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観戦記 第35節 RB大宮アルディージャ VS ブラウブリッツ秋田


概要


第35節
2025/11/2
大宮VS秋田 5-0
得点: 36‘:村上、41’:津久井、60’:イヨハ、86':小島、90+4’:ラッソ
@NACK5スタジアム
*DAZN観戦*




大宮陣形



いつもの4-3-1-2。
骨折が発表されて、今季絶望の笠原に代わり、2試合連続加藤がゴールマウスを守る事に。
泉に代わり、左CMFには津久井が入る。空中戦とデュエルが増えると踏んで、体が強い津久井を選択してきたのかな?

ベンチにはラッソ、関口が戻ってきたのに加え、イヨハも8月のコンサドーレ札幌戦以来、2ヶ月ぶりにベンチ入り。最終盤に来て、コンディション不良や怪我人が帰ってきたのは朗報朗報。

攻撃時もいつも通りの3-4-1-2可変ビルドアップ
今日はWB化した茂木が常に高い位置を取っていて、右からの押し込みに大貢献していた。



秋田印象

陣地は4-4-2継続ながら、前節ジェフ千葉戦から5人を変更してきた。
前節トップだった佐川はスタメン入りせず、梶谷と前節はSHをやってた佐藤の2トップに。前節佐川がやっていたような、前線でのロングボールのポスト役は、主に181 cmの梶谷が担っていた。

ボランチの諸岡は今日もベンチ入りせず、藤山と水谷が先発。


試合展開 前半

どんな感じで大宮が秋田を狩っていくのかに着目しながらの試合開始。

当然秋田はいつもの通り、後ろから繋いでこず、ロングボールを前線に入れていくやり方。そのため、いつものようなFW2枚を中心とした大宮のハイプレスはハマらない感じだが、その辺りは織り込み済み。



今日の大宮は、ハイプレスでではなく、秋田のロングボールを競った後のセカンドボール争いの場を、狩り場と定めていた印象。
プレビューでも書いた通り、セカンドボール争いに命を懸けてくる秋田に、そこでは負けられんとばかり敢然と立ち向かう。例えセカンドボール争いに敗れても、すぐに複数人で秋田のボールホルダーに襲いかかり、何度も狩りに成功していた。合言葉は、即時回収&即時奪還。

今日は、ハイプレスで片サイドの密集に追い込んでから狩っていた、今までの基本のやり方からは、また違った狩りのやり方を披露してくれた。なるほどなー。


秋田の守備はそこまでラインは高く上げずに、4-4-2ブロック+ゾーンが基本。前節の千葉戦と比べて、割と片サイドで密集を作って守備をしていたように見受けられた。

大宮の攻めで気になったのが一点。
相手のゴールキック時に1ヶ所に基本殆どの選手が集まる中、FWの片方(サンデーorカプ)がその密集に加わらず、逆サイドに張っていることが何回か見受けられた。
おそらく秋田の密集守備対策だったのかな?現に74分のシーンとかでは、秋田のゴールキック後に、狩ったボールを開いていたそのカプに出して、広大なスペースを使ってチャンスまで繋げていた。



試合が大きく動いたのは17分。サンデーの裏抜けを止めるため、ユニフォームを引っ張って倒してしまったDF長井のプレーがドグソ判定。一発レッドとなり、秋田は早々に10人での戦いを強いられる事に。
左SHの吉岡に代わってCB飯泉を投入。FWだった佐藤を左SHに配置して、梶谷の1トップの4-4-1で残り70分以上を耐えることに。

で、結果から言うと、このレッドが今日の試合の全てで、そこからはネジが緩んだ感じで大宮の一方的な展開となってしまった。

前節千葉相手にも後半32分に退場者を出して、4-4-1で耐え抜いて千葉に得点を許さなかった秋田だが、やはり70分以上という時間を耐え抜くのは中々に難しい話。
千葉戦を見てた身からすると、退場直後は秋田が割り切って引きこもってきて、それを崩すのに四苦八苦する大宮の図がちょっと頭をよぎったんだけど、実際はそんなマイナスな思考を吹き飛ばすほどの得点ラッシュを見せてくれた。

一人少なくなってからの秋田は、ロングボールからのセカンドボール争いにも、先述の通り大宮の狩りに負ける事が多くなり、攻撃が停滞。なんとか得点につなげようと、大宮陣地内でファールを貰いにいったり、スローイングを得ようとする。が、頼みのFKやCK、ロングスローからの放り込みも中央の村上と吏音を中心に対処されてしまい、得点の匂いが全くなくなってしまう。

この試合の秋田のチャンスといえば、23分のCK崩れからのヘディング(加藤がナイスセーブ)と、46分の梶谷のヘディングシュートぐらいだったか。
後者は左サイド(大宮の右)からの崩しで村上と吏音が釣り出されてしまった結果、最終ラインのスライドが起こってしまいピンチだったが、最後まで津久井が粘って梶谷を自由にはさせていなかったのが、無失点に繋がった。




大宮ケチャップ祭


という事でここからは大宮の得点祭り。


まずは36分、豊川のポケット侵入からのクロスが弾き返されたところに、村上がDFラインから走り込み強烈ミドルシュート!
ボールはGKの手から離れていくような軌道を描き、超速でゴールに突き刺さった!
去年のH長野パルセイロ戦のシルバのミドルを彷彿とさせる、スーパーゴラッソ!今シーズンで1・2を争うゴラッソだったかと。村上はどこにこんなミドルを隠し持ってたんだ!?

