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【プレビュー】第20節 RB大宮アルディージャ VS サガン鳥栖


鳥栖の主なデータ


7位 8勝5分6敗
20得点20失点

得点数:13位
チャンスクリエイト数:19位
ゴール期待値:14位
シュート数:15位
シュート決定率:13位
ボール支配率:9位
パス数:8位
スルーパス数:17位
クロス数:20位

失点数:9位
被ゴール期待値:6位
被シュート数:7位
タックル数:19位
ブロック数:20位
空中戦勝利数:8位
1VS1勝利数:17位
こぼれ球奪取数:20位
ファウル数:20位
*順位はいい方から

前半戦を終了してPO圏外の7位に位置している鳥栖。
得失点差は丁度ゼロ

攻守のデータは、う~ん、全体的にあまりよくない。
攻撃に関しては、特にチャンスクリエイト数が19位という事で、その他も凡庸なデータが並ぶ。クロス数は最下位。
守備の方は、被ゴール期待値と被シュート数はいい値だが、失点数は平均程度。その他、タックルやブロック、こぼれ球奪取等、肉弾戦を苦手としている感じのデータが並ぶ。デュエルが少ないのか、ファウル数はリーグで最も少ない。


前回の対戦


第5節 3/15
鳥栖 VS 大宮 1-0
得点: 38分 西澤 (PK)
@駅前不動産スタジアム
*現地観戦*

シーズン序盤の第5節、雨中のアウェイでの対戦。
当時、大宮が開幕4連勝を決めた一方、鳥栖は開幕3連敗後、1分けという対称的なスタートを切っていた状況であった。

開幕3連敗であった鳥栖が前節の第4節から、4バックから3バックに変更し、システム変更による連携面への不安もあったが、足下の技術とパスコースを作る動き出しで、大宮のプレスがうまくかわされていた印象。

ただ全体の内容的には大宮が押していて、チャンスクリエイトも多かったが、最後のシュートのところが合わず、今シーズン初の無得点。移籍後、鳥栖で初出場だったGK泉森のハイパフォーマンスも強く記憶に残っている。

守備面もうまく鳥栖を抑えていたが、ガブリエウのハンドによるPK失点が響き、1-0で今シーズン初黒星を喫した試合であった。




前節の鳥栖 (VS 水戸ホーリーホック)


鳥栖スタメン

ここ5試合で3勝2分と好調の鳥栖が、現在J2で最強を誇る水戸に立ち向かった一戦。

大宮との対戦(第5節)の後もずっと3バック継続中で、GK泉森はやっぱりスタメンを確保したみたい。
前回対戦時とDMF/STの4枚 (相変わらず「西」が多いなぁ)の構成は変わっていないが、右WBに長身の長澤が入った。
とっぷには山田が入り、リトアニア代表から帰ってきたばかりのスリヴカはベンチからのスタート。

残念な事に、近々の愛媛FC戦でワントップとして復活していた宣福は、また怪我をしてしまったみたい。。。
松田は最近全くベンチ入りもしておらず、どうしてるんだろう?

ただベンチ入りしたFWジョーを始め、続出していた怪我人も戻ってきているとの監督の言葉。


以前視聴したジェフ千葉戦愛媛FC戦での鳥栖の戦い方を見ると、相当ハイプレスを磨いている感じで、前回対戦時よりその威力は確実に増していた。
この水戸戦でも4-4-2の水戸の2CBに対し、FW2枚が同数でプレスをかけて、パスの制限を積極的に行っていた。DAZNの映像的にこの時の鳥栖の最終ラインが見えなかったんだけど、恐らく相手の4バックに合わせた4-4-2に変形して、ミラーゲームを作り出してプレス迎撃にあたっていたと思われる。

ただ、3-4-2-1の大宮相手には、愛媛FC戦みたいに3-4-2-1のままプレスに来ると思われる。大宮が4バック可変したら、それに合わせて鳥栖も4バック可変プレスをしてくる感じかな?どちらにしても前からのプレスはどこかのタイミングで激しくかけてくるハズ。


水戸の2トップに対して鳥栖のCBはマンマーク気味についていた。
ポストプレーが得意なFW寺沼が最前線に鎮座するのに対し、FW渡邉新太は自由に動いたり、落ちてボールを貰いにったりもするのたが、結構な割合で鳥栖のCBがこの渡邉の動きにくっついていっていた。
この動きで空けたスペースを寺沼に使われることもしばしばあったんだけど、この辺りのマンマーク具合いは、大宮の3トップに対してはどうしてくるのかな?

