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【CPS】みるみるプロジェクトが進む「ふせん会議術」とは?💡 CPS0052

この記事は、最後まで無料でお読みいただけます。

💡この記事はこんな方に向けて書いています

  • プロジェクトを任されたが、会議が前に進まない方

  • 部門をまたぐ問題を整理し、関係者の合意を得たい方

  • 問題解決力を身につけ、プロジェクトを成功へ導きたい方

💡この記事は「問題解決技法(CPS)」の入口です

Project Leading Skill(PLS)は、私が30年以上・100件以上の企業改革プロジェクトを通じて体系化した、業務改革プロジェクトを成功へ導く知識体系です。

PLSは、次の5つのプロジェクト推進力で構成されています。

  • 問題解決技法(CPS)

  • 仮説検証技法 (HYP)

  • Change Management (CHM)

  • Win-Win交渉術 (WIN)

  • プロジェクト実行力 (PJE)

この記事では、その一つである問題解決技法(CPS)とは何かを紹介します。

CPSは、日本語では「ふせん会議術」と呼んでいます。

■ 2026/8/6 PLS体系にもとづき大幅に改訂  ■ 2026/8/8 AreaCode対応


💡こんな会議は、意味がないと思いませんか?

  • メンバーの賛同が得られない

  • 決めるべきことが、次回へ持ち越される

  • 何度会議を開いても、プロジェクトが前へ進まない

このような状態が続くと、会議をするたびに、

  • 参加者の意欲が下がる

  • 時間だけを浪費する

  • 会議に参加したくない人が増える

  • メンバーの不満がたまる

  • プロジェクトへの反対勢力が生まれる

といった悪い結果につながります。


💡結果の出ない会議には「原因」があります

よく見られる原因には、次のようなものがあります。

  • 会議の目的や、目指す目標が明確になっていない

  • 議事録が不正確で、決定内容が曖昧である

  • 意思決定できる人が参加していない

  • 会議中の中座や電話が多い

  • 私語が多く、議論に集中できない

しかし、会議が進まない原因は、参加者の態度だけではありません。

より大きな問題は、

「何を問題として扱っているのか」が、参加者全員に具体的に共有されていないこと

です。

例えば、

  • 「連携が悪い」

  • 「在庫が多い」

  • 「対応が遅い」

  • 「情報共有が不十分」

とだけ書かれていても、人によって思い浮かべる現象が違います。

問題を曖昧なまま議論すると、原因も曖昧になり、解決策も実行できないものになります。


💡そこで役立つのが、CPS「ふせん会議術」です

CPSは、Customer Planning Sessionの略です。

私がIBMで学んだ、顧客の事業計画やプロジェクト計画を、関係者が集まるセッションで検討する技法です。

私は、このCPSに「ふせん」を使う方法を加えました。

それが、ふせん会議術です。

私はこれまで、延べ300回以上、この方式でお客様のプロジェクト推進をご支援してきました。

ふせん

💡CPSでは、何をするのか?

