上海旅行|言葉と体力、2つのものさしが崩れた3日間
上海旅行3日間、20カ国以上を旅してきても通用しなかったのが「言葉」と「体力」という2つのものさしだった。英語がほとんど通じない現実と、桁違いに広い上海を歩き切る体力の壁。雑技団、豫園、上海ディズニー、外灘の夜景、七宝老街、田子坊まで、計画が崩れながらも見たいものを見に行った3日間の記録です。
今回持って行った、2つのものさし
タイのシリーズでは
「公共交通機関をどう使い倒すか」と
「本物の体験か、観光客向けの体験か」という
2本のものさしで街を測ってきました。
今回の上海旅行で新しく持って行った
ものさしは、「言葉」と「体力」の2つです。

ものさし①:言葉が通じない上海で気づいたこと
タイは、正直なところ英語でなんとかなる国だった。片言でも、身振り手振りでも、最低限は乗り切れる。
上海は勝手が違った。20カ国以上を回ってきても、英語がほとんど通じない場面に何度も直面した。これは不便という以上に、「英語さえ話せればどうにかなる」という思い込みそのものを崩される経験だった。実際、2日目の上海ディズニーでは、英語通用度を体感ベースで★1(5段階中)と評価することになる。

ものさし②:上海の広さと、自分の体力との折り合い
もう一つは、正直に告白しないといけない話だ。中国の観光地は、とにかく敷地が広い。歩く距離がタイとは桁違いだった。

この想定不足が、旅程そのものを狂わせることになる。1日目だけで、体力度を★5(5段階中)とつけることになった。
1日目、雑技団と豫園で感じた最初の違和感
1日目は、詰め込んだ1日だった。ホテルに荷物を置いてすぐ小籠包を食べに行き、上海雑技団を観た。さすが雑技団大国・中国、圧巻の演技だった。

夜はディナーで「人和館」へ。

中国語オンリーの予約アプリに苦戦しながらも、当日並ばずに席につけたのは、素直にやってよかったと思えた瞬間だった。

豫園のライトアップを見に行った頃には、足はすでに棒のようになっていた。この時点では、まだ「よく歩いた1日だった」程度の感覚だった。

約攻略の顛末と体力度★5の内訳は、下記記事で詳しく書いている。
2日目、それでも見たかった外灘の夜景
翌日は上海ディズニーだった。楽しかったのは間違いない。ただ前日の疲労がそのまま持ち越され、歩くたびに足の痛みを感じる1日になった。

加えて、パーク内でも英語がほとんど通じない場面に直面し、2つのものさしが同時に軋み始めていることに気づいた。

行程表の上では前日の夜に見るはずだった外灘の「100万ドルの夜景」も、結局この日にずれ込むことになった。
▶英語通用度★1と評価した詳しい体験談は、下記記事にまとめています。
3日目、静かな七宝老街と田子坊へ
1日目・2日目と賑わいの中を歩き通した体には、足の痛みとは別の疲れも溜まっていた。3日目は、その疲れをそっと差し引いてくれるような1日になった。

石橋と水路、赤い提灯が並ぶ七宝老街は、南京路や豫園とはまったく違う静かな上海だった。


続く田子坊では、世界各国の国旗が並ぶ狭い路地を歩き回り、雑貨屋やカフェを覗きながら最終日らしいゆったりした時間を過ごした。

それでも、見たいものは見に行った
計画通りに進まなかったことを、隠さずに書こうと思う。足は痛いし、言葉も通じない。それでも夜、電車に乗って外灘まで向かった。
完璧に旅程をこなすことよりも、見たいと思ったものを、多少崩れてでも見に行く。そのほうが、後から振り返ったときに残る旅になる気がしている。
言葉の壁との付き合い方、広い街を歩き切るための現実的な工夫、そして計画が崩れたときにどう動いたか。上海での3日間を通して見えてきたことを、実際に歩いた記録としてそれぞれの本編に残している。
