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【登山と経営】2ヶ月間で15座の日本百名山に登頂した話

8月7日から15日にかけて、「登山と経営」というヘッダのタイトルで、主にベンチャー企業経営からの視点で、その登山との類似性について、記事を書き起こしました。

第一弾はこちら↓

最終回の第七弾はこちら↓

1. 素人

・・しかし、何を隠そう、それまでGenZeeは、高尾山周辺と塔ノ岳を中心とした丹沢エリアの、通い慣れた低山を繰り返し登る程度で、百名山というものが何なのかすら知らない、本格的登山家から見れば素人同然でした。

数年前までは、長距離の登山をすると、下山時にほぼ必ずと言っていい程ひざ痛に悩まされたり、筋トレばかりしていたので持久力が無く、すぐ息切れしたり、足の指にまめができたり、爪が内出血したり、そもそも何を準備したらいいのか迷ったり悩んだり。

ところが、note記事で触れているように、昨年から緩い働き方(週4日)を選択し、世のビジネスパーソンと比べると比較的自由が利く身になってから、それまでより趣味や新たな勉強に時間を割くことができるようになり、伴って、登山の回数も増えていきました。

2. 開眼

回数が増えるにつれて、上記の体や心の弱さが徐々に改善されてゆき、いつの間にか、ひざ痛が発症しなくなっていき、足裏が厚くなりました。また、登山靴で慢性的に圧力を受けた足指の赤黒い爪は、勲章のように見えてきました。

そして今年の6月に、「日本全国47都道府県での宿泊を完遂」する目的で、北陸の富山県を初めて訪れたのですが、その計画時に、”富山で訪れるべき名所”を調べると、黒部ダムと立山と出てきたから、という安易な理由で、立山の3千メートル級の山に挑戦することにしました。

ひぃひぃ苦しみながら登頂した富山県最高峰の大汝山(おおなんじさん)、その山頂まで登り切って、青空に広がる360度の景色を眺めた時に、なんて素晴らしい景色なんだ!と感動しました。

もっと色んな山に登りたい、様々な景色を眺めたい、そのためにはもっと体力を付けねば。そんな思いで、その日以来、もう一つの趣味だったヨットの回数が激減し、大室山、檜洞丸、塔ノ岳等、丹沢の比較的厳し目の登山を重ねることとなりました。

3. 出会い

ちょうどその頃、7月下旬のこと、元同僚の友人で、同じようにセミリタイアした方と再会する機会がありました。彼は本格的に登山をしてきた人で、その彼から、「登山と体の科学」(山本正嘉門著)をプレゼントされ、そしてまた、「日本百名山」(深田久弥著)と、「鳥観図で楽しむ日本百名山」という本も勧められました。

特にこの二冊を読み始めたら、ワクワク感が溢れて、これらの本にずっとかじりつきながら、その山について詳しい情報を得るため、スマホアプリのYAMAPと、登山口までのルートを調べるため、Googleマップを行ったり来たり。
・・そして、徐々にその気になりました。

すなわち、「日本百名山を踏破しよう!」という、58才の登山素人にしてはとても困難な目標を抱いたのです。

4. 計画

目標を抱いたら、即行動。かと言って、何も考えずに行動するのではなく、戦略に基づいた、実効性のある計画を立てる。それは仕事と同じ。
以下の大方針に沿って、狙う山を徐々に挙げていったのでした。

①まずマイカーで自宅(神奈川県多摩川沿い某町)から日帰りで行ける百名山を狙う。その順番も、比較的難易度の低い山から登り、徐々に体力を付けていく。

②天気予報を見ながら、雨天ではないことを確認した上で登りに行けるよう、宿泊を伴わない山から計画する。雨天時の歩行や慣れない山荘での宿泊はもっと登山慣れしてから。

JALタイムセールが出た時は遠征プランを一気に立てて、チケットを購入する。その場合は一度の遠征で二座の登頂を入れる。またそれまでの間に、関東近郊で2日連続で登る経験を積んでおく。天気については、晴れ男パワーを信じて祈る。

④遠征の場合は、なるべく低予算で旅ができるよう、安い宿と安いレンタカーを選ぶ。(これから数十回の遠征の度に贅沢していてはお金が持たないのでw)

⑤宿やフライトチケットが休日に取り難い、もしくは高額になる場合、また休日は駐車場が激込みとなる登山口の場合、平日に一日オフをいただいて、金土や日月で、遠征もしくは前泊プランを立てる。

5. 遂行

・墓参りで帰省した名古屋の実家から車で行けた滋賀県の伊吹山
・群馬県の瑞牆山を日帰り
・静岡県の天城山を日帰り
・茨城県の筑波山を日帰り(数度登頂済だが)
・登山口近くで前泊して山梨県の金峰山大菩薩嶺を一日で登頂
・近郊都市で前泊して長野県の木曽駒ケ岳と宝剣岳
・近郊で前泊して山梨県の甲武信ヶ岳を日帰り
・格安チケットで北海道に飛び、山荘泊で大雪山旭岳十勝岳
・羽田ー小松空港の往復チケットで、福井県の荒島岳を日帰り
・山小屋での前泊で長野県の甲斐駒ヶ岳
・一泊二日で群馬県の赤城山と栃木県の日光白根山
・東京都最高峰の雲取山を日帰り

と、この2ヶ月の間に合計15座の百名山の登頂を果たしました。

この間、徐々に体力と持久力が上がったようで、直近(昨日)の雲取山ピストン登山では、標準タイムは10時間と言われるルートを6時間ジャストで往復できました。今日は、足裏もひざ痛も無く、全身の心地の良い疲労と達成感に浸っています。

概ね晴れて登山の楽しみを知る
”ベンチャー魂”を表すユニコーンTシャツで記念撮影

6. 今後

2日連続で中級クラスの山に登る持久力と回復力が付いたし、山道を一日で20㎞歩く体力も付いた。また、山道の状態によってシューズを選択するなど、装備の選択眼も養えた。そしてフライトと宿の手配を伴う遠征登山の段取りにも慣れてきた。ということで、年内には既に次の9座の計画を立てています。

・一泊二日で青森県の岩木山八甲田山
・一泊二日で鹿児島県の開聞岳霧島山(韓国岳)
・一泊二日で奈良県の大台ヶ原大峰山(八経ヶ岳)
・一泊二日で長野県の美ヶ原霧ヶ峰
・前泊して鳥取県の大山

激しい雨や台風等の場合、中止にするとは思うけれど、これら9座と、既に登頂済みの丹沢山と合わせて、今年だけで26座登ることとなります。

そして体力と技術を身に付けた来年は、いよいよ北、南、中央アルプスの3千メートル級の険しい山々や、最北端の北海道の利尻山や最南端の屋久島の宮之浦岳などを攻めたいと考えています。

そのためには、綿密な計画と、そのための準備、そして、一歩一歩の積み重ね、慎重な判断、関係者(家族や友人)によるサポート、諦めない心など、ベンチャー企業経営と似た努力が必要です。これまでのビジネスパーソンとしての経験を活かして挑戦を続けます!

そしていつか、このベンチャーTシャツを着て山頂に立った写真を100枚(一部登頂禁止の山もあるため完遂できるか分かりませんが、できる範囲で)集めて、報告できたらな、と思っています!


以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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