CPSでは、参加者の発言を、セッションリーダーがふせんに書きます。

ただ書くだけではありません。

  • 発言内容を正確に聞き取る

  • 主語と述語のある文章にする

  • 具体的な部門名、日付、人数、時間、数量などを入れる

  • 参加者全員が読める文字で書く

  • 模造紙に貼り、関係を整理する

  • 「この表現でよいですか」と全員に確認する

という手順で進めます。

発言が目に見える形になるため、

「なるほど、あなたはそういう意味で話していたのか」

と、参加者同士の理解がそろいます。


💡CPSの問題解決は、次の順序で進みます

CPSでは、思いついた解決策から議論を始めません。

次の順序で検討します。

目標

目標を阻害する問題

問題が起きる原因

繰り返し問題を起こす根本原因

根本原因を取り除く解決策

担当者と期限を決めた活動計画

この順序で進めるため、問題と原因、解決策、活動計画のつながりが、参加者全員に見えるようになります。


💡まずは「ふせん会議」とは何かをご覧ください

次の動画では、セッションリーダーが、

  • 参加者へどのように問いかけるか

  • 発言をどのように聞き取るか

  • 何をふせんに書くか

  • 参加者全員へどのように確認するか

をご覧いただけます。



💡CPSを実施した現場で起きた変化

社内で何度議論しても理解が得られなかった問題について、第三者であるセッションリーダーが発言をふせんに書き、参加者全員の前に示しました。

すると、わずか数分で、

「なるほど、そういうことだったのか」

と、参加者の理解がそろいました。

ポイントは、セッションリーダーが勝手にまとめないことです。

  • 発言を聞く

  • 文章にする

  • ふせんに書く

  • 全員に確認する

この四つを繰り返します。


💡ところが、実際に書いてみると簡単ではありません

セッションリーダーを担当すると、次のようなことが起こります。

  • 発言が長く、内容を覚えきれない

  • 漢字や適切な言葉がすぐに出てこない

  • 書いている途中で、別の人が話し始める

  • 発言者から「自分の話を正しく書いてくれない」と言われる

これは、セッションリーダーだけの問題ではありません。

発言者が、

  • 結論を先に話す

  • 理由を後から説明する

  • 一つの発言で一つのことを話す

  • 簡潔で具体的な言葉を使う

というルールを理解していなければ、正確に書き取れないからです。


💡本番の前に「役割とルール」を合意します

CPSでは、本番当日にいきなり会議を始めません。

通常、2週間から1か月前にキックオフや事前説明会を開き、次のことを合意します。

  1. トップ責任者が「何のために集まるのか」という目標を説明する

  2. CPSの進め方と、参加者が守るルールを確認する

  3. 参加者全員から、目標を阻害する問題を一人2件程度提出してもらう

事前に集めた問題は、セッションリーダーにとって重要な情報源になります。

本番までに、

  • どのような悪い現象なのか

  • 事実として確認できるか

  • 誰に起きているのか

  • いつ起きたのか

  • 何回起きたのか

  • どれほどの悪影響があるのか

を考えておけるからです。


💡CPSについて、複数の記事に整理しています

CPSを実践するには、全体像を知るだけでは足りません。

  • 問題を具体的に書く方法

  • 原因を掘り下げる方法

  • 根原因を選ぶ方法

  • 実行可能な解決策を作る方法

  • 活動計画へ落とし込む方法

  • セッションリーダーの役割

  • 会議の役割とルール

  • 実際の企業事例

を、Core(紹介・イントロ)・Practice (具体的技法)・Case (成功事例) の記事として整理しています。

記事数は今後、重複記事の統合や改訂によって変わるため、固定した本数は表示しません。


💡まとめ

CPS「ふせん会議術」の特徴は、次の三つです。

  • 問題を曖昧な言葉ではなく、具体的な事実として表現する

  • 問題・原因・解決策・活動計画の関係を、全員が見える形にする

  • セッションリーダーが問いかけ、聞き取り、書き取り、全員の確認を得る

CPSは、会議をきれいに進行するだけの方法ではありません。

関係者が集まり、

問題 → 原因 → 根原因 → 解決策 → 活動計画

を全員で確認し、実行される解決策を作る問題解決技法です。


💡最後に PLSシリーズ

この記事は、Project Leading Skill(PLS)の5つのプロジェクト推進力のうち、

問題解決技法(CPS) に位置付けられます。

問題解決技法(CPS)はプロジェクト推進力の第一歩を支える技法です

⭐次におすすめの記事

CPS0055 問題を正しく書くとは?

問題を具体的な事実として表現する方法を紹介します。

CPS0057 原因分析で失敗する人の共通点とは?

原因分析が進まない最大の理由と、その改善方法を紹介します。

CPS0059 成功率が格段に上がる4ステップ

問題・原因・解決策・活動計画までを、一つの流れで進める方法を紹介します。


💡PLS全体を知りたい方へ

問題解決技法(CPS)は、PLSを構成する5つのプロジェクト推進力の一つです。

PLS全体については、次の記事をご覧ください。

【PLS】30年以上・100件以上の企業改革から体系化した「Project Leading Skill (PLS)」とは?💡


💡体系的に学びたい方へ

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【法人向け】プロジェクト推進力向上の5つの手法を解説

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