『サピエンス全史』著者の児童書が凄い!親が子どもに読ませたい思考力が身につく最高の1冊『人類の物語』
『サピエンス全史』という大ヒット作で、世界中の人々に「人類の歴史」の面白さを伝えた歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ。
彼が「未来をになう子どもたち」に向けて初めて書いたのが、この『人類の物語 Unstoppable Us』シリーズです。
このシリーズは、「なぜ人間は地球の支配者になれたのか?」「どうして戦争や不平等がなくならないのか?」といった大きな疑問を、子どもにもわかるようにやさしく解き明かしてくれます。
小学校中学年以上を対象にしており、漢字にはすべてふりがなが振られています。
また、ディズニーなどの絵を描いてきたイラストレーターが担当しており、絵の方も素晴らしい。
第一巻『ヒトはこうして地球の支配者になった』
人間はライオンより力が弱く、鳥のように空も飛べません。
それなのに、なぜ地球の頂点に立てたのでしょうか?
ハラリはその理由を物語(おとぎ話)を作り出し、みんなで信じる力だと言います。
人間だけが「お金」や「会社」や「国」といった目に見えないおとぎ話を信じることで、見知らぬ人同士でも何万人という規模で協力できるようになったのです。
ただし、その力のおかげでマンモスなどの動物を絶滅させてしまったという、人間のこわい部分も正直に描かれています。
第二巻『どうして世界は不公平なんだろう』
狩りをして暮らしていた人間は、やがて畑をたがやし(農業)、村や大きな国を作りました。
しかし、そこから「一部のお金持ち」と「一生懸命働く貧しい人」という格差が生まれてしまいました。
この巻では、文字がワクワクする話を書くためではなく、税金の記録など退屈なことのために発明されたことなど、驚きの事実が紹介されます。
そして、今の社会にある不平等や戦争は当たり前のものではなく、人間が勝手に作ったルールだから「自分たちの手で変えられるんだよ」とも書いています。
第三巻『世界はちがう人どうしでできている』
海をこえて、言葉も神様も違う人たちが出会ったとき、何が起こるのでしょうか?
この巻では、全然違う文化を持つ人たちが、どうやって「お金」や「宗教」をつうじてつながり、時にはケンカをしながらも仲間になっていったのかを描きます。
「自分はまわりと違う」と悩む子どもたちに向けて、違うのはごく当たり前のことなんだよ、と優しく語りかけてくれます。
スーパーパワーをどう使う?
この本は、大人がすべてを知っているわけではないこと、そして「わからないことは、わからない」と正直に伝えています。
この本、大人でも普通に感動するので、めちゃくちゃおすすめです。
親子で一緒に読むのにぴったりの本。
AI(人工知能)や環境問題など、今の人間は地球を壊してしまうほどの強い力を持っています。
この本は、自分たちがどれほど強い力(スーパーパワー)を持っているかを知り、それを良い方向に使う責任があるという大切なメッセージを伝えています。
未来を変える力は、いまこれを読んでいる私たち一人ひとりの中にあるんです。
ぜひ、読んでみてほしい。
ユヴァル・ノア・ハラリの他の本の紹介はこちら。
全ての著作の記事、書いてます。
サピエンス全史
ホモ・デウス
21 Lessons
NEXUS
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