ヨーロッパ旅行で驚いた。真夏なのにエアコンがないホテルが普通だった
またヨーロッパで熱波のニュースが流れています。
2026年6月下旬には、
フランス、ベルギー、オランダで少なくとも3,700人以上の超過死亡が報告されました。
フランスでは学校の閉鎖や短縮授業も相次ぎ、
ヨーロッパの暑さは、
もはや「夏だから暑いよね」
で済む話ではなくなっています。

📍撮影地:🇫🇷フランス・パリ シャンゼリゼ通り
このニュースを見て、
私がヨーロッパを旅したときのことを
思い出しました。
私が訪れたのは、
🇫🇷フランスのパリ、
🇬🇧イギリスのロンドン、
🇩🇪ドイツのデュッセルドルフなど。
どの街も美しく、歴史ある建物が並び、
歩いているだけで絵になる場所でした。
ただ、旅をしていて驚いたことがあります。
ヨーロッパの都市部では、
思った以上にエアコンが少ない。
日本や東南アジアにいると、
暑ければエアコンをつけるのが当たり前です。
ところがヨーロッパでは、
その当たり前が通用しません。
ヨーロッパの夏は、もう「涼しい場所」ではない
昔のイメージだと、
ヨーロッパの夏は日本ほど蒸し暑くなく、
木陰に入れば涼しい。
夏は涼しく冬は寒い。
そんな印象を持っている人も多いと思います。
実際、石造りの古い建物に入ると、
室内がひんやりしていることもあります。
厚い壁が日差しを遮り、
昔ながらの建築が暑さを和らげている。
ただ、それは「昔の夏」なら
成立した話なのかもしれません。
今のヨーロッパでは、
40度を超える気温が珍しくなくなっています。
私が泊まった都市部の安いホテルにも、
エアコンがない部屋は普通にありました。
真夏にエアコンなしの部屋で過ごす。
これは、想像以上にきついです。

建物の中が暑いからかもしれませんね
📍撮影地:🇩🇪ドイツ・デュッセルドルフ
なぜヨーロッパではエアコンが普及しにくいのか
「暑いならエアコンをつければいいじゃないか」
日本人の感覚だと、そう思います。
私も正直そう思います。
でも、ヨーロッパでは
エアコンを1台つけるだけでも、
かなり面倒な話になるようです。
理由はいくつかあります。
まず、古い建物が多い。
パリやロンドンの街並みを見ればわかりますが、
ヨーロッパの都市部には
歴史ある建物がたくさん残っています。

それは観光客にとっては魅力です。
でも、住む側からすると、
設備の更新が簡単ではありません。
外壁に穴を開ける。
室外機を置く。
配管を通す。
電気設備を確認する。
日本のように「家電量販店で買って、
業者に取り付けてもらえば終わり」
とはいかないケースが多いのです。
ヨーロッパでエアコンが普及しにくい背景として、
古い建物、集合住宅、景観規制、設置費、
電力網の負荷などが指摘されています。
美しい街並みは、誰かの我慢で守られている
もうひとつ大きいのが、景観の問題です。
ヨーロッパの街を歩くと、
外壁にエアコンの室外機が
ずらっと並んでいる光景はあまり見かけません。
だからこそ、街並みが美しい。

📍撮影地:🇬🇧イギリス・ロンドン
パリの建物の外壁。
ロンドンの古い街並み。
ドイツの落ち着いた都市景観。
あの美しさは、偶然ではなく、
長年守られてきたものです。
ただし、その美しさには
不便さもセットでついてきます。
観光客として見るヨーロッパは美しい。
でも、そこで暮らす人にとっては、
家賃が高く、部屋が狭く、エアコンもない。
そんな暮らしが現実としてあります。
憧れのヨーロッパ生活は、思っている以上に
我慢が必要なのかもしれません。
パリ五輪でも「エアコンなし」が話題になった
この問題は、
パリオリンピックでも話題になりました。
2024年のパリ五輪では、
環境配慮の一環として、選手村に
通常のエアコンを設置しない方針が取られました。
代わりに地中熱などを使った
冷却システムが用意されましたが、
暑さを心配した一部の国は、
選手のためにポータブルエアコンを用意しました。

これを見て、
私はかなり象徴的だと思いました。
理想としてのエコは大事です。
地球環境も大事です。
街の景観も大事です。
でも、暑さで眠れない。
体調を崩す。
命に関わる。
そうなったとき、優先すべきものは何なのか。
私は、まず人の命だと思います。
東南アジアに住んでいる私から見ると、快適さの基準が違う
私は今、東南アジアを拠点に暮らしています。
東南アジアは年中暑いです。
街並みの美しさでいえば、
正直パリやロンドンの方が美しいと思います。
でも、生活の快適さでいえば話は別です。
東南アジアでは、
安いホテルでもエアコンがついています。
常夏の国なので、
最初からエアコン前提で
建物が作られているのです。
私は東南アジアで、
1泊1,500円前後のホテル暮らしをしています。
その値段でも、エアコン、Wi-Fi、
冷蔵庫がある部屋に泊まれています。

