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みなさんのnote、熱烈なファンがついている可能性が高いっぽいですよ! - 集計データが示す意外な事実

noteのデータ分析系の記事です! あなたのnoteにも、きっと高い確率で「最近の記事を全部読んでくれている熱心なファン」がいる…という点を客観的な数字から明らかにしていきます。


きっかけ

シロイは元ITエンジニアで、著述業とは別の趣味的な活動として「note人気ランキング」というページを運営しています。

ランキングのコンセプトとしては、単純なフォロワー数よりも「記事に対して継続的にスキがついているか」を重視する…というシンプルなものなのですが、これを集計していく上では派生的にいろいろなデータが手に入るので、「他にもこんな情報を表示したら面白いのではないか」というものを思いつきでちょいちょい追加していっています。

一例として、ランキングの名前の横にはお天気マークがついていますね。これは「その人がどれくらいポジティブなnoteを書いているか」の目安を表しています。集計プログラムの使用言語であるPythonには「感情分析」のライブラリ、つまり「指定された日本語テキストからポジティブ/ネガティブの度合いを数値化する」という便利ツールが存在するので、その人のnoteのタイトル一覧に対してそれを測定して、お天気マークに変換しているわけですね。

さらに、つい最近追加した機能として「その人の最近のnoteに最もたくさんスキをつけている熱心なファン」の表示というのもあります。これはランキングページの「IDの頭文字から自分のランクとファンを調べる」の部分に実装されていて、シロイのフォロワーさんであればほぼ全員掲載されていますので、あなたのnoteの熱心なファンについても今すぐ調べることができます。 

で、私がランキング集計プログラムにこの機能を実装し終えたとき、ふと気づいたことがありました。この熱心なファンは「直近10記事へのスキ数」をカウントすることで出しているのですが、そうやって算出されたファンは「直近10記事へのスキ数=10」になっている場合がかなり多いようなのですね。これもさきほどリンクした部分にて、右端に「shiroi_ze (10スキ)」のようにカッコ書きで付記されているのですぐにわかります。カッコ内の数字、明らかに「10」が多いんです。

この「IDの頭文字から自分のランクとファンを調べる」の部分には、シロイのフォロワーさんほぼ全員分を掲載しているので、「全員が超有名noterさんなのだ」ということはないはずです。それなのに、「すべての記事にスキをつけてくれるようなファンが少なくとも1名は存在するnoterさん」が非常に多いらしい。データとして、事実としてそうなっているのです。

今回の記事で注目するのはこの点です。ランキングページに表示しているデータを改めて集計して、具体的に「どれくらいの割合の人に10記事に10スキしてくれるような熱心なファンがついているのか」という数字を出してみることにします。

実際に…フォロワー全員のデータを集計する!

というわけで、さっそく数字の集計へと入りましょう!

集計対象は「シロイのフォロワーさん」かつ「直近3ヶ月間に新しい投稿が1件でも存在している」アカウントとします。これを洗い出したところ、2,545件のnoteアカウントが対象となりました。

ただし、数千件もあるアカウントの全情報を今回の調査のために一度で取得するのは現実的でないので(サーバへの大量アクセスは運営への迷惑行為になってしまいます)、参照するスキ数などは「2025年8月後半〜9月前半にかけて、ランキング集計プログラムが自動的に巡回して取得したデータ」を使用しました。

求める数字としては、さきほどカッコ書きとして出てきた「直近10記事に対して、最も熱心なファンが何スキをつけていたか」の数字をスキ数ごとに集計して、nスキごとのアカウント数を出すことにします。つまり、「調査対象の2,545名のうち、最も熱心なファンのスキ数=10スキだったアカウントは何件、9スキだったアカウントは何件…」という結果が出るわけです。

…と、言葉で書かれてもちょっと直感的にイメージしにくいと思うので、結果のグラフを見ながら説明していくことにしましょう。集計結果は以下のとおりでした。

10スキがぶっちぎりですね! つまり、シロイのフォロワーさんのこれだけ多くの方には、「書いた10記事にそのまま10スキしてくれる熱心なファンが少なくとも1人は存在している」ということです。

パーセンテージで言うと、10スキは全体の64.3%になるので、半数以上どころか3分の2近くに当たります(3分の2は約66.7%)。5スキ以上を合計すると89.6%なので、実に9割近くの方には「最低でも2回に1回はスキしてくれるファンが1人はついている」ということになります。

繰り返しになりますが、ここで集計しているのはnote会員数1000万人のトップ層に君臨しているような有名noterさんではありません。「たまたまシロイをフォローしてくれており、ここ最近も記事の投稿をやめていない」という方をほぼ全員集計した結果がこの数字なんです。すごく普通の人たちを集計しています。

