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毎日お風呂に入れない。キャンピングカー生活の現実と3つの対策|娘と車中泊300泊

僕と娘にとってあの1年半は、キャンピングカー旅というより「車を家にして暮らした生活」そのものでした。実際に帰る家がなかったからです。

だからこの連載は、旅のコツという内容でありつつも、移動できる家(モーターホーム)を成立させるための知恵を残すつもりで書いています。

移動できる家は、定住したくない僕にとってうってつけの手段です。
しかも、万が一のときは避難生活にもなります。

というわけで、連載を振り返ると、前々回は「寝る場所の選び方」を、そして前回は「トイレ対策」についてまとめました。

そして今回は、こちらも生活に絶対に欠かせない「お風呂問題」についてまとめます。


まず前提として、僕のキャンピングカーにはシャワーなどの設備はありません。
そして僕らの場合は、小6(出発時)の娘が一緒という条件がありました。

大人ひとりなら「まあ今日はいいか」で済む日も、子どもがいるとそう簡単には割り切れません。

とはいえ現実には、キャンピングカー生活が続くほど毎日お風呂に入ることは難しくなっていきました。

ここが、短期の車中泊と、生活としての車中泊の大きな違いでした。

車中泊のお風呂問題。選択肢は3つ

車中泊の場合、お風呂の選択肢はこの3つでした。

  1. 温泉・銭湯

  2. 快活CLUBの施設(シャワー)

  3. 体を拭く(濡れタオル・ボディシート)

①温泉・銭湯

温泉や銭湯は、車中泊のお風呂問題をいちばん気持ちよく解決してくれます。
疲れも取れるし、リラックスできるし、各地の温泉を味わえることは旅の醍醐味でもあります。

ただ、キャンピングカー生活が続くと、こういう問題が出てきました。

  • 回数が増えるほど、出費が痛い

  • 営業時間に左右される(時間に縛られる)

  • 移動の導線が増える(施設までの移動、寝る場所への移動)

出費については切実な問題です。

安いところでも1回ふたりで1,000円。毎日入れば月3万円。
実際は1人1,000円前後のところも多く、毎日入る前提だと月5〜6万円になります。

生活コストとしては、なかなか痛い金額です。

さらにコンビニのようにどこでもあるわけでもなく、毎回探してそこに向かうだけでも大変です。

そして次第に娘があまり大衆浴場を好まなくなってきました。

②快活CLUB

噂では知っていた快活CLUB。いわゆるネットカフェですが、シャワーだけの利用で使ってみたのです。

ちなみにそれまで僕は、ネットカフェを利用したことはありませんでした。

店舗や時間帯にもよりますが、30分くらいの利用なら300円程度で済むこともあって、コスパに驚きました。
さらにポイントも貯まるのでさらに安く利用することができます。

ジュースやスープを飲んだり、ソフトクリームまで食べたりもできます。
僕も娘も大満足です。

さすがに温泉のようにリラックスはできませんが、体を洗うだけと割り切れば十分です。

快活CLUBは大抵の都市部にはあるので、かなり利用しました。

ただ1つ欠点を挙げるとするなら時間です。
20時以降は、親が同伴でも中学生以下は利用できないのです。
だから、それを見越して19時くらいに到着しておく必要がありました。

③体を拭く

温泉施設や快活CLUBがどうしても選択できない場合は、お風呂は諦めます。

そういう日は、顔は流し台で洗って、体は濡れタオルで拭くという、地味な方法です。

ただ、正直に言うと、キャンピングカー生活が長期間になるほど、「今日のお風呂はいっか」と入らない日が増えていきました。

それは、お風呂の目的だけで、かなりの時間が割かれるからです。

お風呂に入るとなると、次の過程が必要になります。

  • 施設に向かう移動時間

  • お風呂に行く準備(着替えや持って行く物)

  • お風呂に入る時間(施設に入って車に戻るまで)

  • 寝る場所に向かう時間

これらをざっくり合計すると、2時間半から3時間くらいになるのです。

だからお風呂がない日は、1日がかなり長く感じました。

時間の確保は、疲れを取るためにも大事です。
体力・移動・時間・予算のバランスを考えると、お風呂に入らない日があってもいい。

予備:ポータブルシャワー・簡易シャワー

その他の方法として、「ポータブルシャワー・簡易シャワー(バケツの水を使う)」の案も考えました。

ロゴスからも発売されていたり、Amazonでもたくさん見かけます。

ただ、以下の問題があって断念しました。

ポータブルシャワーを断念した理由

① 多くの水がいる
2人分となると、思った以上に水が必要です。
もともと水問題があるので厳しい。

② 場所
外でやるなら場所が必要ですし、特に娘の場合は周囲の目が気になります。
車内でやるなら、大きな桶や防水カーテンが必要になります。

③ 寒い時期は無理
気温が低い時期は、水のシャワーは浴びられません。
仮にお湯を沸かす装置があったとしても、電気がかなり必要になります。

結局、お風呂の代わりにするにはハードルが高すぎました。
よほど暑い夏か、汚れた足を洗い流すなどの用途なら使えると思いました。

結論:お風呂は、解決策を複数持つ

ここまで書いてきた通り、車中泊のお風呂は「これが正解!」というのはないです。

だから、状況に応じて選び方を変えました。

  • 余裕がある日やリラックスしたい日→ 温泉

  • メイン → 快活CLUB

  • 無理しない日 → 濡れタオルで体を拭く

ここで大事だったのが、僕ひとりの都合ではなく、娘の状態を基準にすることでした。

今日の空。

災害時や断水のような、もしものとき

このお風呂問題は、災害や断水などで避難生活のとき、いっそう深刻になります。

もし、お風呂に入れる施設がすべて使えなかったとしたら──

僕は、生活の運用としては現実的じゃなかったけど、非常用として積んでおける選択肢として、ポータブルシャワーはアリだと思いました。

あとは、水の確保と、寒い時期ならお湯をつくれる手段があるかどうか。

そういえば、うちにはお風呂の水を温める目的で使っている水を沸かせるヒーター「沸かし太郎」があります。これはそういう場面でも活躍できそうです。

おわりに

次回は、生きるために欠かせない「水問題」。
キャンピングカー旅だけでなく、災害時にも役立つ話をまとめます。

続きはこちら。
👉 水を買わないと決めた。キャンピングカー生活を支えた3つの方法

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

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初めて僕の記事を読んでくださった方へ──
よければ、最初に書いた自己紹介の記事も読んでみてください。

せきたつや

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