雛菜最新コミュ【loading…】が必修すぎたので緊急解説
実はノクチルで1番好きなのは市川雛菜。
ノクチル過激派おむすび恐竜です。
全ての予定を破り捨て、緊急でnoteを書いています。
全く警戒していない角度から急に殴られた感覚とはまさにこの事。
市川雛菜の最新PSSR、【loading…】が
稀に見る超重要コミュだったためです。

雛菜のコミュで「必修」と言われた時、
パッと浮かぶものはあまり無いように思います。
いわゆるチエルアルコ、ノットイコール、ピトスエルピスのような、
ザ・必修コミュが存在しないキャラクター、そんなイメージがあります。



そんな雛菜の最新カード、【loading…】の、
果たして何がそんなにやばかったのか
要点を絞って解説していこうと思います。

『Dec!sions』

今回の主軸は旅行企画の仕事。
1話目はおおよそ舞台設定といったところ。
ですがここで注目したいキーワードは、「選ぶ」

これは決して、ただ仕事内容に対しのみ宛てがわれたワードではありません。
そう、雛菜の在り方に関わる、大切なテーマ。
































このように、雛菜のコミュにおいてほぼ必ず登場している、「選ぶ」というワード。
wingからパラコレまで一貫して用いられていることからも、『選択』というテーマが市川雛菜の大きな命題であることがわかるかと思います。
この視点を持つことで、今回のコミュもまた、雛菜にとって重要なテーマ、縦軸の物語であることが1話時点で読み取れますね。




『(un) lucky』



2話目。ことごとく計画が破綻する回。
言い換えると、雛菜が本来なら選ばなかった選択肢たちを選ぶことになる場面。
要するにパラレルな未来。
ifのセカイへようこそ。


そんな流れで雛菜たちは当初行く予定のなかった、
雛菜が選んだ訳ではない『オススメされた足湯』へ行くことに。
ですがここにもしあわせはあったのです。
本来選ばなかった選択肢の中にも、しあわせが。


今回の最重要とも言える気づき。
これまでの雛菜は自分の選択に揺るぎない自信を持ってきました。








二者択一の選択に迷わない事。
どっちを選んでもしあわせにできる、それこそが雛菜の強さです。










そしてアイドルを選んだ今の雛菜こそ、一番しあわせなのだと。
それ以外の存在にはなれないのだから、他のことはわからなくて当然というのが初期の価値観でした。
そんな雛菜が283プロのアイドルとして過ごす中で、ゆっくりと培っていった新しい価値観があります。

よんでないひとは青森こないでね☆



めぐるがくれた大切な観点その1。
どんな小さな出来事でも、後に必ず何かに繋がるんだという考え。それを信じられる強さ。
言い換えると、今必要な事以外が必要ない事である訳ではないという事。
この時期のノクチルの在り方に大きく影響を与えてくれたものでした。







呼ばれたよ、千雪。
めぐるがくれた大切な観点その2。
今いる場所がどんな場所だとしたって、仲間の成功を喜びたいという気持ち。
自分もその場所に行きたい、羨ましいという思いは、悔しさだけではない原動力になるという気づき。
自己の世界が完成されていた雛菜にとって、この価値観はこれまで無かったものです。





これらを受けての、
雛菜の変化その1。
これまでなら絶対買わなかったであろうアンティーカの、事務所の仲間の成功が形になった商品を「買う」という行為。



自分以外の存在にはなれないのに、その思いなどわかるはずもないのに
それを羨むという行為への疑問。
この辺りの絶妙なニュアンスは、八宮めぐるだからこそ届けられたものなんですよね……






凄いなぁ、ではなく「強いなぁ」。
自分にもこの考え方はあったけれど、こう振る舞える強さは持っていなかった。
For Your Eyes Onlyでめぐるが演じたメグルって物凄く初期の雛菜に近い考え方なんですよね。
そしてそれは八宮めぐる根底の価値観でもあり。



