AIに「もっと人間らしく」と頼んでも、人間らしくならなかった
自分の体験を入れないままでは、文章の温度は戻らないと気づいた話
はじめに
AIに記事を書かせたら、自分の文章ではないように感じた。
そこで私は、AIにこう頼んでみました。
「もっと人間らしく書いてください」
でも、返ってきた文章を読んで、また少し違和感が残りました。
たしかに柔らかくはなった。でも、私の文章に戻ったわけではありませんでした。
「もっと人間らしく」と頼めば直ると思っていた
前回、AIに記事を書かせたら、自分の文章ではないように感じた、という話を書きました。
その違和感を解消しようと、私はAIに「もっと人間らしく」「自然に」「親しみやすく」と頼んでみました。
最初は、それで解決すると思っていました。AIが表現を変えてくれれば、自分らしい文章になると思っていたのです。
返ってきた文章は、少し柔らかくなっただけだった
返ってきた文章は、丁寧でした。
やさしい言い回しにもなっていました。
でも、どこか定型文のようでした。
「寄り添います」「一歩ずつ」「大切です」といった言葉が、増えただけのように感じました。
文章は柔らかくなっているのに、自分の実感は、あまり戻ってきませんでした。
人間らしさは、言い回しではなかった
ここで、少し立ち止まって考えてみました。
人間らしさというのは、語尾を柔らかくすることではないのかもしれません。
絵文字を入れることでもない。「親しみやすく」と頼むことでもない。
自分が実際に困った場面があること。
その時に、何を感じたのかが入っていること。
恥ずかしかったこと。
迷ったこと。
うまくいかなかったこと。
そこに、文章の温度が生まれるのだと、あらためて感じました。
私が足りなかったもの
振り返ってみると、AIへの指示が足りなかったのではありませんでした。
自分の材料が、足りなかったのです。
自分がどこで困ったのか。何に戸惑ったのか。誰に向けて書くのか。読者に何を持ち帰ってほしいのか。
これらを出さないまま、AIに「人間らしく」と頼んでいました。材料がないところに、いくら言葉を足しても、温度は戻ってこないのだと思います。
代わりにAIへ頼むようにしたこと
そこで、頼み方を変えることにしました。
「もっと人間らしく」ではなく、次のように頼むようにしています。
以下の文章を、私の実体験や迷いを残したまま、読みやすく整えてください。
きれいにしすぎず、60代AI初心者が実際に試行錯誤している雰囲気を残してください。
この文章の中にある、私が困った場面や迷った気持ちは消さないでください。
説明文になりすぎないように、読者に話しかけるような自然な文章に整えてください。
AIっぽい前向きなまとめではなく、私自身の気づきとして自然に締めてください。
大げさな表現や、成功者のような言い方は避けてください。
こう頼むようになってから、返ってくる文章の温度が、少しずつ変わってきたように感じています。
Threadsでも感じていること
これは、Threadsでも同じだと感じています。
きれいに整いすぎた投稿は、あまり読まれていません。
説明調の投稿より、実際に困ったことをそのまま書いた投稿のほうが、反応をいただけています。
「こうすればうまくいく」より、「私はここで迷った」のほうが、読んでもらえることがあります。
まだ大きな実績ではありません。それでも、少しずつ、その傾向が見えてきています。
だからこそ、noteでもThreadsでも、自分の迷いを消さないようにしたいと思っています。
関連記事
前回の記事では、AIに記事を書かせたときに、
自分の文章ではないように感じた話を書きました。
AIで書いても読まれない理由については、
こちらの記事にもまとめています。
AIを使ってnoteを書いていると、
文章そのものより先に、
「誰に向けて書くのか」
「自分の経験をどう記事にするのか」
で迷うことがあります。
私自身も、ここで何度も手が止まりました。
そのため、
過去の自分・経験・読者の悩みを整理しながら、
noteとThreadsのテーマにつなげるワーク記事を作りました。
無料記事では考え方を、
このワーク記事では実際に書き出す形でまとめています。
おわりに
AIに「もっと人間らしく」と頼むだけでは、自分の文章には戻りませんでした。
人間らしさは、自分の体験や迷いから出てくるものだと、今は感じています。
AIは悪くありません。ただ、自分の材料を出さずに任せると、文章は整っても、温度が薄くなってしまう。
これからは、迷いや失敗を消さずに、AIに整えてもらいたいと思っています。
次は、スキがつく記事と、あまり反応がなかった記事を見比べて、そこから気づいたことを整理してみたいと思います。
昨日の自分より、一歩前へ。
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