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「ゼネラリストは何もできない」と思っていた自分がPMという武器に気づいた話

お疲れ様です、ぽんずです。

ゼネラリストって、褒め言葉だと思いますか。

自分はずっと、そう思えなかった。会計事務所、経理、情シス、そして今はAI推進。履歴書に書くと「いろいろやってますね」と言われる。でも裏を返せば、「で、何ができるんですか?」ってことなんですよね。

転職するたびに思ってました。自分には、これといった武器がない。

これは、現場から離れたゼネラリストがようやく導き出した答えの話です。



会計事務所も経理も情シスも経験したのに「専門性がない」と思っていた

自分のキャリアをざっくり並べると、COBOLのプログラマー→会計事務所→経理→情シス→AI推進になります。

こう書くと「専門職じゃん」と思われるかもしれません。実際、世間的にはそうなんだと思います。簿記の知識もあるし、ネットワークの話もできる。法律だってインプットはしてきた。ベンダーとの打ち合わせで困らない程度には、それぞれの領域を理解しているつもりです。

でも、どの領域でも「自分で手を動かして完結できるか?」と聞かれたら…正直、自信がなかった。

経理の専門家ほど深くはない。ゴリゴリのエンジニアほどコードは書けない。AIの研究者でもない。全部「わかる」けど、全部「中途半端」。そんな感覚がずっとありました。

転職6回という経歴が、それをさらに強くしていた気がします。「いろいろやってきた」は、裏を返すと「どこにも腰を据えなかった」とも読める。自分自身がそう思っていたから、余計にしんどかったんですよね。

転職するたびに「で、あなたの専門は?」が怖かった

転職って、毎回「自分を説明する場」なんですよね。

職務経歴書を書くたびに思ってました。「COBOLのプログラマーやってました。会計事務所にもいました。経理も情シスもやりました」って、並べれば並べるほど、何の人かわからなくなる。

面接で「ご専門は?」と聞かれるのが、正直一番きつかった。

会計です、とも言い切れない。ITです、とも言い切れない。「いろいろやってきました」としか答えられない自分が、すごく頼りなく写る。

「…、専門がないのが逆に強みなんです」と、心の中で呟くのが精いっぱいだった。

これ、地味に大事なんですけど、スペシャリストって「○○の人」と呼ばれるじゃないですか。「経理の田中さん」「インフラの佐藤さん」みたいに。自分にはそれがなかった。どの会社に行っても「何でも屋のぽんず」だった。

40代前半くらいまで、ずっとこの引っかかりを抱えていた気がします。スペシャリストじゃない自分は、どこかで限界が来るんじゃないかって。

信頼を得るために引き受けたのは誰もやらない仕事だった

転職6回もしていると、「新しい職場でどう信頼を得るか」は死活問題になります。

自分がやってきたのは、シンプルに、たった一つだけ。誰もやりたがらない仕事を、黙って引き受けること。

  • 議事録の作成

  • 部門間の調整

  • 次回会議の参加者アポとスケジュール調整

  • パワポでの報告書作成

  • ステークホルダーへの報告と発表

  • その後のメール連絡

…、書き出してみると、見事に「雑務」と呼ばれるやつばっかりなんですよね。

でも、これを引き受けると何が起きるかというと、プロジェクト全体の流れが見えるようになる。誰が何を考えていて、どこで話が詰まっていて、次に何をすれば前に進むのか。全体像が自分の手元に集まってくるんです。

本音ベースで話すと、最初は「信頼を得るため」だけにやっていました。スペシャリストじゃない自分が居場所を作るには、他に方法が思いつかなかったから。でも気づいたら、この「全部拾う」動きが、自分の一番の強みになっていた。

掘り下げていった結果「それは…、プロジェクトマネジメント」と呼ばれていた

「全部拾う」動きが強みだと気づいたのは、わりと最近の話です。

きっかけは、自分のやってきたことを棚卸ししてみたこと。議事録を取って、関係者を調整して、スケジュールを引いて、報告資料を作って、ステークホルダーに説明する。これって要するに、何をやっていたのか。

掘り下げていったら…、それは「プロジェクトマネジメント」と呼ばれていました。

ぶっちゃけ、最初は「え、そうなの?」という感覚でした。PMって、もっとちゃんとした資格を持った人がやるものだと思っていたので。でも、PMBOKとかの教科書を読んでみると、書いてあることの大半は「自分がやってきたこと」だったんですよね。

スコープを決める。スケジュールを管理する。ステークホルダーと合意を取る。リスクを洗い出して対処する。全部、名前を知らないだけでやっていた。

自分的には、これが一番の転換点だった気がします。「何もできない」と思っていたのは、自分がやっていることに名前がついていなかっただけだった。名前がつくと、不思議と自信がついてくるんですよね。

ゼネラリストがAIと組むと「主→自分、従→AI」が自然にできる

で、ここからがAIの話です。

自分は今、仕事でも副業でもClaudeを使っています。相談、アウトプットのレビュー、構成案の壁打ち、メールの文面チェック。全部「自分が主導して、AIに補助してもらう」使い方です。

これ、周りを見ていると逆の人がけっこう多いんですよね。AIに丸投げして、出てきたものをそのまま使う。結果、AIっぽさ全開の文章ができあがる。

なんで自分は「主→自分、従→AI」が自然にできたのか。たぶん、ゼネラリストとして人に指示を出してきた経験が大きいんだと思います。

会計事務所でも、経理でも、情シスでも、ずっとフロントに立ってきた。ベンダーに依頼する。他部署に協力をお願いする。上司に報告する。相手によって伝え方を変え、全体を見ながら動かしていく。

これって、AIへの指示と同じ構造なんですよね。相手が人からAIに変わっただけで、やっていることはほとんど同じ。ゼネラリストの「何でもやってきた」経験は、AI時代にむしろ武器になる。自分はそう思っています。

「何もできない」と思ってた自分へ

もし今「自分はゼネラリストだから、何もできない」と感じている人がいたら、一つだけ伝えたいことがあります。

それ、名前がついていないだけかもしれません。

自分もそうでした。

  • Backlogでスケジュール全体を管理する

  • 限られたリソースの中で担当者をアサインする

  • コミュニケーションのツールとルールを決める

  • 課題やリスクを管理簿で管理する

  • 部門間の利害を調整して落としどころを探る

  • ステークホルダーにQCDの予実の差異を報告する

全部「雑務」だと思っていた。でも掘り下げたら、それはプロジェクトマネジメントだった。

「何でもやってきた」は、弱みじゃないんですよね。全体を見て、人を動かして、前に進める。これができる人は、実はそんなに多くない。

まずは、自分がやってきたことを一回棚卸ししてみてはどうでしょう。書き出してみると、意外と「これ、ちゃんとした仕事だったんだな」と思えるものが出てくるかもしれません。

「ゼネラリストは何もできない」のまとめ

「ゼネラリストは何もできない」。自分もずっとそう思っていました。

でも、誰もやらない仕事を拾い続けた経験は、プロジェクトマネジメントという名前がついていた。そして、いろんな人に指示を出してきた経験は、AIの使い方にもそのまま活きている。

スペシャリストじゃないことは、弱みじゃなかった。自分はそう思えるようになりました。

それでは、お先に失礼します。


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自分自身、転職6回を経て今のキャリアにたどり着きました。
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