村上の凄さもさる事ながら、クロスが跳ね返された時点で秋田のペナ内に8人も大宮の選手が入っていることも、驚きの一つ。テツさんの時もよくペナ内に5人が入っていってて、分厚い攻撃だなーって思ってたけど、宮さんになってからは更にペナ侵入していく人数が増えている感じ。
おかげでこの場面でも秋田の選手が押し下げられてて、その分ペナ外に大きなスペースができて、村上がシュートを打つ余地を産んでいた。

一人少なくなった秋田が、割り切って引きこもるサッカーをやられると、逆に攻めあぐねて時間だけが経過しちゃったら嫌だなー・・・なんて最初は懸念してたんだけど、そんな憂いを吹き飛ばすような村上のゴールであった。


続いて41分。右からの茂木のクロスを受けた津久井が中央に入り込み、カプのシュートのこぼれ球をその津久井がコースを見定めてシュート。これが決まり、前半の内に2-0に。
津久井は試合出場時間少ない中でも、着実にゴールを積み重ねてくれる。


後半に入り60分、カプからのCKを、後半開始から下口に交代して左SBに入っていたイヨハがヘディングで押し込んだ
CKをゾーンで守る秋田の、ゾーンとゾーンの隙間をうまく突いたカプのキックとイヨハがシンクロしたゴール。これで3-0。


86分には中盤のボール奪取から、小島がボールキープ(体の入れ方が素晴らしかった!)。一端健勇に預けて小島は左サイドに開いて再度ボールを受ける。相手DFの寄せが甘かったのを見逃さず、ここしかないという対角線のシュートコースを撃ち抜き、4-0とした。
前半からずっと守備で走り回されていた秋田だったため、この辺りではもう足が中々動いていないように見受けられた。



トドメは90+5分、交代出場で入ったラッソと谷内田のワンツーで完全に崩し、ラッソが落ち着いてゴールに流し込んで5-0。実にラッソらしい得点♪
こちらは交代選手同士での嬉しいゴールに。


ということで退場者が出てからは、絵に描いたようなワンサイドゲームとなったこの試合。最終的なシュート数は「大宮:23 VS 秋田:6」と、Aジュビロ磐田戦に並ぶ大量のシュートを浴びせまくった。
また、支配率も60%と、大宮が今シーズン最もボールを握った試合だったんじゃあないかな?
ゴール期待値「大宮:2.07 VS 秋田:0.46」も大宮の圧勝だったが、思ったより大宮の期待値は高くなかった印象。



雑感


ワンサイドゲームによる大勝

難敵の秋田相手にきちんと勝点+3し、おまけに得失点差も+5と大量貯金できたのは率直に素晴らしい結果となった。貯金だなんて偉いね。

試合を通してケチャップドバドバも見られて、眼福至極。

ただ、秋田の対大宮対策であったり、攻撃の引き出しであったり、それに大宮がどう立ち向かっていくかなど、チーム対チームの戦術合戦を見るのが楽しみだった身からすると、一人減って秋田の戦術もぐちゃぐちゃになってしまい、一方的な試合になってしまった事で、そういった側面ではあまり面白くはない90分間ではあった。。。
だので、試合の振り返りもいつもよりあっさり (というか、あまり書きたいことが無い・・・)。


ただ大宮としては、秋田相手にやるべき事、やりたかった事はできていた印象。

・ハイプレスでハマらない事を前提に、セカンドボール争いのとこで密集を作って複数で狩る
・秋田の密集を抜け出してからの逆サイドからの前進
茂木を高く上げて、右サイドで起点を作る
・吏音と村上で秋田FWのポストプレーを自由にさせない
・サンデー★裏抜け
・守備で走らせて相手を消耗させる
                                                           等々


今日のピックアップは村上
ゴラッソで脚光を浴びまくっているけど、今日は守備も非常に良かった
FW梶谷との空中戦も何度も勝って跳ね返していたし、インテンシティの部分でも秋田に全く引けを取っていなかった。81分のカウンター潰しや、87分のスライディングでのシュートブロックも最高だった!
ゴラッソ前から、守備で効きまくってるな~、こりゃ影のMVPだな~なんて思ってたら、あのゴラッソで正真正銘のMVPになってくれちゃった!

後は後半途中から入ったイヨハも、ブランクを感じさせない活躍。
今日は相手が一人減って前からのプレスもなかった中、積極的に攻撃にも参加 (*秋田も大宮のSBにボールが入った時は、SHが結構潰しに来てたので、そこまで簡単に上がれていたわけじゃあない)。
イヨハが外に張って津久井が中に位置する、あまり今まで見たことのない形もあったり(←たまたまだっただけかもだけど)、左足からのフィードなど、攻撃にアクセントを色々とつけてくれた。特に57分のサンデーへの裏抜けフィードは、左利きだからこそ成立した、イヨハの特徴が活きたプレーであった。
次節、下口が黄累積出場停止の中、イヨハが復帰してくれた意義は非常に大きい♪


大勝で4位に浮上した大宮。2位V・ファーレン長崎との勝点差は3と、一度は諦めかけた自動昇格も目指せる位置に戻って来る事ができた。
得失点差で優位に立つ大宮としては、下から突き上げてって、上位3チームにプレッシャーをかけまくってほしい!

そして次節は本当に本当に大事な、首位水戸ホーリーホック戦
今季のJ2の行方も大きく左右する、天下分け目のまさに大一番!


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