「特定のコンセプトをバチッと決めて、毎日全力を尽くして創作活動や情報発信を行っている」という方はいても少数派でしょう。もっと普通に、飾らない日記や雑記としてゆるく楽しんでいる方のほうがずっと多いはずです。そうであるにも関わらず、大抵の人には固定ファンがついているというのがnoteの面白いところなんですね。

あなたのnoteはなぜ素敵なのか

私が半年くらい前に書いた話で、何の根拠もなく「初心者でも簡単にできるnote収益化」みたいなことを言っているSNSアカウント・noteアカウントを批判的に検討した記事がありました。

このとき指摘した内容は、大筋で以下の2点になります。

  • 有料記事でnoteを収益化したいのであれば、あなたの書く記事は商品価値を持たなければならない

  • あなたがnoteを書くことの本来の価値は、商品価値ではない

今回の調査で注目しているのも、2つ目のほうに属する話です。この「商品価値とは異なる価値の感覚」について説明した部分を少しだけ引用します。

私はnoteの面白さって「その人のプライベートな日記を見せてもらう」ような感覚にあると思っています。

広告のキャッチコピーや職場でのプレゼン資料など、生活の中で普通に目にする文章というのは「商品として整えられている」「自分の主張を通そうとしている」といった感じのものがほとんどで、何らかの建前や誘導の意図のない、生身のその人が見えてくるような言葉というのはなかなか見ることができないものです。

でも、noteというプラットフォームにはそれがあります。私たちが普通に友達付き合いをするときって、「その人の等身大の面白み」という微妙なものに魅力を感じるのだと思いますが、これは別にその人が「5分に一度のペースで爆笑を引き起こすくらい話が面白い」というわけでないんですよね。友達はみんな普通の人間で、普通に素敵で、私たちはそこに好感を抱くわけです。

どうして「noteを伸ばそう・収益化しよう」系の話はうさんくさいのか (2025.4.2)

今回の調査では、バチバチに商品化されていないにも関わらず(もしかしたらされていないからこそ)みなさんのnoteにきちんとファンがついているという事実が確認できました。

みなさんのnoteが「なぜ」素敵なのかという点については、おそらくそれぞれに異なる理由があるはずですし、一般論としてまとめるべきものでもないし、そもそもが数字や統計で論証するようなタイプの話でもないでしょう。これは「論証できない」というより「論証する必要がない」と言ってもよいかもしれません。

あなたが個人的に好きな友人知人、何らかのジャンルの作品などを考えたとき、その素晴らしさは客観的に証明されないと自信が揺らぐようなタイプのものでしょうか? そんなことはないですよね。この「なぜ」は特に答える必要のない質問、躍起になって証明しようとする必要のない質問に当たります。

「どうしたらもっと数字を伸ばせるのか」なんて野暮な話はやめておきましょう。今回の調査によって、誰かが誰かに対して抱いている「好き」の矢印の存在、その数の膨大さといった事実は明らかにできました。それだけで十分だと思います。

では、今回のお話はこの辺で。みなさんも楽しいnoteライフを!

おまけ

今回参照した「note人気ランキング」では、現在、シロイのフォロワーさん限定で以下の算出処理を進めているところです。

  1. あなたが最近投稿した記事10件に半分以上スキをつけてくれているファンの人数

  2. あなたが最近投稿した記事10件に最もスキをつけてくれているファンのID(1名のみ)

  3. 上記2のファンが複数名いる場合、同率首位の人数

2の数字は既に大方出そろっていますが、1と3の算出処理はつい最近追加されたばかりなので、算出完了&ランキングページに反映されるのは来週あたりになるかと思います。完了次第、週刊の3行日記にて改めて告知しますね!(本日時点では反映済み・反映前のデータが混在しているので、ちょっと読みにくくなっていると思います…)

ちなみに、シロイを新規フォローいただいた方は1週間以内に自動でランキング掲載対象になります。ご新規の方もいつでもお待ちしております〜。

関連書籍

私が最初に出した書籍「社会人のための楽器の継続と上達の手引き」では、純粋なテクニックのような話とは別に「自分らしく、楽しんでやっていくこと」の重要性を詳しく論じています。

楽器に限らず、創作をやる方全般に応用の利きそうのヒントも多く含めたつもりですので、今回書いたような視点に共感していただけた方は手に取ってもらえると嬉しいです! noteには一部を無料で読める「試し読み版」も置いてあります。

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