禁止されても続いているダウリー|インド、ダウリーの今【1】✭コミックエッセイ✭
インドのダウリー話の実情、夫の身近な話を交えてご紹介します。
Ⅰ.禁止なのに続く、インドのダウリー事情
インドではダウリー(持参金)の慣習は1961年の「ダウリー禁止法(Dowry Prohibition Act)」により法律で禁止されています。
しかし、実際にはこの法律の施行が不十分で、文化的・社会的慣習としてダウリーは今も多くの地域やコミュニティで行われています。特に保守的な家庭では、結婚の条件として暗黙の了解でダウリーが要求されるケースがあります。教育を受けた層では減少傾向にあるものの、完全に根絶されたわけではありません。
さらに、ダウリーに起因する問題(例:新婦への虐待や「ダウリー死」と呼ばれる殺人事件等)も依然として報告されており、社会問題として根強く残っています。政府やNGOは啓発キャンペーンや法的措置を通じてこの慣習の撲滅を目指していますが、文化的背景や経済的要因が絡むため、完全な解決には時間がかかると考えられます。
Ⅱ.夫の友人例:ダウリーを貰っても怒る(ダウリーとは?) ✭
インド人夫によるリアルなダウリー話。

夫の家族親族は、ダウリー風習はを行っていません。夫のコミュニティでも基本もらっていないようですが、デリーなど都市部に住んでいる人の場合、相手が渡してきたらもらっているようですね。
Ⅲ.私の友人例:ダウリー免除
私の知っている身近なダウリー実例をひとつ。約3年前の話です。ゲーム友達のインド人男性が婚約するという話をしてくれました。彼は「彼女の家からダウリーは貰わない。恋愛結婚だけど親に許してもらった」と喜んでました。
花嫁側がお金のある家ではなかったようで、本来なら厳しい結婚だったようです。家族が寛容的だったのでしょうね。徐々に意識が変わっている人々もたくさんいるのだと思います。
因みにこの婚約者さんともゲーム内で一緒に遊んだことがあります。私が持っている2つのアカウントのうち、ひとつをその男性に貸していた時があったのですが、そのタイミングで彼女も新しくゲームを始めていました。気さくで活発な女性で、お二人とも性格の良さが言葉や振る舞いから溢れ出ており、きっと現在ステキなご家庭を築かれていることでしょう!
# シリーズ続き
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# 初出・更新履歴
本記事は「インドとダウリーの今【1】高価な物でも維持費でキレる(初出:2024年7月8日)」を、note用に本文を書き直しまとめたものです。
# 当サイトについて
当サイトは、インド人夫が語るインドカルチャーやニュース、私達国際結婚夫婦の日常をメインに綴っています(夫がネタ放出、私妻が編集作画)。
夫は北インド出身です。「インドでは――、」とよく語りますが、インドは広い上に多民族多宗教多言語国家のため、南インドなど地域により異なる場合があります。その点ご留意いただき、北インドのインド人はこういう感覚なのか〜という感じで読んでいただけると幸甚であります。基本的には楽しんでもらえるような記事を発信していますが、真面目な題材も扱います。参考文献を併せてご覧いただくとより詳しく知ることができます。
# 参考文献
1) カマヤニ・シン: インドの女性とダウリー制.国際基督教大学ジェンダー研究センター(閲覧日:2024年7月7日)
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