【学校教育】受験で名門中学校に入学し、大勝利のはずが…【中学受験/小学生】
早い段階から中学受験塾に通い、中学受験で結果を出した子が、なぜ大学受験で苦戦するのか
というニュースを読みました。
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私は福島県で生まれ育ち、現在も宮城県と福島県を中心に活動していますので、あまり中学受験になじみがありません。
ただ、最近福島県郡山市でも、県内トップ高校の安積高校が、中高一貫教育を始めたため少しですが、身近な話題になりました。
とはいえ、首都圏と地方の「中学受験に対する意識」の違いは大きいですが、今回のニュースを読み、本当に中学受験は必要なのか、ということについてまとめたいと思います。
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早い段階からの学習塾通い&中学受験についてのデメリット
1.生徒の自主性(計画性)が育ちにくい
当たり前のことですが、中学受験に合格するためには勉強をしなくてはいけません。
しかし、小学生段階で「受験に間に合わせるために、〇〇を△△までに終わらせなければならない」といった計画を立てることが出来るお子さんは、ほとんどいません。
そうすると、お子さんは
「学習塾や保護者が立てた計画に沿った学習(与えられた学習)を行うことが当たり前」
になってしまいます。
これが、自主性(計画性)の育たない一因です。
そして、これは私の意見なのですが、学生時代にはある程度の挫折・失敗を経験することも必要だと思っています。
挫折を経験することで、間違い無くそこから何かしらの学びを得ることが出来ますし、その学びから大きく成長する生徒は多くいます。
先日、いつもの顧問先の学習塾を訪問していると、中学三年生でとてもヤンチャしていた男女6人が高校を卒業したので報告に来た、というところに偶然会いました。
その学生は、
一人は、高校時代は常に高校でベスト3に入るほど学習し、
一人は、高校での成績が認められ、東京の法学部に進学。
その他も、国公立大学に合格するという結果を残しており、(失礼な言い方ですが)かなりの驚きでした。
私とは結構かかわりがあったため、出会った後は1~2時間も話し込んでしまいました。
話すと分かりましたが、高校受験である程度の挫折を経験したからか、かなり大人になっていたと感じました(見た目は変わらずでしたが笑)。
若い人は、何がきっかけで成長するか分からないのが難しく・面白いところですよね!
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2.入学した進学校のレベルについていけない
私も最近知ったのですが、深海魚という用語があるそうです。
これは、
難関中学に入学し、入試直後は学年の上位にいたとしても、環境の変化・学習量の差・自己管理能力の不足などによって、中1~中3までの間で一気に順位を落とし、学校の底辺層に沈んでしまう生徒
のことを指します。
確かにこのことも良くあることで、
①「偏差値が足りない学校に何とか入学した生徒」
➁「自分にあった学校に入学した生徒」
について、その後の三年間の成長度を考えた場合には、➁の生徒のほうが成長していることが多いです。
ある程度自分に自信を持ちながら生活したほうが成長することは、学生だけでなく私達にも当てはまります。
ですので、偏差値が高い学校に無理に入学することが良いとは言い切れません。
しかし、生徒の性質によっては「周りに何とか追いつこうと必死に頑張る」生徒であれば①の環境に合いますし、「周りのレベルに合わせてしまう」という生徒の場合には、➁のとき、手を抜きがちになるということもありますので、決めつけることは出来ない難しい話になります。
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3.名門校では高い内申点を獲得し辛い
これは、2と繋がる話ですが、内申点というのは「学生が所属している学校内での相対評価」です。
ですので、「名門校での内申点4.0」と「通常の学校の内申点4.0」は同じ評価になるということです。
ですので、大学進学を考えた際に、学校推薦などを利用するのであれば、少し偏差値の下の学校で内申点を獲得する、という考えはとても合理的であり、多くの教育関係者が知っていることなので、実際にそのようにアドバイスをする方も多いです。
このように書くと、
「偏差値の低い学校なのに、そんな利点があってズルい!」
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、
もし、偏差値が高い生徒が偏差値が低めの学校に進学したからと言って、その生徒が、毎回テストで高得点を取るとは限りません。
その人が努力しているからこそ、テストで上位に位置し、高い内申点を獲得出来ます。
私は、ここで記述したことが、内申点制度の悪いところと捉えるのではなく、内申点制度は「敗者復活につながる制度」と思っています。
常にトップを走り続けることは大変で、それが出来ている生徒は素晴らしいです。
ですが、少しのミスですら許されない程、人生は厳しいものではありません。
そういった生徒たちのために、私は、内申点制度は存在し・機能していると思います。
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上記1~3の理由から、中学受験で上手く行ったお子さんが、大学受験では苦戦するということがとても分かるのではないでしょうか。
中学受験に成功することが目的ではありません。
大学受験、もしくは大人になってからも、より良い成果を残すことが、多くの保護者さんの想いです。
様々なシーンで「手段と目的を間違えてはいけない」と言われていますが、今回のニュースもそれに当てはまります。
保護者として、短期目線ではなく長期目線を持つことが重要です。
このようにまとめますと
「じゃあ、どうすれば良いのか」
「子どももいないのに知ったふうに言うべきではない」
と考える保護者さんもいらっしゃいます。
ですが、第三者・客観的な視点からのほうが良く分かることもあります。
絶対に〇〇しなければならない
△△だけが重要
▢▢しなければ人生終わり・詰む
などという、目標と結果が一つしかない、という考えはほとんどの場合間違っているということを理解するだけでも、より良い将来につながることは間違い無いです。
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今回の画像は【さーもんだいすきねぎとろとろ】さんからお借りしました。ありがとうございます。
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