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テソン沼へまっしぐら⑨

※テソン(DAESUNG/D-LITE)への沼落ち記録です。
第1話はこちら前回のお話⑧はこちら


D-LITE 2025 ASIA TOUR: D's WAVE ENCORE -JAPAN
2026年1月31日 Asueアリーナ

いわゆる天井席だが、急遽行くと決めたのだから十分だ。
会場には韓国語や中国語も飛び交い、改めてテソンが「外タレ(死語)」なんだと実感する。

開始時間は、ほぼ定刻だったと思う。
わたしの席からはテソンは親指サイズだったが、同じ空間に生テソンがいると思っただけで、掛け声なのか感嘆なのか分からない声が出ていた。
しかも、親指テソン越しのスクリーンに見える笑顔の破壊力が……あぁ尊い。

隣の席は男子2人組で、掛け声も大きく頼もしかったのだが、改めて男には難しい音域なのだと思った。
それを軽々と歌いこなすテソンは本当にすごい。
彼らも「えぐ」「すげ」と漏らしていて、その小さな感嘆が妙に嬉しかった。

「light」で、わたしたちのスマホの光に、椅子から降りて深くお辞儀をするテソン。
このテソンのお辞儀が、わたしは本当に好きだ。
「ありがとう」を伝えようとしてくれる姿が、心が好きだ。
こちらこそ「歌ってくれてありがとう」を伝えたいのに。

喉の不調があって、キー下げや高音を抑えながらのステージだったのに、テソンの声は昔よりずっと太く、張りがあるように聴こえる。
どれだけの努力をしてきたのだろう。
わたしは自分に甘く、努力というものができた試しがない。
だからこそ、努力する人を心から尊敬するし、テソンに惹かれる理由のひとつなのだろうと思う。

最後に「HANDO-CHOGUA(限度超過)」で、会場が一体となって最大の掛け声を届けた。
テソンありがとう、幸せをありがとう。
帰りの新幹線も、ずっとその余韻が残ったままだった。

 
だが、その翌日の夜。
2月1日のオーラスで、テソンを好きになった原点の曲「歌うたいのバラッド」が披露されたと知って、わたしは大きなショックを受けた。

つづく。


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