命とお金を賭ける不法入国方法、ドンキープロセス|不法入国するインド人達【1】✮コミックエッセイ✮
トランプ政権の厳格な取り締まりにもかかわらず、ドンキールートを利用したインド人によるアメリカへの不法入国は続いています。カナダの移民政策、人身売買ネットワーク、経済的動機が背景にあり、2023年の約97,000人という規模から若干減少したものの、ルートは依然として機能しています。
Ⅰ.「ドンキー」とは何か? 仕事の為に命とお金をかけるインド人達✮

250万インドルピーは、2025年8月28日時点の為替レート(1.6922 JPY/INR)に基づくと、約423万500円です。
夫は幸い親族が日本で働いていたので、日本に来ることができました(家族ビザ→ビジネスビザ→現在、配偶者ビザ)。夫の兄上と夫は同じ条件でビザの申請をしましたが兄上は却下されてしまい、夫は申請許可がおりました。
兄上は兄弟の中で一番学費をかけられており大学を出て頭も良く英語もペラペラですが、インドの就職事情の悪さ(就職の口が少ない上に不正行為が横行)により今年結婚が決まるまで、仕事が見つかりませんでした。
🇮🇳夫「バングラデシュ、パキスタン、ミャンマー、アフガニスタンの人達は不法入国でいっぱいインドに入ってくる。お金をもらえれば中に入れてしまうインド人がいる、ファイヤ(発砲)しない(さすがにパキスタン国境の警備は厳しいと思うけど)。でもインド人は他の国行くといっぱい死ぬネ😂」

Ⅱ.仕事がないインドを出て、アメリカに押し寄せる✮

「グジャラート州の家族か、パンジャブ州、ハリヤナ州、アーンドラ州の若者たちが不法入国している」というコメントも見かけました。グジャラート州だと、なぜ家族でインドの故郷を離れるのが多いのか気になるところ…。
中国では過酷な亡命ルートを「走線」と呼び、2022年中国人の亡命者も増えています(南部国境で2022年から2023年で10倍)。
アメリカへの不法入国は今後、カナダの移民制限強化や印米間の協力深化により、不法越境の数はさらに減少する可能性がありますが、完全な阻止には時間がかかりそうです。
# シリーズ続き
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# 初出・更新履歴
本記事は「不法入国するインド人達【1】仕事の為に命とお金を賭する(初出:2024年7月24日)」「不法入国するインド人達【2】アメリカに押し寄せ中(初出:2024年7月27日)」をnote用に本文を書き直しまとめたものです。
# 当サイトについて
当サイトは、インド人夫が語るインドカルチャーやニュース、私達国際結婚夫婦の日常をメインに綴っています(夫がネタ放出、私妻が編集作画)。
夫は北インド出身です。「インドでは――、」とよく語りますが、インドは広い上に多民族多宗教多言語国家のため、南インドなど地域により異なる場合があります。その点ご留意いただき、北インドの某インド人はこういう感覚なのか〜という感じで読んでいただけると幸甚であります。基本的には楽しんでもらえるような記事を発信していますが、真面目な題材も扱います。参考文献を併せてご覧いただくとより詳しく知ることができます。
# 参考文献
1) The Economic Times: Indians risk illegal 'donkey' migration to chase American Dream.(閲覧日:2024年7月23日)
2) Mallika Mehzabeen. Explained: What Is The Meaning Of ‘Dunki’, And From Where Does The Term Originate? India.com(閲覧日:2024年7月23日)
3) Ashish Chauhan. 97,000 Indians held trying to enter illegally: US customs. The TImes of India(閲覧日:2024年7月26日)
4) Masood Farivar. Undocumented Indian migrants chart new path to US via Canada. Voanews(閲覧日:2024年7月26日)
5) 渡辺 公介. アメリカへ“亡命”目指す中国人が急増? いったいなぜ? NHK国際ニュースナビ(閲覧日:2024年7月26日)
6) 小野原遼成. アメリカ国境で中国人の不法入国が10倍増、決死のジャングル越えの理由とは? ダイヤモンド・オンライン(閲覧日:2024年7月26日)
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