故にこそ、上辺だけでなく本質的に同じ価値観を持つめぐるの言葉だからこそ、雛菜に届いた。


雛菜の変化その2。
これ今回風に言うと、
別の選択肢に気づいた時にそれを選べる準備をしておく、って事なんですよね。
そしてこの2つの気づきを、自分以外の、それでいてノクチルメンバーでもない存在から届けられた事で
「自分じゃない存在の価値観でも人に伝わる」
という最大の気づきを得たわけですね。
自分の世界という価値観を変えた忙しなくも温かい光。だから太陽なんだよな……。
太陽って世界にひとつしかないので。
めぐるにとっても雛菜にとってもデカすぎる…。
さて、【loading…】に戻りましょう。





雛菜関連になるとすーぐ曇ってたプロデューサーがここで曇りない信頼を示すシーンいいよね…
『if =』
3話目。




先程の内容の再言語化。
これまでの雛菜も知らなかった訳ではありませんが、
今回の気づきとは、
「自分が選ばなかった選択肢の自分が、今の自分よりも幸せである可能性」です。
後悔や嫉妬でもなく、さらには素直に自分以外の世界を見る事ができるようになった今の雛菜ならではの気づきです。



ここから少し、『私色の強い解説』になります。




『しあわせ』が強調され、その後すぐにプロデューサーは「幸せ」と表現しています。


次に、『すき』。
かなり読み取りづらい書き方をされていますが、直前のプロデューサーの表現はこうなっています。

『』を同じコミュ内で同じ単語に対して違う意味で使うのやめてー()
(『好き』はプロデューサーが仕事的な観点で雛菜の個性をカテゴライズした際の出力。
『すき』は雛菜本来のスタンスにプロデューサーが私情で寄り添った出力。
なのでしょう。この文脈においては)
重要なのは、明確に『しあわせ』や『すき』が本来の語句と使い分けられている点です。
これは雛菜コミュにおいて例外なく意識的に行われてきた差別化なのですが、
ここまで明確なのは珍しい気がしました。
ので、表記揺れ警察、動きます。





楽しい→漢字
しあわせ→ひらがな
うれしい→ひらがな
すき→ひらがな

同じwing編内においてもプロデューサーとの表記の差別化が明確ですね。
意図的である事を証明しています。




『しあわせ』『うれしい』の表記で統一。
プロデューサーが『嬉しい』と選択肢で強調した直後のひらがな表記である事も説得力を高めます






人、物を問わず、
『すき』はひらがな表記なのが伺えます。
(じゃあwingのこれはなんだったんだ………?)

わからん()




揺れ始める表記。
これに関してはそもそも意味の違う言葉ですしね
逆にいうとその2点以外、パラコレまで見てもこの表記方法は統一されていると言えます。


ひらがな
→『しあわせ』『すき』『うれしい』
漢字
→『楽しい』
『きらい』『さいこう』などは頻度が低いため略
リストアップ完了です。
雛菜が『しあわせ』や『すき』などのひらがな表記を用いることに着目していた方は初期から一定数いたかと思います。
が、何故『楽しい』は漢字なのに対し、他の類似語句がひらがな表記なのかを考察している人は見た記憶がありません。(いたらごめんね)
ので、ここで結論を出してしまいましょう。
漢字表記の存在する単語において、ひらがな表記がなされる理由は2パターン考えられます。
・『お日様』パターン
・『我儘』パターン
まず「お日様パターン」とは、
「ひらがな化するほどその概念を柔らかいものへと解し、自分のものにしていくアプローチ」です
雛菜が自分だけの幸せを『しあわせ』と表現するならば、こちらの考え方に近いだろうと考えていました。
対して「我儘パターン」とは、
「漢字になる程その言葉本来の意味を正しく捉え、概念を完全に我が物とするアプローチ」です
つまり今回のケースに当て嵌めると、
雛菜は『楽しい』以外の『しあわせ』『すき』『うれしい』などを正しく知らない、という仮説になります。
これはちょっと考えにくいな、というのが最初の印象でした。
ところが事態はとあるひとつのコミュによってひっくり返ります。


