プロンプト設計の基本を徹底解説|お願い文から設計図へ
AI に使う「プロンプト(Prompt)」の基礎を、定義・活用法・設計構成の視点から丁寧に解説。お願い文レベルから設計図レベルへ昇華するコツを具体例とともに伝えます。
こんにちは、SHOです。
僕のnoteでは、AIと遊ぶためのプロンプトを発信しています。
ここでは、AIを使いこなすための基本的な土台になる「プロンプトって何?どう使うの?」をまとめています。
プロンプトの基本と使い方
実際の活用例
上手に使い分けるコツ
これを読めば、AIとの距離がぐっと縮まるはず。
難しいことは抜きにして、ちゃんとわかるように書いていきます。
プロンプトとは?AIへの指示文の定義と役割
プロンプト(prompt)とは、AIに渡す「指示文」や「入力文」のことです。
たとえばChatGPTなどに対して、
「旅行の計画を立てて」
「短編小説の冒頭を書いて」
「SNSに使えるキャッチコピーを3つ出して」
と伝える。この一文一文がプロンプトです。
形式は自由。話しかけても、箇条書きでも、命令形でもOK。
プロンプトは「AIへのトリガー」
──AIの思考を起動させる最初の合図だと思ってください。
プロンプトの使い方を3ステップで理解する方法
まずはこの3ステップ:まずは会話してみる感覚が大事です。
思いついたことをそのまま書く
AIの返答を見る
必要があれば条件を足す or 聞き直す
プロンプトの用途別活用例(情報収集・文章作成など)
プロンプトの使い道は無数にあります。ここでは代表的な活用例を紹介します。
情報収集
知りたいテーマについてAIに質問して、要点をまとめてもらいます。
例:「雨の日でも楽しめる室内デートプランを考えて」文章作成
記事やブログ、メール文などの下書きや構成を作るときに活用します。例:「読書のメリットについて、見出しと本文を作って」アイデア出し
企画やネタの候補を複数出してもらい、その中から選んで形にします。例:「子ども向けの夏祭りイベント案を5つ提案して」画像・動画生成
イラストや写真のイメージをAIに伝えて作ってもらいます。
例:「朝焼けの海辺で読書をする人のイラスト」翻訳・言い換え
文章を別の言語に翻訳したり、分かりやすく言い換えてもらいます。
例:「この文章を英語にして、観光客向けに分かりやすくして」
こんな感じかな。
Instruction型とChain-of-Thought型、使い分けのコツ
プロンプトの使い方には2つのパターンがあります。
1. 一発で出してもらうのが向いているとき(Instruction Prompt)
何を求めているかがはっきりしている
条件やゴールが決まっている
例:「800文字で〇〇の魅力を紹介して」など
この場合は、最初にしっかり条件を伝えるほうがブレません。AIの出力って予測が含まれるから、あとから直すのは大変だから。
僕のTRPGのプロンプトはこっち。
2. やり取りしながら作っていくのが向いているとき(Chain-of-Thought)
アイディアを出したいとき
まだ目的がふわっとしているとき
例:「副業って何があるかな?」→「じゃあ自分に合いそうなやつは?」→「それを始めるにはどうすれば?」
少しずつ会話を重ねることで、思考を深めながら形にできるのが強みです。
僕もTRPGや物語をつくるときは、AIにちょっとずつ聞きながら一緒に考えます。
この使い分けができると、AIとのやりとりがぐっとスムーズになるんです。
プロンプト設計の4大セクション:骨組みとして押さえるべき構成
プロンプト基本構成の全体像
何事にも基本があります。プロンプトも例に漏れず、特に1発で出力を確定させたい時には基本的な構成というのがあります。
必須の4大セクション
ペルソナ:AIの役割や専門性を定義する
絶対条件:必ず守ってほしいルールを設定
出力フォーマット:回答をどんな形でまとめるか指定する
禁止:やってほしくないことを明確に指示
この4つの構成を守るだけで、出力が一気に安定します。
拡張
ここからは「味付け」。ケースによってはすごく効きます。
1. ペルソナセクション
コンテキスト/背景情報
→ これは誰向け?どんな用途?を伝えると精度がグッと上がる。思考の深さ・視点指定
→ 専門家目線か初心者目線か、角度を決めると読みやすさが変わる。
👉 役割や対象を定義する段階で、誰に向けてどんなトーンで答えるかを決める。
2. 絶対条件セクション
ステップ/プロセス指示
→ 「①要約 → ②分析 → ③提案」のように流れを指定すると抜け漏れが減る。思考の深さ(手順的な意味での指定)
→ 出力を専門家目線か初心者目線か、出力をどのレイヤーで止めるかを明確にする条件を決めると後から大きな修正をしなくて済む。
👉 出力の手順や粒度をルール化して、抜け漏れを防ぐ。
3. 出力フォーマットセクション
例示セクション(サンプル回答)
→ 「こういう感じで答えてね」と例を渡すとブレにくくなる。ファインチューニング要素
→ 「字数は300字以内」「専門用語には注釈を」みたいな微調整。
👉 形を固定するタイミングで、サンプルや細かい条件を付け足す。
4. 禁止セクション
評価/チェックリスト
→ 「最後にルール守れてるか自己チェックして」と頼むと品質が安定。
👉 最後のフィルタとして「出力前にルールを守れているか確認」と仕込む。
ポイント
AIは上から順番に解釈するので、例えば、禁止事項の後に新しいルールを追加するとかなり矛盾を起こしやすいです。ぼくこれTRPGのプロンプトで何度も苦労しました。AIを勉強するきっかけにもなったところです。
つまり基本の4大セクションの形で配置するのが一番わかりやすく、AIにとっても人にとっても誤解が少ないんです。汎用性も上がります。
実用例:旅行に行きたい!
