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優しいつながりへの5つのステップ~対人関係に悩むすべてのあなたへ贈る、癒しの旅~第2部 セカンドSTEP 他人を好きになる【第3章・第4章】

※第1部・第2部【第1章・第2章】をすでに読んで頂いた方は【第3章】からお読みください。



シリーズ過去記事一覧

第1部【第1章・第2章】


第1部【第3章・第4章】

第1部【第5章・第6章】

第2部【第1章・第2章】


はじめに

自分を少しずつ好きになれたら、次に訪れるのは「他人を好きになる」ステップです。

これは、決して「誰でも好きにならなきゃいけない」ということではありません。

むしろ、「この人は苦手だな」「どうしても合わないな」と感じる気持ちを、否定せずに抱えながら、それでも「この人も、一人の人間として、痛みや願いを持っているのかもしれない」と、優しく目を向けること。

人間関係の悩みの多くは、「相手が自分の期待通りに動いてくれない」「相手が自分を理解してくれない」という、 すれ違いから生まれます。

でも、相手もまた、同じように「わかってもらえない」という痛みを抱えていることが、 とても多いのです。

この部では、 「他人を好きになる」ことの難しさと、 それでも少しずつ優しくなっていける理由を、 一緒に探っていきます。

急がなくていい。 ただ、 心の窓を、 少しだけ開けてみてください。

【第3章】 違いを、 敵ではなく「個性」として見る


人間関係で一番疲れるのは、 「どうしてあの人と私は、 こんなに違うんだろう」という、 すれ違いの痛みです。

価値観が違う、 考え方が違う、 話すスピードが違う、 休みの過ごし方が違う……。

違いが多ければ多いほど、 「この人とは合わない」と感じてしまいます。

でも、 その違いは、 実は「敵」ではなく、 「この世界を豊かにしている個性」なのかもしれません。

例えば、 あなたが「計画をしっかり立ててから行動したい」タイプだとします。

一方で、 相手は「とりあえず動いてから考える」タイプ。

あなたから見ると、 相手は「無計画で危なっかしい」

相手から見ると、 あなたは「融通が利かなくて面倒」

でも、 この二つのタイプが一緒にいると、 計画性と行動力の両方が生まれて、 チームとして強くなったり、 夫婦としてバランスが取れたりすることがあります。

違いを「敵」として戦うのではなく、 「補い合うもの」として見られたとき、 「この人も、 私とは違う色を持った、 大切な存在なんだ」と、 少し好きになれることがあります。

もちろん、 すべての違いが補い合えるわけではありません。

どうしても合わない、 痛みを生む違いもあります。

その場合は、 「好きになる」ではなく、 「尊重しつつ、 適度な距離を保つ」ことも、 優しい選択です。

【第4章】 物語 他人の優しさに、 気づいた瞬間


ここで、 少し長い物語を、 一緒に読みましょう。

Cさんは、 30代の会社員です。
彼女は、 学生時代から「人と深く関わると、 必ず傷つく」と思って、 できるだけ浅い付き合いを心がけて生きてきました。

職場でも、 必要最低限の会話しかしないようにしていました。

ある日、 部署に新しい上司がやってきました。

D課長は、 とても厳しく、 細かいところまで指摘する人でした。

Cさんは「また、 面倒な人だ……」と思い、 ますます心を閉ざしました。

でもある週末、  Cさんが体調を崩して休んだとき、  D課長から思いがけない LINEが届きました。

「体調はどうですか。 無理をしないでください。  仕事は私がフォローします。 何かあったら、 いつでも連絡を。」

Cさんは、 驚きました。
これまで、 D課長は怖い人だと思っていたのに、 このメッセージは、 とても優しい。

後日、 Cさんは思い切って聞いてみました。

「課長って、 意外と優しいんですね」

D課長は、少し照れながら答えました。

「実は、 私も昔、 体調を崩して会社を辞めかけたことがあって……。
そのとき、 上司に『無理するな』と言ってもらえて、 救われたんです。

だから、 部下には同じことをしたかった。

……でも、 厳しくしすぎて、 怖がらせてたかも。ごめん。」

Cさんは、 そのとき初めて気づきました。

「この人も、 自分の痛みを持っていて、 それを他の誰かに優しく還元しようとしていたんだ」と。

それから、 Cさんは少しずつ、 D課長と話すようになりました。

完璧に好きになったわけではないけれど、 「この人も、 必死で生きてる一人なんだ」という、 温かい気持ちが、 心のどこかに生まれました。

この物語が、 あなたに何を伝えたでしょうか。

「嫌いだと思っていた人」も、 実は「痛みを抱えながら、 誰かに優しくしようとしている」かもしれない。

そんな可能性に、 少しだけ心を開いてみること。

それが、 他人を好きになる、 小さな一歩です。

※体験談等はイメージをつかみやすくするために、私自身の経験や体験等に基づく架空の体験談です。

第5章へ続く



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