エアコン、冷蔵庫など必要なものは揃っています
📍撮影地:東南アジアのホテル
一方で、ヨーロッパの都市部では、
安い宿を選ぶとエアコンなしも普通にあります。
しかも宿代は高い。
夏の西側ヨーロッパの観光地では、
平気で1泊2〜3万円しました。
この差はかなり大きいです。
個人的には、こう思っています。
見るならヨーロッパ。住むなら東南アジア。
ヨーロッパの街並みは本当に美しい。
だけど生活する場所として考えると、
東南アジアの方が
よほど快適だと思っています。
この景観、エアコンの室外機で台無しですか?
— Shawn Tyler (@ShawnTyler_web) July 19, 2026
写真はフランス文化が残るベトナムの洋風建築。
欧州には景観規制で室外機を設置しにくい地域があります。
でも猛暑で命が失われる時代。
人命より「建物の見た目」が優先されるべきなのでしょうか。#ヨーロッパ熱波 #Heatwave pic.twitter.com/z563B7EbLq
夏のヨーロッパ旅行では、ホテル選びに注意した方がいい
これから夏にヨーロッパへ行く人は、
ホテル選びで
必ず確認した方がいいことがあります。
それは、エアコンの有無です。
「ヨーロッパだから涼しいだろう」
「古い建物だから中はひんやりしているだろう」
「ホテルなら当然エアコンくらいあるだろう」
この感覚で予約すると、
失敗するかもしれません。
特に注意したいのは、
都市部の安いホテル、古い建物、
屋根裏部屋、最上階の部屋です。
予約サイトでは、
設備欄の「エアコン」を
必ず確認した方がいいです。
英語レビューなら、
“no AC”
“too hot”
“stuffy”
“fan only”
などの言葉がないか見ておくと安心です。
夏のヨーロッパ旅行では、
立地や価格だけでなく、
暑さ対策もホテル選びの重要条件になります。

📍撮影地:🇩🇪ドイツ・デュッセルドルフ
夏のヨーロッパ旅行で、私なら持っていく暑さ対策グッズ
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。Amazonのアソシエイトとして、ショーン・タイラーは適格販売により収入を得ています。
エアコン付きのホテルを選ぶのが一番大事です。
ただ、ホテルにエアコンがあっても、
日中の街歩きまでは守ってくれません。
夏のヨーロッパを歩くなら、
私ならこのあたりを持っていきます。
保冷水筒
これはかなり重要です。
日本のように、どこにでもコンビニや自販機があるとは限りません。
暑い中で毎回カフェや売店に入って冷たい飲み物を買うと、地味にお金もかかります。
保冷水筒があれば、冷たい水を持ち歩けます。
暑さ対策にもなるし、節約にもなります。
冷感タオル
首元を冷やせるだけでも、街歩き中の不快感はかなり変わります。
特にパリやロンドンのように、歩いて観光する街では相性がいいです。
冷感ウェットシート
汗とベタつき対策に便利です。
観光の途中、電車に乗る前、カフェに入る前にさっと使えるだけで、かなり快適になります。
デオドラントスティック
暑い日の移動では、汗のにおいも気になります。
地下鉄、バス、美術館、カフェなど、人との距離が近い場所も多いので、デオドラントは持っておくと安心です。
スプレーより、旅ではスティックタイプの方が扱いやすいと思います。
ネッククーラーや着るエアコン系ガジェット
ガジェット好きなら、首元を冷やすネッククーラーや、SONYの着るエアコン系も選択肢になります。
ただし、これは部屋全体を冷やすものではありません。
街歩きで万能というより、エアコンのない部屋で作業するときや、室内で首元を冷やしたいときの補助アイテムです。
全部持って行く必要はありません。
私なら優先順位は、
『保冷水筒→冷感タオル→デオドラント』です。
ヨーロッパは、今まさに変わる途中なのかもしれない
ヨーロッパの街は美しいです。
それは間違いありません。
外壁に室外機が並んでいないからこそ、
あの景観が守られている。
古い建物を壊さずに使い続けているからこそ、
街に歴史が残っている。
その価値は、私も否定しません。

📍撮影地:🇫🇷フランス・パリ
ただ、気候が変われば、
暮らし方も変えなければいけません。
昔はエアコンなしで過ごせた。
でも、今はそうではなくなってきている。
これは日本も同じです。
祖父母世代の話を聞くと、
昔は学校にも家にもエアコンがなかったといいます。
でも今では、学校にエアコンがあるのは
当たり前になりました。
ヨーロッパも今、
その転換点に来ているのではないでしょうか。
私はヨーロッパの街並みが大好きです。
だからこそ、
この美しさを守ってほしいとも思います。
ただ、気候が変われば、
暮らし方も変えなければならない。
歴史を守ることと、人の命を守ること。
その両立をどう目指すのか。
今、ヨーロッパは
その難しい課題に向き合っているのだと
感じます。
でも、まず守るべきなのは人の命です。
そんなヨーロッパのニュースを見ながら、
私は今日もエアコンの効いた
東南アジアのホテルでこの記事を書いています。
美しい街を見るならヨーロッパ。
快適に暮らすなら東南アジア。
旅を続けるほど、その違いを強く感じます。
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