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【祝・100本投稿】ショートショートの駅 presents 自選短編作品集『すべて孤独な星々』【記念】



はじめに

 
 ここでは、noteに公開した100話のショートショートの中から、厳選した7話を紹介する。
 企画でセレクションに選ばれた作品やコンテストで賞を頂いた作品、これは手応えを感じたな、という作品などをピックアップした。
 発表順ではなく、全体をとおして一つの物語を感じられるような、たとえるなら音楽アルバムのような作品集を目指した。
 約一年半の創作活動の一区切り、総括としてショートショート作品集をここにお届けします。
 なお、表題作『すべて孤独な星々』は最終話に収められている。


1st STATION 教室・台風・プリン


▼あらすじ
小学五年生のユウキは、イジメられている同級生のことを傍観していた。ある放課後、イジメの首謀者・陽翔はるとから「あいつの家を燃やしてこい」と命令されて……。
個人的に、イジメの首謀者という「悪役」を登場させられたのが嬉しかった。やはり悪役こそが物語の華だと思うから。

 こちらの企画に参加させて頂いた。投稿作すべてに一言感想を書いてくださるので、とても励みになっている。読書が遅い自分にはとてもできない仕事だ。尊敬しています。


2nd STATION 集塵トイレ


▼あらすじ
新品のルンバが、「買い主」の女性の家で目を覚ます。部屋を掃除するうちに、彼女の家に住みつく「トイレの花子さん」と出会って……。
本作は、ナレーターの吉史あんさんに朗読して頂いた。Youtubeで、ぜひ朗読動画を視聴していただきたい。noteで活躍されている他の作家の方々の朗読動画もたくさんアップされています。

吉史さんは、noteで活躍している書き手の作品の朗読をおおく手がけてらっしゃいます。素晴らしいので、ぜひ聞きましょう。


3rd STATION 決闘!年越しそば


▼あらすじ
最強フードファイター・宮本武蔵は、齢四十の坂を越え、体力の衰えから引退を決意する。だが、武蔵にはたった一つ心残りがあった。それは佐々木小次郎との決着がいまだついていないことで……。
年の瀬も押し迫る12月31日の夜に投稿。「毎週ショートショートnote」のセレクションに初めて選ばれた、という意味でも思い出のある作品です。

noteで創作を続けられたのは、この方の企画のおかげといっても過言ではない。毎週、創作意欲をかき立てられる魅力的なお題を出題されている。ちなみに、田原にかさんは下記のミステリー小説で2025年の創作大賞を受賞されています(すごい)。


4th STATION 髭は恋をする。


▼あらすじ
サンタクロースのような髭がトレードマークの漫画家が、連載の打ち切りを機に髭を剃ってしまおうとする。だが、髭には自我があって、美容院のお姉さんに恋をしてしまい……。
「毎週ショートショートnote」のセレクションに選ばれた作品。いま読み返すと、設定に無理があるし、文章もヘタだが、シュールなコメディとしてはアリかもしれない。


5th STATION ナンシー、こっちを向いて。


▼あらすじ
新人写真家の福田萌音モネは、インスピレーションを求めて南仏のブルターニュ地方を訪れる。そこで風変わりなフランス人女性と出会い、写真のモデルになってもらおうとする萌音モネだったが、彼女にはある秘密があって……。
小説家・編集者の花澤薫さん主催の「一枚の写真から文芸賞」に応募した作品。そこで、佳作に選んで頂いた。
これまで以上に、キャラクターやストーリーの展開と深く向き合いながら書いた作品。趣味の西洋絵画についての知識も生かすことができて、嬉しかった。

花澤薫さんの短編小説集『すべて失われる者たち』はオススメです。まだすべて読み切ってはいないが、少しづつ味わいながら読んでいる。美しい文章です。

6th STATION 金木犀・駄菓子・ブーツ


▼あらすじ
「教室・台風・プリン」の続編。都会の高校に進学したユウキは、ゲームセンターに通う日々を送っていた。元同級生・山田のことが気にかかり、勉強にも部活にも身が入らない。ある日、山田を知っているという人物とゲームセンターで出会い……。
元々、続編を書こうという意図はなかったのだが、お題について考えていくうちに自然にストーリーが繋がっていった。一つのドラマを描き切った、という充実感を味わえた作品。たくさんの人に読んでほしい。


The TERMINAL すべて孤独な星々


▼あらすじ
宇宙のどこかにいるはずの「異星人」を探している、探査船とそのクルーたち。プロジェクトの中止を伝えられ、失意のなか帰路につくと、見るからに異なる文明のものと見られる無人探査機と遭遇し……。
記念すべき百本目の投稿作。ショートショートの神様・星新一のような作品を目指して書いた。これまではその足元にも及ばなかったが、今回は、つま先に一瞬タッチするぐらいは出来たのではないか。

上記は、一年半前に初めて書いた小説。果たして、少しは上達したのだろうか。振り返ってみると、自分はSFが好きなのだなぁと改めて感じる。

 この先、いつまで投稿を続けるかはわからないが、創作意欲が消えないうちは書き続けようと思っている。皆さん、これからもよろしくお願いします。

 ショートショートの駅

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