見出し画像

日本との時差は問題ない?|カナダでフリーランスwebデザイナー

今日は、海外に住みながら日本のクライアントと仕事をするとき、時差は問題になるのかという話を書いてみます。

結論言ってしまうと、問題なく仕事できてる、です。

どうして大きく問題にならずに済んでいるのかを記事に書いていきます。


私はカナダに移住したあと、フリーランスのWebデザイナーとして開業しました。
開業に至るまでの経緯については、別の記事で書いています。👇

私は主に日本のクライアントとお仕事をしています
未経験からwebデザイナーを始めたため、開業当初カナダにいたにも関わらず初めは日本語で仕事をすることしか考えられませんでした。

そろそろ英語で受けて、外貨で報酬を得られるお仕事も探したいなと思っています。
また、それは別の記事で…。



結論:時差は大きな問題にならない

先に結論を書くと、海外と日本の時差は、Web制作の仕事において大きな問題にはなりません

Web制作の工程は、ワイヤーフレームの作成、デザイン、コーディング、公開作業まで、基本的に一人でパソコンに向かって進める時間が多い仕事です。
作業そのものは、誰かと同時にやり取りしながら進める必要があるものばかりではありません。

つまり、日本でクライアントが寝ている時間帯でも問題なく作業を進められるのです。

また、コミュニケーションの中心はChatworkやSlackなどのメッセージツールで、通話やオンラインミーティングの頻度はそれほど高くありません。

夜中や早朝など相手の負担になりそうな時間帯は避けるようにしていますが、時間を選んで送信したとしてもやり取りが大きく滞ることはありません。

メッセージは送信予約もできるので、自分が忙しい時間や就寝中でも、相手に届くタイミングを調整することができます。
時差があるからこそ、こうした機能に助けられる場面もあります。

海外で日本のクライアントと仕事をするうえで必要なのは、即時のレスポンスよりも、意図を分かりやすくまとめたメッセージを書くことと、もらった指示を正確に理解して作業に反映させる力だと感じています。

時差そのものよりも、仕事の進め方やコミュニケーションの工夫のほうがずっと大切だと思っています。


日本のクライアントとの具体的なコミュニケーションタイムライン

コミュニケーションと作業について、一日のタイムラインで私が実際にどう動いているかの例を挙げます。

仕事スタート
 ウィニペグ: 9:00 日本: 0:00
・クライアントは稼働していないのでパソコンに向かう作業を進める。

子どもが帰ってくるので仕事中断
 ウィニペグ: 15:00 日本: 6:00
・進んだ作業により、クライアントに作業内容を提出するためメッセージの送信予約をする。

クライアントにメッセージを自動送信
 ウィニペグ: 18:00 日本: 9:00
・予約されていたメッセージが送信される。
・夕方の家事、子どもとの時間をとる。

夜の部の仕事スタート
 ウィニペグ:20:00 日本:11:00
・送ったメッセージに対し返信や指示があった場合は対応する。
・こちらが寝る前までに次のメッセージが送れれば、日本はばっちり稼働時間帯なのでもう何往復か会話をすることができる。

オンラインミーティング
 ウィニペグ:22:00~1:00 日本:13:00~16:00

・リアルタイムでオンラインミーティングする場合はこの時間帯を中心に実施している。
・先方に示せる選択肢は少なくなるが、だいたい問題なく設定できる。

現在住んでいるウィニペグ(アメリカ大陸中部の時間帯)と日本には15時間の時差があります。

居住地によって時差が異なるのは大前提ですが、よっぽど会議が多い、進捗をしょっちゅう確認しなくては進まない仕事でない限り、フリーランスwebデザイナーとして日本のクライアントと働くのに時差は特に問題にならないと感じています。

webデザイナーに限らず、似たような作業スタイルのお仕事なら応用できる考え方だと思っています。


時差があることによるメリット

時差があることで、クライアントに喜んでもらえた経験もあります。

日本時間の夜に指示された作業を、日本時間の翌朝には納品できたことがありました。

これは一例です。

ある朝、メッセージの確認のためにSlackを開くと、継続的に小さな作業を時給で依頼されているクライアントから連絡が入っていました。
「急ぎで申し訳ないのですが、翌日の昼頃にはお客様に提出したいデザインがあります」という、具体的な作業内容が書かれたメッセージでした。

その時、私が住んでいるウィニペグは朝6時半、日本は夜9時半頃でした。
この日は例外的に、朝の家事を始める前にSlackを開き質問と回答を2往復ほどやり取りして仕事内容をきちんと把握しました。

子どもたちを送り出したあと、9時から作業を開始し、15時にはデザインを完成させてクライアントに提出しました。

結果として、クライアントは日本時間の朝一番で私の作業内容を確認し、私に必要な修正指示を出すことができました。
その修正対応が終わった時点で、日本時間は11時頃。クライアントはそのまま予定通り短納期のタスクを完了することができたそうです。

これには、
「時差がなかったらこのスケジュールでは納品できなかったので、本当に助かりました」
と言っていただきました。


時差の大きさや仕事内容にもよりますが、場合によっては不利だと思われがちな時差が強みになることもあります。
もし海外移住を考えている方がいれば、働き方とあわせて一度シミュレーションしてみると、意外な可能性が見えてくるかもしれません。


もちろん時差にデメリットもある

もちろん、時差があることで不利になる場面もあります。

たとえば、作業時間が日本時間ベースで指定されている長期契約や、正社員、契約社員、業務提携といった求人に応募できないことです。

クライアントワークの範囲内であれば大きな問題にならなくても、勤務時間が日本時間の日中に固定されている場合は、条件的に応募できないことが少なくありません。

実際、募集内容を読んで「これは無理だな」と判断して、その時点で諦めたことが何度もあります。
まあ、海外に住んでいる以上ここは仕方がない部分だと思うようにしています。
いちいち悔しがっても状況は変わらないので、早めに切り替えるようになりました。

一方で最近は、海外在住でも問題ない、多少時間がずれていても大丈夫、という募集を見かけることも増えてきました。
数はまだ多くありませんが、根気よく探せば時差というデメリットは少しずつ薄まっていくのかもしれません。

こうした現実も含めて、自分の働き方や優先順位と照らし合わせながら選んでいく必要があるなと感じています。


まとめ:時差は「致命的な弱点」ではなく「条件のひとつ」

海外に住みながら日本のクライアントと仕事をする、と聞くと、時差が大きな壁になるのではと不安に感じる方も多いと思います。
実際、働き方によっては不利になる場面があるのも事実です。

ただ、少なくともフリーランスとして、成果物ベースで進められる仕事であれば時差は致命的な問題にはなりません。
工夫次第でカバーできますし、場合によっては今回書いたように強みとして活かせることもあります。

住む場所が変われば、働き方も調整していくしかありません。
時差もその中のひとつの条件として捉えてみてください。
合う仕事を探しながら自分なりのリズムを作っていきましょう。
移住前からフリーランスとして仕事を確立されている方々の特権だと思います。

もし今、移住後の働き方に不安を感じているフリーランスの方がいたら、「どうやったら成り立つか」という視点で、一度シミュレーションしてみてください
思っているより、選択肢は残っているかもしれません。




ところで、なんでカナダに来たの?👇


渡航直後めちゃくちゃ大変だった話👇(こんなの誰にも体験してほしくない)



いいなと思ったら応援しよう!