あ、鳥栖のハイプレスに対して、水戸はGKがCB間でビルドアップに参加することで、3対2の数的優位を作り出して対応もしていた。

鳥栖は押し込まれた時は5-4-1の強固なブロックを組む。
水戸もこのブロック崩しには大分手こずっていて、いい形でこじ開けることに苦労していた。

鳥栖のビルドアップは下から繋いでいく感じ。
大きな可変はそこまでせずに、あえて言えば右CBの井上がボランチの位置まで上がって行くくらい (1回サイドを駆け上がってのいいクロスもあった)の、右肩ちょっとだけ上がりシステムで右で繋いでビルドアップしていく事が多かった。

右WBの長澤は鳥栖も武器にしている感じで、その体格(186 cm)もあり、長澤狙いのポスト、もしくは裏抜け狙いのロングボールを何回も使用していた。現にサイド突破した長澤から何本か中央へクロスが供給されていたが、中央で合わすことはできなかった。

長澤だけでなく左WBの新井も高い位置でタッチライン際に開き、縦突破を狙っていた。右からの組み立ての印象が強かったが、最終的には左右均等に攻めていた鳥栖であった (中央攻撃の値も高かった)。ただ全体的に両WGからのクロスに対し、中央ゴール前に人数が足りていなかった印象ではある。

トップに入った山田は2ヶ月ぶりぐらいのスタメン起用で、スリヴカのような落ちてきてボールを受けるような動きも見せていた。スリヴカ先発ならもっとこの動きが多くなりそう。
山田はこの試合では64分までプレーし、スリヴカと交代。山田的には、交代間際の2つの決定機を決めきりたかった。


試合展開はどちらもボールを握って(体感では鳥栖の方が持っていた印象だけど、支配率は同等)ゴール前に迫るも、0-0のまま終盤まで進む。

80分、水戸のロングボールで押されぎみだった鳥栖が、前掛かりになって攻めて行ったところ、水戸のペナ前でボールをロスト。ロングボールで一気にひっくり返され、水戸のFW久保のスーパートラップでロングカウンター発動。最後はその久保のところにボールが転がり、ゴールに流し込まれた。

鳥栖の小菊監督は、攻めるところとカウンターに気をつけるところのバランスを調整していたと述べていたが、後方に2枚だけしか残さないという、リスクをかけて攻撃に行ったところを、綺麗にカウンターを受けてしまって撃沈した格好に。

最後はジョーとスリヴカの長身2トップにロングボールを放り込み、パワープレーを仕掛けるも、最後まで水戸ゴールを割れずにタイムアップ。

終盤の1点に泣いた鳥栖。
ただ試合内容的にはゴール期待値、支配率も拮抗した試合で、決定的なチャンスはどちらかというと鳥栖の方が多く、シュートが決まったか決まらなかったという部分だけで勝敗が決まった印象 (いや、それは当たり前なんだけど)。
なんにせよ、鳥栖は最強水戸に対して互角の戦いを見せていた。


大宮 展望

一つのハンドでやられた借りを返す大事な後半戦初戦。

何より、ガブリエウが前節V・ファーレン長崎戦で腰を痛めて負傷交代したのが一番の気がかり。鳥栖戦も出場が難しいとなると、下口・吏音・村上の3CBになるのかな?新加入のイヨハの使い方も気になるところ。
ただ練習参加はしてるっぽいんで、ガブ様の参加は大丈夫・・・なハズ (希望的観測)。

鳥栖の最近の戦い方を見ると、やっぱり大宮に対しても結構前目からプレスに来ると思われる。
大宮としては真っ向勝負の3-4-2-1で、後ろから繋いでひっくり返しを狙うか?4-4-2可変して鳥栖のプレスを回避するか?

鳥栖のやり方の注目ポイントとしては、大宮の3トップに対して、3CBがべったりくっついてくるかどうかを、試合が始まってまず確かめておきたい。
大宮の両シャドーが落ちてボールを貰いに行くところに、CBが徹底してくっついていくチームが最近多く、水戸戦を見る感じ鳥栖もそうしてくると思われる。特に健勇のとこは真っ先に潰しに来る感じ。
うまい具合に健勇でCBを釣り出して、そのスペースを泉なりFW(ラッソ?サンデー?)に使わせていきたいっすね。

逆に恐らく先発FWに入ってくると思われる鳥栖のスリヴカの、こうしたゼロトップ的な動きにも注意が必要。うまい具合いCBからボランチへのマーク受け渡しをして、中央CB吏音が釣り出されすぎなくしてほしいですねー。

前回対戦時にはいなかった、右WBの長澤も必ず抑えておきたい注目選手。大宮としても、泉の裏且つ下口の上がった後のスペースへの長澤の侵入は要注意。体格の良さを活かして右サイドでロングボールの受け手にもバンバンなるので、大宮がどんな感じにこの長澤を封じるかも大きな注目ポイント。


後は6月にして早くも気温との戦いが始まり、試合の日の予想最高気温は31℃!
この試合からナイトゲームになるという事で、流石に30℃以上での試合にはならないだろうけど、それでも高温は大宮のハードワークの阻害因子となってしまう。
今後の夏に向け、どうテツさんが戦い方を替えてくるかも注目!


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