になりました。
ちなみに、AIで作ったものをそのまま出してしまうケースは周りでもちらほら見かけます。同僚がNanobananaProで作ったインフォグラフィックをドヤ顔で関係者にメール送信していたのを見たときは、少し複雑な気持ちになりました。
あと、取引先のAIベンダーから届いたメールも印象的でした。本文は明らかにAIが書いた丁寧な文章なのに、末尾に「添付ファイルの作成にお時間をいただければ幸いです」と書いてある。…でも、しっかり添付がついてるんですよね。本文と添付の温度差がすごくて、思わず二度見しました。
AIのアウトプットは、自分のフィルターを通さないと「その人の資料」にはならない。これが2つ目の学びです。
AIで作った評価レポートのレーダーチャートで部長に詰められた
3つ目は、取引先の評価レポートです。
Wordで評価レポートを作成する業務があって、ここでもAIを使いました。テキスト部分だけじゃなく、それっぽいレーダーチャートもつけて、ビジュアル重視で仕上げたんです。見た目はかなり良くできていました。
意気揚々と会議に持っていったら、部長さんに一言。
「この採点の根拠は?」
…詰まりました。
レーダーチャートの数値は、AIが出した評価をそのまま使っていたんです。見た目が整っていたから、自分でも「まあ、妥当だろう」と思い込んでいた。でも、「なぜこの項目が4点で、あっちが3点なのか」を自分の言葉で説明できなかった。
これ、メールの日付ズレと構造が同じなんですよね。AIの出力が綺麗だと、中身まで正しいと錯覚してしまう。レーダーチャートはグラフという「見た目の説得力」がある分、余計にタチが悪い。
結局、その場では「持ち帰って精査します」と言って凌ぎましたが、会議室を出たときのわき汗のダラダラ感は、高校の部活レベルでした。
3つの失敗に共通していたのは「最後のたった5分」を省いたこと
メールの日付ズレ、ダサポ、レーダーチャート。この3つ、やらかした内容はバラバラですが、根っこは同じでした。
「AIに任せれば大丈夫だろう」と思い込んだことです。
メールとレーダーチャートは、AIの出力が綺麗だったから確認しなくても大丈夫だろうと思ってスルーした。ダサポは逆で、AIならそれなりのデザインを出してくれるだろうと期待して任せた結果、一から作り直しになった。
方向は逆ですが、どちらも「AIへの過信」という点では同じです。
本音ベースで話すと、AIで効率化するって「速く終わらせること」だと思っていました。でも、3回やらかしてようやく気づいたんです。(ちゃんと思い出したら、もっとやらかしてる自信アリ)
効率化の本質は「速く終わらせること」じゃなくて、「浮いた時間で最後の確認をすること」なんだと。
AIが下書きを5分で出してくれるなら、浮いた25分のうち5分だけ確認に使えばいい。たった5分です。その5分を省いた結果が、電話での謝罪と、一からの作り直しと、部長の前での沈黙でした。
AIで効率化したいならまず「自分の目」を最後に通す
同じ失敗をしたくない方に向けて、自分が今やっていることを共有します。
シンプルに言うと、AIが出したものを送信・提出する前に、「これ、自分の名前で出して大丈夫か?」と一回だけ考えるようにしました。
メールなら、日付と曜日をカレンダーで照合する。資料なら、数字の根拠を自分の言葉で説明できるか確認する。デザインなら、自分の目で見て「これを出したい」と思えるか判断する。
どれも5分もかかりません。
ちなみに自分は、この失敗以降メールは自分で書いています。以前その理由を記事にしたこともあるので、気になる方はこちらもどうぞ。
AIには、下書きの段階ではいつも助けてもらっています。でも、最後に「自分のアウトプット」にするのは自分しかいない。そこだけは、どれだけAIが進化しても変わらないと思っています。
「AIで仕事を効率化しようとしてやらかした3つの失敗談」のまとめ
AIで仕事を効率化しようとして、メールの日付ズレ、ダサポ、レーダーチャートの根拠不足と、3つやらかしました。
どれも原因は「AIに任せれば大丈夫だろう」という過信です。AIの出力が綺麗だと、中身まで正しいと錯覚してしまう。これが一番怖いところでした。
効率化の本質は、速く終わらせることじゃなくて、浮いた時間で最後の確認をすること。たった5分の確認を省いたせいで、電話での謝罪と、一からの作り直しと、部長の前での沈黙を経験しました。
AIは散々やらかしつつも、いつも助けられています。でも、最後に自分の名前で出すものは、自分の目で確認する。これだけは忘れないようにしています。
それでは、お先に失礼します。
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