甜花や樋口も経験した、
『頑張る』という言葉への向き合い方。





人と違う価値観を等しく尊重できる今の雛菜と、かつてそれを示してくれた八宮めぐると同じ言葉で応えるプロデューサー。
これまでのそれらが合わさって、
そして進路について真剣に考えてきた今の雛菜にとってもそれは心温まる言葉だったから、


満面の笑顔で雛菜が紡いだ言葉こそ、『嬉しい』
ここで、これまで『うれしい』だったものが
本当の意味での『嬉しい』へと変化したんです。(初出じゃなかったらマジでごめんなさい)
逆説的に、『しあわせ』『すき』なども発展途上の表現だったことになり、
雛菜の言葉は「我儘パターン」だったことに。

『わがまま』なんですよね……
だから雛菜が『我儘なまま/DAY1』の主演だったのかなと…。
いずれ『わがまま』もまた、『我儘』へ昇華できるポテンシャルを持った存在だからこそ。
さて、
『嬉しい』がこれまで『うれしい』だったのが本当の意味での嬉しさを知らなかったからであるならば、
雛菜はまだ『幸せ』や『好き』を真の意味で知らないことになります。
【Keep→it up♡】はそんな大きな事実を明示したカードであり、
その中の当該シーンのコミュ名こそ、


完璧ですね。


今回の【loading…】ではまさにその『嬉しい』の完成を裏付けるように、
真ん中の選択肢では『しあわせ』
右の選択肢では『すき』
が強調されます。
今後雛菜が会得していくテーマにフォーカスした上で、そこに『うれしい』を含んでいないので。
え?左は?
読め。
『Well…』
4話目。問題の。



演技のシーンからスタート。
危なげない芝居で共演者からも好感触です。
言い換えると
このシーンの中に悩みの種となる要素はない事になります。




しかし確実に「何か」がひっかかった様子の雛菜




このシーンの中に悩みの種がないのなら、
それはここに至る前に生まれたと考えられます。
ここまでの1〜3話目の内容で語られたのは、
1.雛菜が全て選んでいいのだという事の再強調
2.「自分が選ばなかった選択肢の自分が、今の自分より幸せである可能性」の示唆
3.『しあわせ』と『すき』がフォーカスされ、『嬉しい』が挙がらない事で「雛菜が『幸せ』を真の意味で知らない事の強調
というものでした。
そして4話の中で雛菜が何かを考えている場面を描く以上、
これらを受けて且つ、雛菜が悩み始めるきっかけとなる何かは確実に4話の中にあると言えます。
雛菜が考え事をしているシーンをプロデューサーが想起しているワンカットがありましたね。

このシーン、いや
この場所、そして雛菜で
何かリフレインする記憶がありませんか?
……………………
………………
………

──────────────────

!!!!!!!!!!!!!!!!!!




完全にこのシーンなんですよね…………
ここで雛菜が知ったのは、
「アイドルを辞めるという『選択肢』」


こんなの明らかに意識してますよ。絶対。
では雛菜が今回、今に至って、この時を思い出していたとしたら?
先述の1〜3話の流れでこのやりとりを想起したのだとしたら?
結論を出す前に触れておきたい内容があります。
それは、
樋口円香と市川雛菜の対比描写についてです。
初期からこの2人の対比、真逆さについてはいろんな方が実証してくれていました。
実例無しでも伝わるもので言うと、
・全てをしあわせに思う雛菜と、何も美しいと思えない円香
・プロデューサーがすきな雛菜と、嫌いと明言する円香
・歌はあんまりと語る雛菜と、誰より歌を大切にする円香
などが挙げられます。
わかりやすいシーンだと、








小糸の練習したい気持ちを邪魔させないように気を利かせた樋口よりも、
自分がしたいように振る舞った雛菜の提案の方が結果的に小糸を笑顔にした、
後のgradなどに通ずる場面。残酷すぎ定期。
そしてこの対比構造は未来にも反映されます。

