【緊急】RB大宮アルディージャ 長澤監督解任について
先日、電撃的に長澤監督が解任されてしまったので、その事について簡単に・・・。
データ比較 前半戦 VS 後半戦
まずは、シーズン前半戦と比較して、テツさんの後半戦がどうだったのかをデータで振り返ってみる。
前半戦終了時→第30節終了時
・順位:3位 → 8位
・10勝6分3敗 → 13勝8分9敗 (*後半戦: 3勝2分6敗)
・31得点 18失点 → 41得点 28失点 (*後半戦: 10得点 10失点)
1試合あたりの得失点
前半戦: 1.63得点/0.95失点 → 後半戦: 0.91得点/0.91失点
後半戦は3勝2分6敗と、大きく負けが先行しており、順位も3位から8位と大きく後退。残り8試合で2位との差は8と、自動昇格に黄色信号が灯っている状況である。
得失点で見ると、守備面は前半戦と遜色ない硬さを見せているが、やはり得点力が大きく下がってしまっている事がわかる。
前半戦から1試合あたり0.7得点も下がってしまい、結果1試合で1点も取れていない事になっている。
優勝を狙うにあたって、やはり1点/1試合を下回るのは物足りない。
守備面のデータ比較
ということで次に、各種データを前半戦終了時の第19節時と、最新第30節時とで比べてみる。
まずは守備面。
第19節終了時→第30節終了時
・失点数:5位→6位
・被ゴール期待値:11位→9位
・被シュート数:14位→13位
・被枠内シュート数:5位→6位
・クリア数:2位→6位
・タックル数:4位→6位
・タックル成功率:7位→11位
・ブロック数:11位→13位
・ファウル数:4位→3位
・インターセプト数:3位→4位
・空中戦勝利数:7位→7位
・空中戦勝率:5位→6位
・こぼれ球奪取数:2位→3位
*順位はいい方から
うん、失点数のところで見た通り、守備面は前半戦と遜色なく、各種高い値を示している。ほとんどの項目で前半戦と同じ順位をキープしている感じ。
特に守備の中心だったガブリエウを第26節愛媛FC戦から欠いてからも、そこまで数値を落としていないのは、代替のイヨハらバックアッパーの頑張りが大きい (ただそのイヨハも…)。
あえて挙げるなら、クリア数が若干下がったところかな?押し込まれても弾き返せないってのを示唆しているとか?ただあまり勝敗には関係はしてないと思われ。
ともあれ試合を見ている感覚から言っても、守備はよく整備されており、全く崩壊はしていなかった印象。失点の多くはセットプレー絡みだったしね。
攻撃面のデータ比較
続いて攻撃面。
第19節終了時→第30節終了時
・得点数:3位→6位
・チャンスクリエイト数:3位→2位
・ゴール期待値:2位→2位
・シュート数:3位→3位
・枠内シュート数:2位→2位
・シュート決定率:3位→11位
・ボール支配率:14位→14位
・パス数:15位→14位
・パス成功率:16位→14位
・ドリブル数:15位→11位
・ドリブル成功率:19位→12位
・スルーパス数:2位→1位
・スルーパス成功率:10位→10位
・クロス数:9位→5位
・1VS1勝利数:11位→10位
先に示した通り、得点数は順位を下げてしまっている。
しかし、チャンスクリエイト数、ゴール期待値、シュート数は高い順位を維持し続けており、チームとしての攻撃力が大きく減退しているわけではない事がわかる。
ただ一方で、シュート決定率が3位から11位と、大きく落としてしまっているところがやはり一番に目についてしまう。11試合で7位分も順位を落としている点を加味すると、後半戦の決定率は相当悪いんじゃあないかな・・・?
このデータを見て単純に考えると、チームとしてしっかりチャンス構築して、シュートまでは前半戦と同等に行けてはいるけど、最後のシュート精度のところが・・・って事になる。
確かにヴァンフォーレ甲府戦とか、コンサドーレ札幌戦とか、ここ最近はそんな試合が多かった気が…。
*ただし枠内シュート数は前半戦からそこまで落ちていない
あくまで個人的な意見だけど、安定した守備構築と、チームとしての攻撃は共に高いレベルを維持していた事を加味すると、後半戦の成績低下をテツさんだけの責任の話にはできないよなーって感想。
失点が非常に少ない中、チャンスクリエイト数とゴール期待値をここまで高い順位をキープできているのは、間違いなく監督の力が大きいと思う。
*各種データの順位は、あくまで他チームとの相対なので、絶対値として前半と後半で比較できているわけではないのは注意
解任理由?
ということで何故テツさんの解任にまで至ったか?
理由として考えられることを羅列。
① 成績低下のため、監督ブーストで来季昇格へテコ入れ?
② 若手を積極的に起用しなかった?
③ 4バックをするようRB本部から通達したが、3バックに戻した?
④ RBが標榜するサッカーとの乖離が発生していた?
⑤ RBサッカーに仕立てるため、早めの監督交代?
⑥ シーズンオフの補強を見越して、早めの監督交代?
⑦ 練習法等の考えの違い?
ぱっと考えた感じ、可能性としてはこんなところかな?勿論見当違いもあるとは思うけど。
RBとしては早々にJ1に上がる事より、中期的なビジョン (育成強化、RBイズムの浸透と人材確保、施設や環境の整備等)の方を大事にしている印象のため、そこまで①が第一理由とは考えてはいないんじゃあないかなと勝手に予想。
ただ、まだまだPO圏からの昇格は現実味のある目標のため、①が全く理由としてなかったわけでもないのかな、とも。RBとしても、J1に上がれるなら上がった方がメリットは多そうだし、このタイミングでの交代だしなー。
とすると、やはり大きいのは④なのかなぁ?「傍目から見てもわかる、RBらしいサッカー」ではないと判断されてしまったのかなぁ・・・?
なんとなくだけど、少なくとも今シーズン終了後のテツさん退任と宮沢監督就任は既定路線っぽかったので、それが早まった形になった印象が非常に強い今回の交代劇。
あとがき
ともあれこの1年半くらいテツさんのサッカーを見続けてきた中、やはり解任は非常に寂しい物がある。。。
各所で言われてるけど、J3に落ちてボロボロになったチームを、ここまで戦えるように鍛え直し、J2でも上位争いができるようにさせたのは、間違いなくテツさんの力が大きい。
自分も、ここまでサッカーのやり方とか陣形とかに着目しながら毎試合観戦したのも、去年のテツさん就任からだったので、個人的な思い入れも深い。
カッチカチの5-4-1ブロックと、ポジトラショートカウンター、大好きだったなー。
一方で、RBがやっと目に見える形で動きを見せてきたという点では、今後どのような形でチーム運営をしていくかが、非常に興味深いのも事実。元々今年は、既存の大宮アルディージャというチームとRBの融合期として位置づけられていたので、ここからが本格的にRBのやり方のお披露目となるはず。
まずは明日の磐田戦でどんな変化を見せてくれるか、その一歩目を見届けようかなと思う次第。
でも、やっぱり寂しいなぁ・・・。