実際のプロンプトを見ながら解説していきます。Before → After → Customize の流れで考えると理解が一気に深まるとおもいます。
Before
旅行プランを考えてください。
できるだけ安くて楽しいプランにしてください。 お願い文レベルでも全然答えてくれます。気軽に楽しく会話しながら掘り下げていく感じになりますね。
After
【ペルソナ】
あなたは旅行代理店のベテランプランナーです。
対象は20代の学生グループで、予算を抑えながら楽しめるプランを提案してください。
【絶対条件】
1. 交通手段、宿泊、観光スポットを必ず含めること。
2. 各プランは3日間で構成すること。
3. 提案は3案まで。
【出力フォーマット】
Markdown形式で以下の構造にまとめてください。
- ## プラン名
- ### 交通手段
- ### 宿泊
- ### 観光スポット
- ### 概算費用
【禁止事項】
- 「おすすめはありません」といった曖昧な表現は禁止。
- 余計な前置きや注意書きは不要。
4大セクションにするとこんな感じ。安定した出力が得られて、提案してくれる内容もスッキリします。
Customize
【ペルソナ】
あなたは大学生向け旅行プランに詳しいベテラン旅行代理店のプランナーです。
対象は20代の学生4人グループで、低予算でも楽しめる国内旅行を考えています。
【絶対条件】
1. 3日間の旅行プランを2案提案してください。
2. 各プランには「交通手段」「宿泊」「観光スポット」「概算費用」を必ず含めること。
3. 費用は学生でも手が届く予算(1人あたり3万円以内)で調整してください。
4. 各プランの最後に「おすすめ度」を★1〜5で付けてください。
【出力フォーマット】
Markdown形式で以下の構造にまとめてください。
## プラン名
- **交通手段**:
- **宿泊**:
- **観光スポット**:
- **概算費用**:
- **おすすめ度**:★◯ 個
【禁止事項】
- 「おすすめできません」といった否定的な表現は禁止。
- 抽象的なまとめ(例:「楽しめるでしょう」)は禁止。 さっきの4大セクションの中に、用途に合わせて肉付けをしていきます。こうすると、一気に実用レベルになってきます。
もちろん、どれが良い悪いは無いです。わりと適当でも成り立つのがAIの良いところです。
でも、出力を安定させるための骨格は 4大セクション(ペルソナ/絶対条件/出力フォーマット/禁止)。必要に応じて拡張セクションを肉付けすれば精度はさらに上がっていく感じです。
最後に
プロンプトはただの指示に見えるかもしれませんが、実はそれだけで世界がちょっと変わる入り口になり得ます。
このnoteでは、実用と創造、どちらも叶えるようなプロンプトをこれからも発信していきます。
使う人によって、出てくる世界はまったく違う。
だから──まずは「君の使い方」を、見つけてみてください。
もし、興味をもってくれたらフォローしてもらえると嬉しいです。
※プロンプトについて、もっと深く知りたい人はこちらも読んでみてください。PEP検定に挑戦するときにも役に立つと思います。
※PEP検定に合格できました!
※こんな感じで、僕はTRPGのプロンプト書いてます。
※有料記事だけどこの記事で紹介したプロンプト設計の考え方は、実際のアプリ制作や動画生成にも応用できます。コード以外は無料で読めるので是非見てみてください。