パラコレにおいて、
大学生になっても283プロのアイドルであり続けた雛菜に対し、

樋口円香は、
アイドルを辞めてしまった未来が描かれました。
しかしその後実装された現在時空において、
樋口円香は衝動に従う事に。



アイドルであり続けることを『選択』しました。
雛菜が続けた未来で、樋口はアイドルを辞めた。
対して最新の現在時空において、樋口円香はアイドルを続けることを選んだ───────
……………………………まさかね…

『【answer】』
5話目。true end




雛菜の悩みを直接訊ねると決めたプロデューサー。




ついに本人の口から明言された、
「雛菜は『幸せ』を知らない」という可能性。
その直後のプロデューサーの発言で、
『しあわせ』でなく『幸せ』表記なのもその事実を強めています。
何せ2話前にわざわざプロデューサーの口から『しあわせ』と言わせている上でなので。




はい、邪魔しました。
さてここで雛菜はなんと言おうとしていたのか。
ここまでの材料を振り返れば、
もう答えは明白と言えるでしょう…。
そう、
それは市川雛菜がアイドルを辞める可能性。
思えばTwitter(Xって言え)でのチラ見せの時点で嫌な予感はしていたんです。
近日登場予定のアイドルをチラ見せ!
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) September 17, 2025
どなたが登場するのか、予想してくださいね~♪
9月19日(金)15:00〜 登場予定です!
お楽しみに〜#シャニマス pic.twitter.com/Lar56UFk7i

うちわに描かれた花がノクチルメンバーの色だから雛菜だろうと大方に予想されていた中、
だとするなら雛菜を示す花は…………?
その構図、匂わせ方はまるで…

この時のようで…







しかしながら樋口円香の後ろ向きな辞め方、
理由がないという理由での引退と違い、
今回雛菜が示したのは
「もっと大きな理由のための選択」
前向きな理由です。
だからこそプロデューサーは、



必死で連れ戻そうと手を尽くした樋口の時と異なり、
それさえも1番に応援するのだと。
雛菜に『嬉しい』気持ちを教えたあの時の約束を守ることを誓います。


そう、思えば雛菜がアイドルを辞める可能性については、別に突飛な事ではないのです。













雛菜はずっと進路について、未来について考えてきました。
停滞ではなく、変わり続ける事にこそ『しあわせ』はあると思うから。
これならもずっと探していく。

その流れで今回【loading…】で描かれたのが、
「その幸せが今の自分以外のところにある可能性」
きちんとこれまでじっくりと描かれ、進んできた物語がただ、その時を迎えたにすぎないんです。



このシーンの捉え方が変わってくるのいいよね…
今が一番『しあわせ』だと思っている現在の雛菜はまだ『幸せ』を知らないと気づいたから。
仮にアイドル以外に最高の幸せがあってもなくても、外側から今の自分を見る事で現在の、アイドル市川雛菜が紛れもなく一番『幸せ』であると確信できる事にもなるでしょう。
だから再び選ぶ。
────────継続か終焉か。


遠回りでもいい
ひとは誰も完璧にはなれない
別れとその痛みを経験して
最高の幸せにたどり着く
『感想』
ここまでお読みいただきありがとうございます。
読了後は
なんで樋口がようやく歩み出した今これを!?と頭を抱えたものですが、
よくよく考えればこの通り、何も不思議はなかったんですね。
むしろ樋口円香が一歩踏み出した今だから。
そして間違いなくノクチルという傘を守りぬくパラコレ福丸小糸がこの直後に実装される確信があるから。
加えて数日後に青森の地で迫られる選択。
きっと雛菜は『我儘』な『幸せ』に辿り着いてくれるでしょう。
【loading…】はそんな雛菜の未来が今と違った色をしてても、
かまわずずっとそばにいてくれますか?
と我々に再確認したコミュだったと言えます。
とはいえ雛菜コミュにおいてここまで物語が大きく動いたのもおそらく初。
間違いなく必修コミュと呼べる存在です。
一見収束の素振りを見せたノクチルの物語も、まだまだこれからなのだと思い知らせてきます。
ありがとうノクチル。シャイニーカラーズ。
雛菜は幸せになるんだ。

