【簡単あらすじ】#殺人事件の起きないミステリー(微ネタバレ)【岡崎琢磨その他4名/宝島社文庫】
「このミステリーがすごい大賞」で各賞を受賞した人気作家五名が、自ら選んだ「人の死なないミステリー」のみを収録した作品です。
ミステリー小説は面白いですが、作品中で人が死んでしまうことが多く、あまり読みすぎると疲れてしまうことも多々あると思います。
そんな時に、自室で楽しむアロマのような本作を読んで、心をリセットしては如何でしょうか?
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『はじめに』
季節が春へと移り変わりつつあり、冬の寒さを感じる日は少なくなってきましたが、それと入れ替わるように、花粉の季節が到来してきました。そうなると、当然のように休日は部屋で過ごすことが多くなり、それに比例して読書量が増えていますので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
このレビューを読んだことで、作品や作者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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1.ビブリオバトルの波乱/岡崎琢磨
「ーーーあなたのせいで、あたしは負けたんです」
純喫茶タレーラン内では、某新聞社勤務の徳山実希と恋人の枡野和将がある話をしている。
実希はタレーランである女性を待つ約束をしているのだが、女性を待つ間、三週間前の高校生ビブリオバトルで起きた不思議な事件を和将に話し始めた。
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2.緋色の脳細胞/小西マサテル
「レビー小体型認知症ですね」
聡明だった祖父が、古希を迎えたばかりの年齢で認知症になってしまい、楓は、その事実を直ぐに受け入れることは出来なかった。
しかし、祖父の基本的な知性はいささかの衰えが無かったことが分かると、楓は、祖父に様々な不思議な体験の答え合わせを聞くのだった。
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3.知識と薬は使いよう/塔山郁
居酒屋で職場の新年会が開催され、水尾奏太は先輩や同僚と他愛もない話で盛り上がっていた。
新年会中、ある話題になった際、後輩の原木くるみから「認知症の祖母が呑んでいる薬(アルセクト)が時々無くなることがある」という相談を受け、奏太は知り合いの薬剤師に相談する。
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4.ふくちゃんのダイエット奮闘記/友井羊
「全部あなたの仕業だったのね」
小学生から愛称が「ふくちゃん」だった三葉。
合コンに参加し・出会ったある男性に心を奪われた三葉はダイエットを決意するが、様々な方向からダイエットに邪魔が入る…
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5.暗い部屋で少年はひとり/柊サナカ
今宮写真機店(中古カメラ屋)は、店主・今宮と、アルバイトの来夏の二人で運営している。
あるとき、今宮の友人の一人、小学五年生の古田くんとカメラ談義が盛り上がったが、その数日後今宮写真機に、古田くんの母親が怒鳴り込んできた…
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個人的には「ふくちゃんのダイエット奮闘記」が好みです。
「文章内容」と「文章を読んだ私の頭の中のイメージ」が微妙にズレていると感じながら読み続けると、最後にその違和感が分かり、さらに主人公と家族の絆も分かるという、まさに人が死なないミステリーにピッタリの内容でした。
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